音楽・ミュージシャン
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Goodbye 光のLoneliness
昨日の宇多田ヒカル さいたまアリーナライブから一夜の今。
何からどこから書けばいいのだろう。
曲順にライブの様子にヒッキーが語る言葉に・・
最初、ヒッキーが緊張してるように感じました。1曲目は「あなた」。そして「道」。
そしたら1回目のMCのとき、ヒッキーも言っていた。「こんなにたくさんの人がいることに、さすがにちょっと緊張しちゃった」
横浜アリーナの倍近く入るさいたまアリーナ。
私も会場に入って、不思議な傾斜にちょっと酔っちゃいました。最初のMCでとても照れてたように見えたヒッキー。
「じゃ、次の曲行くね・・アイムァ〜・・」
MC終わりから「Prisoner Of Love」歌い出しまでがほんの一呼吸くらいで、その切り替えに驚き&感動しました。
そして過去の曲連続で、どんどん乗ってくるヒッキー。
「最初は緊張したけど、だんだん慣れて気持ちよくなってきちゃった」ヒッキーのMCのことばかり書いちゃいますが、もちろんあの歌唱、存在感、ヒッキーが作ったんだという美しい歌詞にメロディー、すべてに大感動。それは大前提なのであります。
だけどMCに入るとヒッキーがシューっと小さくなる、ように見える。
私はそこにとてつもない魅力を感じたのです。「みんなが優しいから」「みんな優しい」
これを何度も言っていたヒッキー。
確かにそれは私も感じた。こんなに優しげで穏やかなライブはあっただろうかと。
ちなみに撮影OKでした。(フラッシュは禁止)
それが全体の優しさに繋がってるようにも思ったのです。「ファンクラブもないし、長いこと休んじゃってたのにこんなたくさん来てくれて・・これからはコンスタントにライブできるように・・うーん、子どもが学校行っちゃうと大変になるから、でも夏休みとかできるかな?ちゃんと計画するね」
誰かとの電話みたいな普通感。
そのはにかむ顔が優しげだから、それを聴く私たちも「うんうん(楽しみ)」ってお話ししてるみたいに心が穏やかになる。「じゃ、次の曲、いってみよーぅ!」
片手を突き上げるヒッキーにちょっと昭和な欽ちゃんを感じて嬉しかった。
すごく照れてるんだと思う。
しかし演奏が始まり、光に照らされるヒッキー。
間違いなくあの宇多田ヒカルなのです。
独特なビブラートも透き通るような高音も、確かに全身で捉えてる私。
難しすぎるメロディー歌い上げ、そして挑戦的でセクシーな視線やポーズで私たちをさらに酔わせる。お友達でもあるという女性ダンサーとのステージがすごく素敵でした。
「ともだち」と「Too Proud」
この2曲は正直難解と思ってたけど、ダンサーの表現とヒッキーの表現したかったことがぴったり合わさっていたようで、あとライティングとっても素敵でした。「Forevermore」はドラマの主題歌という色ががらっと取り払われて、こんなにかっこいい曲だったんだ!と感動しきり。大人なヒッキーにもクラクラ。
「Play A Love Song」の「Can we play アッ…」の余韻幸福感はいまだに続くし、「First Love」歌い出しのあの低さ。ヒッキー16歳の時のシングルなんて信じられないよ…!
そしてラスト曲の「Goodbye Happiness」・・So goodbye loneliness
恋の歌 口ずさんで・・対談などでたびたび「孤独」だと語るヒッキーが思い返された。
このツアー中のヒッキーは、「孤独じゃない」と感じられただろうか。
それともステージに立つ以上はいつだって避けられない孤独感?
だとしたらそんなヒッキーを包んであげたい、ツアーに駆けつけたみんなの温かさがそこにあるように感じました。
誰が始めたのかはわからない。
スマホの懐中電灯を点灯させて、即席ペンライトのようにみんなで揺らした。
最初はアンコールのとき。
そうして再登場するヒッキーを待ったのでした。そしてヒッキー登場。「Goodbye Happiness」でいよいよ終わりを感じた私たちはなんとも名残惜しく、感動と感謝をヒッキーに伝えたい。その思いが一致して高まったころ、またみんなで点灯して揺らした。

胸に手を当てるヒッキー。感動してくれてる!?みんな必死で携帯揺らす!
揺らす揺らす!名残惜しいよ〜ヒッキー!

ツアーのタイトルは「LAUGHTER IN THE DARK」
絶望の中で笑う。
こんな感じのことを、又吉さんとの対談映像でもヒッキー語ってたっけ。
DARK、絶望。
やっぱりヒッキーはそういうとこに光を当てるみたい。
どれだけそれでも笑えてこれただろうね。
ライブの前友人と「絶対泣く!」とか言って泣かなかったけど、今泣きそう。
余韻は時間ごとに移ろうのです。
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岡村ちゃんとYUKI:MASAKA武道館
27日(土)は武道館に行ってきました。

ホットスタッフプロモーション40周年企画ライブの2日目です。
タイトルに「MASAKA」とあるように、まさか!と思うような組み合わせとのこと。
でも確かに、岡村ちゃんとYUKIちゃんなんて、私にとっては夢のようなライブです。
SS席は外れてしまったものの、それなりに観やすい座席でした。
でもやっぱり武道館は大きい!
いつも岡村ちゃんと「目が合った・合わない」の気分も楽しんでいた身からすると、そんな感覚なんて望めようもありません。一緒にライブに行ったのは、過去も一緒にライブに行ってくれた友人。
前回は微動だにしなかった友人ですが、今回も最初はあまり動きがなかった模様。でも「カルアミルク」では、「ハーイハーイハーイ ハ・ハーイ…」のハンドウェーブを一緒にやってくれてたり、「愛はおしゃれじゃない」のときも手拍子たたいてノってたみたい!
モニターのカメラワークがDVDみたいにかっこよくて、岡村ちゃんって下からカメラで撮られるとすごくかっこいいんだな!と改めて思いました。
ちょっと思ったのは、もしかして武道館に立つミュージシャンは、武道館用とか巨大会場向けの曲を作るようになるんじゃないかということ。
高らかな歌い上げがところどころにあるような。
だから超メジャーな人気者の曲はわかりやすく浸透する曲が多いのだろうか。
「カルアミルク」と「あのロン」が武道館のムードにぴったりでした。それでも「できるだけ純情でいたい」は、曲調もダンスパフォーマンスもファンじゃない人にこそ見て欲しかったから、会場の圧倒されたようなどよめきにいつも以上に興奮。
「フゥ〜!」と、普段のライブでもやらない奇声を何回か浴びせてしまいました。そしてYUKIちゃん。
親しみを込めて「YUKI」と呼び捨てにさせてもらいますが、しょっぱな度肝を抜かれました。
声量がすごい!
高音もすごい!
ファンの雄叫びもすごい!
なんたって可愛い!!!「あのロン」で、会場全体が「ナーナーナ・ナーナー」の手の振りをしてたから、だいたいほとんどが岡村ちゃんファンなのだと思ったら、YUKI登場の瞬間、オセロの黒が全部白に変わったように「どわーーーっ!」とうねりが起こったのです。
急にアウエー感。でも私もYUKIのベストアルバムを持っているので、1曲目の「プリズム」では小さく飛び跳ねました。
YUKIは白い鳥の精みたいな衣装で、小さい体なのにその動きが観客席からよく見える。
イェイ・イェイみたいな、ちょいガニ股のノリを何度もやっていて、YUKIが足を広げるたんびにドキッとした。
またトークが可愛い!全部可愛い!!
おませなポーズを覚えた外国の子どもみたいにも見えたのです。YUKIという存在を目にしたときのあの圧倒感はなんなのだろう。
瞬間で武道館という空間いっぱいに声を響かせ、武道館の壁が震えるならば、私たちの心だって震えるのも当然なのでした。
泣きそう。何度も思った。
アカペラから始まった「tonight」は知らない曲だったけど、涙をこらえるのが大変でした。
泣いてる人もいた。YUKIを「拝んでる」という気持ちも湧いたのです。
触れたら何かが救われる。
直接手を差し伸べてくれるとかじゃなくて、あのキュートな笑顔で「うんうん」ってやってくれるだけで「また生きれるよね」と思える。
何もかもが圧倒的でした。木村カエラさんがデビュー前、YUKIのライブを見て号泣して、「自分もああいうステージをいつか絶対やる!」と誓って今がある、というお話を聞いたことがありました。
わかる。。
女子を鼓舞するんですよ。
ぐっと掴まれる。
それはYUKIの歌唱力だけじゃなく、キャッチーなイントロにも惹きつけられる魅力があるから、素敵なスタッフも引き寄せちゃうYUKIなのだろうなぁ。一番のハイライトは、「JOY」を2人でデュエットしたこと!
YUKIに呼ばれて、岡村ちゃんは真っ赤なスーツに着替えて出てきました。
そして岡村ちゃんが「JOY」を歌うという可愛らしさ。
それら、何か壮大なドラマのエンディングみたいでもありました。次に岡村ちゃんはキーボードの前へ!
即興キーボードは岡村ちゃんの本家ライブでしか見られないと思ってたので、これもまさか!の嬉しい驚き。YUKIを誘いたい(?)けど、していいことと・いけないことがあって…
いいことと・いけないこと…
(からの)イケナイコトカイ・デュエット!!YUKIは岡村ちゃんより1オクターブ高い音程で歌ってたことが驚愕で、なのに「ずーーぅーっと(待ってた〜)」の突き抜ける高音(思い出して失神しそう)。
ラスト曲は岡村ちゃんの「だいすき」。
YUKIの「へぽたいや!」も可愛らしかった…。YUKIと岡村ちゃんが何度もハグしたり腕組んだりしてても、なんの嫉妬も湧きません。
むしろ、YUKIこそが岡村ちゃんの愛すべき部分をたくさん引き出してくれたんだと拝みたい。「岡村ちゃんは可愛くて、色気があって、不思議だね」
との友人の言葉は、初・岡村ちゃんの代表コメントにも思えました。
「ぶりっ子と苦い青春が似合う仕事人50代」という唯一無二の像が愛おしくにじみ出てたのです。あ〜こんなに幸せな余韻ってあるだろうか。
そんな夜です。
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キョンキョンについて
キョンキョンこと小泉今日子さんが事務所を移動して最初の挨拶は、前事務所への感謝と、豊原功補さんとの恋愛関係の告白。 そして諸々の謝罪と、覚悟の宣言。
さすがキョンキョン・・・
キョンキョンが不倫しちゃったら、不倫がどんどん肯定されていくじゃないか!?という懸念の声はわかる。
私はこれまで小泉今日子さんに特別注目してたわけではないけど、「マンハッタンラブストーリー」を見てしまったらもう、キョンキョン!キョンキョン!って連呼したくなる日々。
もちろん「監獄のお姫さま」でのキョンキョンも愛すべき馬場カヨでした。こういうことがあったからとて、「ファンやめるわけないじゃん」と速攻で口をついて出る。
というわけで、にわかに思い出されたキョンキョンのお気に入り曲を、ランキングしてみます。
1位 「なんてったってアイドル」(1985年)作詞秋元康 作曲筒美京平
赤いコンパーチブルから ドアをあけずに飛びおりて…
この歌い出しは、この先何年たっても忘れないことと思います。
「コンパーチブルって何?」って思うんだけど、何年もあえて調べようとしなかった。
意味じゃなくて単語そのものが好き、それでよかった。
2位 「My Sweet Home」(1994年)作詞小泉今日子 作曲小林武史
これはドラマの主題歌でした。
しかもキョンキョン出てないドラマ、「スウィート・ホーム」。
山口智子さんとその息子のお受験ドラマ。
亡くなったお父様との体験を詞にされたというとても優しげな曲です。
3位 「艶姿ナミダ娘」(1983年)作詞康珍化 作曲馬飼野康二
「ヤマトナデシコ七変化」(1984年)作詞康珍化 作曲筒美京平このころの曲は歌い出しがすごく印象的。
やっぱり永遠に口ずさめる曲と思うのです。純情・愛情・過剰に異常 あっちもこっちも恋せよ乙女
(ヤマトナデシコ七変化)私はアヤフヤだけど 少しも迷っていない
恋して抱きあうことは 自然なことと思うの
(艶姿ナミダ娘)今聴くと、なんかグッときます。
キョンキョンの曲は、「自分の気持ちに忠実。
だから人から浮気っぽいと思われちゃう」というような歌詞が多めです。
そういうイメージで売っていたという珍しいアイドルでした。
4位 「優しい雨」(1993年)作詞小泉今日子 作曲鈴木祥子
これを一番に挙げる人もきっと多いでしょうね。 とっても美しい曲。
こんなに普通の毎日の中で 出会ってしまった二人
この歌詞はきっと多くの人もそらで口ずさめるとこ。
しかし、2番のサビの歌詞は忘れてました。運命だなんて口にするのなら 抱きしめて連れ去ってよ 私のすべてに目をそらさないで はじまってしまったから・・
これ、キョンキョンが書いた詞なのですよね。
キョンキョンは、谷川俊太郎さんの詩の朗読もすごく素敵だったし、吉本ばななさんを愛読書に挙げたというエピソードも聞いたことあるけど、わりと文学少女なのでしょうね。
5位 「キスを止めないで」(1987年)作詞秋元康、作曲野村義男
この作曲者はなんとたのきんトリオのよっちゃんだったんですね!
このロック調のかっこいい出だし。
これを歌いこなせるのは、当時のアイドルではキョンキョンだけでしょうね〜。
衣装もすごい。 ワクワクさせてくれる曲です。
あと「夜明けのMEW」とか「半分少女」「魔女」に。
そうそう、「渚のはいから人魚」はキョンキョンの歴史から外せない。
「The Stardust Memory」はアルフィーの高見沢俊彦さん作詞作曲の名曲だし、「あなたに会えてよかった」「木枯しに抱かれて」 キョンキョンカバーの「学園天国」も大好きでした。
キョンキョン讃歌みたいになってしまいましたが。。
不倫のこと、肯定はしないけども、やっぱり「個々人の事情」、それ以上でも以下でもないように思うのです。
不潔に思う人はそう思えばいいし、私はキョンキョンの痛みやずるさにも触れられてよかったと思う。
あんな大事務所から出る選択。いろんな判断。
干されたのんちゃんをすごくかわいがってたこととか。
やっぱりそうだった。そういう人だった。
これまで確かに感動した!笑った!って熱くなるのは、頭の中の記憶なのか、胸の中の想いなのか。
ともかくその勢いで、キョンキョンについて書いてみたのでした。 -
小室さんランキング
小室哲哉さんについての報道が出てましたね。
ミュージシャンがワイドショーに出てくると、その方の曲を猛烈に聴きたくなるのは毎度のこと。
ASKAさん報道のとき、「SAY YES」全体に貫かれるドラマチックさに改めて感動したりして。
そして小室さん。
今回ワイドショーで一発目、耳にしたのは「Get Wild」
これ1987年、わたし小6ごろですけど、幼いながらに音楽シーンが変わった!!と肌で感じ、今でもいつでも「かっけぇ!」と、イントロから堪能し尽くします。
「恋しさと せつなさと 心強さと」も、TMっぽいですよね〜。というわけで、私が好きな小室さん曲をランキング。
1位「My Revolution」渡辺美里
これは1986年の曲。
のちに姉が美里さんカラオケテープを買ってくれたとき「作曲:小室哲哉」と「TM NETWORKの人」がつながった記憶です。
ドラマ「セーラー服通り」のせつなさにぴったりで、何より詞がいい!ホームシックの恋人たちは ユーモアだけを信じている
交差点ではかけ出すけれど 手を振るときはキュンとくるね作詞は川村真澄さんという方です。
2位「Self Control(方舟に曳かれて)」TM NETWORK
TMの曲って、これ以外はランク付けにくいのですが、別格曲。
これも詞が素敵です。今までのぼくは 本当の悲しみ
知らずにいたのさ 君に会うまでは
自由のナイフで とらわれた心を
粉々にするさ バラバラにするさ作詞は小室みつ子さん。
小室哲哉さんとはお顔も似てる気がしますが親族ではないようです。TMの曲が素晴らしいのは、この小室みつ子さんがほとんど詞を手がけられてることが大きいと思ってます。
3位「Get Wild」「RESISTANCE」TM NETWORK
同率1位です。
「Get Wild」のイントロの長さに、ベストテン全盛時代のあのころ「攻めてるな」と思ったり、「あすふぁぁるとっっ!」ってめちゃ早口の部分を歯切れよく言いたくなるツボを押されたり、聴いてて楽しいとこばかり。
「いっつ ゆあぺいん おあ まいぺいん おあ さんばーでぃずぺいん」
この畳みかけですよ!「RESISTANCE」のイントロと出だしの歌詞もたまりません。
あの日 君を見送ったのは
砂が風に飛び散るスティションステ「ィ」ションなのですね。宇都宮さんは明らかにステ「ーイ」ションと歌っているのに、小室みつ子さんのおしゃれさがにじみ出ています。
4位「EZ DO DANCE」「BOY MEETS GIRL」trf
「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」H Jungle with t大学生のとき小室ファミリー時代は到来し、それまでほとんどテレビに出なかった小室さんの大メジャーぶりに、反発感をしばらく持っていた。
が!!その反発を崩したのがtrfのこの2曲。
「寒い夜だから…」までさかのぼってレンタルしてきたりして、そこから小室ファミリー曲没入時代が始まりました。正直小室ファミリー時代の詞はひどいというか…。
trfもこの2曲まではいいのです。I can hear my voice 今始まる
Midnight timeから この場所で夜明けまで歌ってた あなたが得意なSWEET LOVE SONG
やけに思い出しちゃって スーツケースに入れとこうけど、華原朋美、安室ちゃん、hitomiの曲などは本当に小室さん作詞?ギャルに忖度しすぎ?と思うほど、過去の少年っぽい青さが消えてしまってると感じる。
「WOW WAR TONIGHT」の、浜ちゃんの歌唱力が気にならないあの不思議さは、一体どんなマジックがかけられたゆえなのか!?
5位「seize the light」globe
globeの中ではマイナーかもしれませんが、素晴らしい一曲。
作詞作曲:YOSHIKIです。あっ、小室曲じゃない?
小室さんは作詞と編曲です。
KEIKOの高い声が終始透き通って、聴いてるこちらも挑戦したくなるYOSHIKIのはかなげな旋律。そう、小室ファミリー曲にハマる要因の一つは「挑戦したくなる」ということが大きいんじゃないでしょうかね。
ファミリーの大体が歌うまいとあんまり言えないレベルで、だけど一生懸命高い声を出したり旋律に乗せようと頑張ってる。
私ならもっと上手に歌えるんじゃないか…。
その挑戦心が、軽快な小室サウンドにまんまと掻き立てられるのです。
6位「FACE」「FACES PLACES」globe
連続で「FACE」が付く曲リリースの不思議さ。
いずれも出だしに惹かれます。
が、カラオケで入れたりすると、悲惨な展開が待っている。
本当のKEIKOの激しさに到達しようもない敗北感。
しかし「FACES PLACES」は我慢すれば、最後に「hmm…In 1997…」のあたり、神がかった静けさが待っている!
ここらまでにします。
が、安室ちゃん曲なら「Body Feels EXIT」「Chase the Chance」で興奮したし、華原朋美「I’m proud」はやっぱり「I BELIEVE 」をはるかにしのぐメジャー感。hitomiの「CANDY GIRL」は最初、「絶対歌わねぇ!」ってほどだったのに、1回カラオケで歌っちゃうと楽しくてしょうがない。
いやはや、あれもこれも、それもいい!って曲ばかり生み出された小室さん。
かつてトーク番組で吉田拓郎さんに非難めいたこと言われた過去はつらそうだったけど、こうやって思い出す作業自体、人生なぞるように楽しくなっちゃうなんてこと、ほかの方じゃあんまりないかもしれません。とにかく熱く長くなりました。
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安室奈美恵「告白」
NHK放送の 安室奈美恵「告白」見ました。
本当にドラマティックな人生ですね、安室ちゃん。
今聴く「Don't wanna cry」とか、涙が出るほどのドラマティックさ!!小室哲哉プロデュースが終わったころの安室ちゃん。
人気もずいぶん落ち着いてきてしまい、これからどうしよう…って悩んでた日々。
こうすべきか、どうすべきか、べきべき…。「SUITE CHIC」という、安室奈美恵という名前を前面に出さずに、いろんな人と音楽を作るその作業から思い出された「楽しむということ」
そこから迷いが取り払われて、「こうやりたい!」がどんどん湧いてきて、それが結果的に今の人気確立につながる新しいドアが開いた。
そこでインタビュアー・秀島史香さんの問い。秀:でもその新しいドアは自分で真っ暗な中探しに行って、これじゃないか?って開けに行ったドアなわけですよね?
安:いや・・開けに行ったドアはことごとく外れだったんですよ。
どこ開けても当たりはなかった、その時は。この返しの謙虚さ!っていうのにも感動したけど、「ことごとく外れだった」ってその時の自身の選択をそう捉えていたこと。
その勇気というのか、「ダメだったんですよ」って認めることのむしろ強さというか。
安室ちゃんってやっぱりすごいんだって泣けてきました。そのあと流れた「Baby Don't Cry」!!
そうだからBaby悲しまないで
考えても分んない時もあるって
散々でも前に続く道のどこかに
望みはあるから
雨の朝でも
(Baby don't cry)
愛が消えそうでも
(Baby don't cry)
一人になんてしないから愛が消えそうでも・・・
安室ちゃんの愛もまた、見つめてきたよなぁ。
だからこそ感じる詞の切なさ。
40歳にもなれば、もう本当にいろんな悲しみ。
安室ちゃんの「心」がこもってるってすごく感じる。そして安室ちゃんのまじめさがひしひし伝わったとこも。
「目の前にある単純なことを分厚い高い壁にしてしまうという難儀な性格だなって思いながら…」
「(MCをしなくなったのは)20公演とか毎年ある中で、今年はこの地域のこと、何食べたとかどう話そう?自分のエピソードにしたって20個もネタがない…」秀島さんも「安室さん、まじめ~!」って言ってた。
安室ちゃんのホロスコープ

安室ちゃんは金星と土星がコンジャンクションなのですね。
土星は高い壁を作るんですよ…。
金星期(16~25歳ごろ)、遊びたい年頃に安室ちゃんは、険しい道を歩むってことを腹に決めたのかな。
誰よりも自分が軽さを許せないだろうから。ファンのことを語る安室ちゃんは、大きなお母さんのようでした。
現在火星期のその火星が蟹座だからかなぁ。
その火星が木星とコンジャンクション。
しかも天秤冥王星ドラゴンヘッドとスクエア。「ファン」ったってただのファンじゃない。
そのチケットを取りたくたって取れない人も膨大にいるファンの数。
意識はいつでも膨大な人に向いていた、そんな人生だった安室ちゃん。
だけどもしかしたら、安室ちゃんもファンのこと「大いなる何か」みたいに大きく感じてくれてるのかもしれない。
デビュー20周年のあとに決めたのは「25周年での引退」。
そこからは、「引退に向けての5年」として見据えて企画したパフォーマンスだった。
1年40都市100公演にして、できるだけ多くの日本のファンに楽しんでもらう・お礼を言いに行く。
傷ついてつらかったときに支えてくれたのはファンだから。私はSNSとか自分で発信したりしないのに、何も言わない私に対して
「あたしたちここにいるから、あんたはステージで頑張んなさい」
ってファンが言ってくれてるのを感じたんですよ。何も言わない私に対して…
泣ける・・
ファンは不思議とわかるのですよね。
受け止めてくれてるってこと。安室ちゃんは若い頃から「いつか引退する」ってことをわりとシビアに考えてたようで。
「一生やる仕事ではないなと」
乙女座の安室ちゃん。
入社前から「手に職」とか資格のこと考える手堅いOLみたいでもあった。
だからなのか、自分の未来はこれからまだまだ明るく続いていくよ!って先ももう見えてそう。
それがとてもよかったです。
悲壮感の安室ちゃんでは全然なかった。
思った以上に明るくて頼もしい。「楽しむ」「好きなことやってたらもうワクワクして!」
自分にとってのヒントでもあったんです。「MCやんなくてもいいよね?」
ウフフ・・・って感じの安室ちゃん、めちゃ可愛かったですね。
心にひっかかるものはいっそのこと取り除いて。
好きなことだらけにしてみたら、そっちのほうがとってもいいみたい!!っていう成功体験を、安室ちゃんから学んだ気がした。
スターでありながら、どこかほっとするような地道な生き方とか、ずーっとフルで感動・胸いっぱいの安室ちゃん「告白」でした。
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ミュージシャン大並列
これまで何度もミュージシャン並列をやっているわけですが。
リクエストをもらって、今度Mステに出演する三浦大知×MIYAVIコラボのホロスコープをうっすら調べてみたら、なんとも興味深いものが浮き上がりました。
お2人とも太陽乙女座なのですね。
だけどムードは随分違う。三浦大知さんは月が獅子か乙女か微妙で、乙女だったら超乙女座マジョリティー。
太陽・水星・金星・火星、すべてオーブ5度以内。乙女座初期度数です。MIYAVIさんは月が魚座。
太陽乙女座だけど天秤座マジョリティーです。
水星・木星・土星・冥王星。
パフォーマンスはさることながら、なんたって顔が美しいです。音楽性についてはまだよくわかってないのですが、やはり2人とも職人だなと思います。
己の肉体で何がどこまでできる?ってことに挑戦し続けて、人の可能性をぐっと広げたように思える2人。
MIYAVIさんはピックなしでギター弾いてるんですね。地星座的!それで太陽乙女座って個性派ミュージシャンが多いのです。
まず浮かぶのは玉置浩二さんと井上陽水さん。
このお2人も先週、「SONGS」で共演されてました。
安室奈美恵さんに西川貴教さんに。
まだまだ個性派がたくさん。でも乙女座だけが本当に個性派ぞろいなのかな?
ってことが気になったので、好きなミュージシャンから知ってる程度の人まで、太陽12サイン別にどどっと並べてみます。
(敬称略・五十音順)牡羊座
Ayase、忌野清志郎、小沢健二、さだまさし、DAIGO、Taka(ワンオク)、藤原基央(バンプ)、BONNIE PINK、持田香織、YUI、吉田靖直、吉田拓郎熱い疾走感という感じでしょうか。
職人風でも色気前面でもピコピコ機械的でもなく、カラッとした永遠の少年感がやはり牡羊的ということなんでしょうね。牡牛座
綾小路翔、安藤裕子、奥田民生、大橋卓弥(スキマ)、岸田繁(くるり)、坂本美雨、佐藤竹善、田島貴男、常田大希、平原綾香、槇原敬之、増子直純(怒髪天)、美輪明宏、森山直太朗、吉田美和「声」という天然の楽器で存分に感動させられる方たちです。
聴いてるこっちのほうが草食動物の心地。
一貫性あるスタイルに、いつでも戻りたくなる安心感。双子座
亀田誠治、鬼龍院翔、KREVA、小林武史、高橋幸宏、根本要、の子(神聖かまってちゃん)、松たか子、宮本浩次、miwa、吉澤嘉代子双子座の方を探すのが結構難しかったです。
プロデューサー的手腕の方も上げてみました。
「風」「現代」「時代」を映し出すようなメディアへの適性感。
消えたと言われそうで消えない浮遊感の方たちです。蟹座
岡崎体育、GACKT、清水依与吏(back number)、志村正彦、チバユウスケ、野田洋次郎(RAD)、ヒャダイン、藤井フミヤ、細野晴臣、MISIA、YO-KING、横山剣(クレイジーケン)、渡辺美里意外にもツッパリ系が多いです。
平成の蟹陣からは腐のムードも感じられ。
しかし既に腐を脱したんだというような栄光感もちょっとまぶしい。
あと、じっとしててもお姉さんに可愛がられそうな男性陣です。
MISIAさん、美里さんの声は母なる大地の声。獅子座
大瀧詠一、岡村靖幸、尾崎裕哉、角松敏生、吉川晃司、久保田利伸、柴咲コウ、スガシカオ、七尾旅人、VERBAL(m-flo)、浜野謙太、藤原聡(ヒゲダン)、松岡充、矢井田瞳漂うのは、自称ビッグというムードでしょうか。
ほかとちょっと違うと感じるのは、地球星座・水瓶的だから?
日本の音楽シーンであんまやってこなかったこととか、実験的な派手パフォーマンスで地位が確立されていく。
シンバルキックとか?
”普通”に可愛らしく収まる方々ではありません。乙女座
安室奈美恵、石井竜也、井上陽水、大江千里、大森靖子、小田和正、奇妙礼太郎、坂本慎太郎、鈴木雅之、砂原良徳、曽我部恵一、玉置浩二、ちあきなおみ、長渕剛、西川貴教、一青窈、三浦大知、MIYAVI、矢沢永吉、山口一郎(サカナクション)やはり圧倒的に存在感あるカリスマミュージシャンが多い!
しかしこの理由はすぐわかりました。
地球星座で魚座だから。
「魚座である」というよりも、「魚座と向き合ってる」ほうが音楽を操れるのかもしれません。
そしてみんなどこか神経質そう。
しかしどんなにムードがイっちゃってても、乙女的常識感が苦しいほどに漂うからこそ愛されてんだと思います。天秤座
井口理、岡野昭仁、Salyu、秦基博、浜崎あゆみ、氷室京介、深瀬慧(セカオワ)、吉井和哉ここに共通点を見出すのって難しいですね。
イイ男、イイ女っていう確立感に口挟めない完成度でしょうか。
彼らを笑うなんてことできないし、そんなキャラなど望んでいない王子と姫。蠍座
AI、aiko、尾崎世界観、つんく♂、デーモン小暮、NOKKO、YOSHIKI誰一人として本名がいません。
名前を隠したいのは、秘密好き蠍座だからでしょうか。
いや、実は木村カエラさんとか向井秀徳さん、鬼束ちひろさん、松任谷正隆さんとかもいます。
しかしや目に見える明るさをストレートに信じられないような陰を感じるプロテクト感。射手座
絢香、大貫妙子、尾崎豊、川谷絵音、草野マサムネ、後藤正文(アジカン)、小室哲哉、椎名林檎、谷村新司、永積タカシ、松山千春、水野良樹(いきもの)、峯田和伸時が経っても「今」を感じられる方ばかりです。
射手座はやっぱり刹那の人だから。
詞からは存分にはみ出したがりを感じるのに、受け止めてくれる先を絶対わかってる方々。
弓矢の先の的嗅覚?
「詞」「言葉」においても人を感動させられる方々。山羊座
石野卓球、宇多田ヒカル、北川悠仁、Cocco、坂本龍一、高橋優、竹原ピストル、CHARA、トータス松本、浜田省吾、平井堅、藤巻亮太、松任谷由実、松崎ナオ、宮沢和史、森田童子、山崎まさよし国民的メジャー感がハンパないです。
誰しもが朝ドラ曲、ドラマタイアップ曲、CM曲いずれかでメジャーなものをお持ちなんじゃないでしょうか。
松崎ナオさんは、NHK「72時間」のエンディング歌われてる方ですが、なんとなく森田童子さんに似てると思ったら、森田さんも山羊座なのでした。
国民誰しもが抱く悲しみすらメジャー級に歌える方々。水瓶座
池田貴史(レキシ)、大槻ケンヂ、岡村孝子、小山田圭吾、カネコアヤノ、川瀬智子、小西康晴、財津和夫、坂井泉水、JUJU、中田ヤスタカ、中村一義、hyde、福山雅治、降谷建志、星野源、布袋寅泰、矢野顕子、山下達郎、YUKI個性的な面々!
サブカル系に渋谷系。
シンプル系も派手系も、みんなもれなくかっこい。
大衆にあんまコビてない、”私は私”のスタイル堅固感。魚座
あいみょん、ASKA、石崎ひゅーい、UA、織田哲郎、越智志帆(Superfly)、カヒミ・カリィ、クリスタルケイ、桑田佳祐、甲本ヒロト、コブクロ(2人とも)、桜井和寿、佐野元春、DAOKO、高橋真梨子、竹内まりや、徳永英明、中島みゆき、中納良恵(EGO)、野宮真貴、真島昌利、米津玄師すばらしきメロディメーカーの方たちです。
乙女座ほど神経質に見えないのは、乙女座はやはり「仕事」「技術」の鍛錬に厳しいからだろうか。
魚座は「備わっている」のだろうか。
普通にしてるだけで降りてくる人たち?
酔いたくなって泣きたくなるような揺らぎ感はまさに水星座的です。太陽サインが2つの境目で上げられなかった方たちもいました。
斉藤和義(双子か蟹)、稲葉浩志(乙女か天秤)、中島美嘉(水瓶か魚)だけどざっと見返してみるならば、斉藤さんは蟹かな~稲葉さんは天秤かな~中島さんは水瓶かな~という感じ。
基本、作詞作曲する方たちを入れてみましたが、なんか気になった嗅覚で調べた「歌う専門」の方も入れてみたりしています。ミュージシャン、まだまだたくさんいますけどね。
この大並列の最初の目的。
「乙女座ミュージシャンは本当に個性的なのか?」
については「間違いなくそうだった」と言えそうです。 -
ポール・マッカートニー武道館公演
2017年4月25日。
とあるところからご招待を受けて、ポール・マッカートニー武道館公演に行ってきました!一緒に行ったメンバーはほぼビートルズもポールの曲も聴いたことがない。
私もポールのソロ曲はあんまり分からないですが、ビートルズが好きだということで呼んでもらったようでした。ありがたい!
思えばビートルズにハマったのは大学3年ごろ。
年末に放送されてたビートルズ6時間スペシャルを見たのがきっかけ。
「ヘルプ!」のすごさを初めて自覚したような。
すぐに「リボルバー」を買ってきて。それまでビートルズといえば、いわゆる赤盤の明るく楽しげコミカルなイメージでしたが、きっとこのとき初めて青盤の世界を知った。
だけどもっとハマって、誰が何の曲を作ったか?ってとこに興味が及ぶと、小5の音楽の教科書に載ってた「イエスタデイ」、また小学校の掃除の音楽「ペニー・レイン」がポールの曲だったことを知って。
体にしみついたいくつもの曲を作った人の歌声や奏でる楽器音を、生で聴いてることの感動よ!
小さいとき、大学生の私にも、こんな奇跡は予想もつかないことでした。
これ一応ポール。
いいお値段の席らしいけど遠かったよ…。
いや、でも「あの」ポール・マッカートニーとライブハウスくらいの距離で彼の歌声を聴いている。
モニターじゃなくて、肉眼で彼の表情や仕草をうかがえるというのはやっぱりすごいことです。
1曲目は「A Hard Day’s Night」
武道館っぽい!
ビートルズっぽい!
「ビートルズ初来日」の映像で必ず使われる、「ジャーーン!」というギター音から始まるあの曲ですね。
日本名だと「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」のあの曲。2曲目は「jet」
ウイングスの代表曲。
1曲目の盛り上がりもさらにアツく!
これは東京ドームではやらなかったようです。
でもドームでは、武道館でやらなかった「NEW」をやったそうですね。
いいなぁ~。私はウイングスの曲に詳しくないので、武道館公演は半分くらいよくわからない曲。
でも「聴いたことある!」というのだと、ほとんどがそう。
ポールの作る曲というのは「親しみやすい」「まっすぐさ」というのが特徴のようで、たとえ初めて触れたものでもスーッと好感を持てるのです。
そういう曲を作れるってすごいことです。
コードがいいんでしょうかね。例えば5曲目の「Let Me Roll It」はウイングスの曲で、これまで親しんでこなかった曲。
でもテンポが変わる直前のギターのフレーズ、ずーっとベースにあるようなあのギターフレーズにはもう、中毒になってしまいそうな快感を覚えるのです。
イントロではハードに感じるフレーズが、サビの安定コード以降、間奏部分ではなんともセクシーな音色に。
知らない曲でもこうやって酔わせてくれる。
ビートルズにハマったのは、なんか素直じゃないような色気や愛情表現みたいなものをある日感じ取ってから、のような気がします。
白盤=ホワイトアルバムだと、もはや赤盤のビートルズっぽさがほとんどなくて、今思うと、解散のムードが忍びつつあるような、各々作った曲の持ち寄りバラエティー感。
癖がやっぱりあるから、よさはじわじわと、結構時間かかる浸透の仕方。
でもいったん「よさ」にハマったら白盤ナンバー1!みたいな、これまた中毒的なハマり方をするアルバム。
その変わり種の中においての「Blackbird」のしっとりさ。
たまに去っていきたくなるようなギリギリの気持ちは、いつでもポールの曲で引き戻されてきたのです。それにしても「Magical Mystery Tour」を楽しく合唱できたことが本当に満足。
♪~ラ・ラー… のハーモニーの気持ち良さ!
♪~ラっマージカ… の声通らす気持ち良さ!
「Live And Let Die」では炎の嵐!
ドドーン!と火柱が上がり、その音はちょっと怖かったけど、ボワンボワンと噴き上がる炎の中でもピアノを演奏するポールの平常心が素敵でした。
最後の最後の爆発の寸前でポールは演奏終わらせて耳をふさぐスタンバイ。
「耳がーー」
っていうしぐさが可愛かったです。そう、ポールって可愛いのですね…。
お尻フリフリしてくれたり、感動のポーズは万国共通なのにどこかカッコいい。
スリムだからかな。
会場に入るとすぐに、「週に1回だけ、ミートを食べない日をもうけよう」というベジライフ推奨のポールのチラシをもらいました。
なるほど、3時間近いライブで1滴も水を飲まず、休むこともないポールの体力は、肉など負担ある食べ物を摂取してないゆえかも…という、音楽以外の生活のことまで感じさせてくれるポール。1部最後の曲「Hey Jude」では感極まりました。
これまで何度も聴いたことある曲。
でもこんなに平和な曲ってあるでしょうか。この日は、とある国からミサイルが発射されるかもしれないと噂されてた日。
もし撃たれたって、この瞬間に死ねるなら幸せだとすら思ったけど、こんな愛と平和に満ちた空間は、誰にも侵せないはずだという確信もあった。
みんなもそう思ってたんじゃないかな。
揺らめく手がなんとも平和的だった。
♪~ナナナーナー ヘイ・ジュード…の観客アカペラは美しかったなぁ…。
ポールは毎度「ダンセイだけ歌って!」「次はジョセイ!」って言ってくれるらしいけど、実際自分が「ジョセイ」の中に入って歌えるとは!
そのジョセイ声のあまりにも繊細な歌声にまた涙がにじむ。
大勢の女性の声って、雌猫の毛並みみたいです。アンコール1曲目は小学校の時から親しんでいた「イエスタデイ」から!
そのあとステージには6人の日本人ファンが招かれて、ポールに肩組まれながら「お名前は?」「どこから来たの?」と英語で会話交わしてました。
「フロム・カナガワ!」
とか言っても、ポールには「??」なのですね、そりゃそーですね。
それを素直に表すポール。
「シズオカ!マウントフジ!」
と言ってる女性もいたけど、ポールに通じたかな~。
そして最後はおきまりの「Golden Slumbers」であります。
なんという曲を作ったんでしょうね…と本当思う。
Carry That Weight~The End…3曲?これで1曲?どんだけの新しさだよ!どんだけの実験!と、アビイロードのアルバム聴いたとき驚愕した。ギターを弾いたり、ピアノ席へ移動したり、曲ごとに楽器を変えるポールの動きも楽しい。
しかし「The End」が演奏されているということは本当にライブもThe Endなのです。
それを認めなきゃならない。
ポールもこの曲の前に「モウソロソロー!」って叫びながら「おねむ」のポーズしてたもんね(笑)
そのときに、そうだ、ポールは74歳だったわ…って会場のみんなも納得したようなムードを一瞬感じた。
初武道館でもありました。
独特の会場ですね。
昭和って感じがいいじゃないですか!
あの門にお濠。
でも建て替えが迫ってると?
改修しても独特のムードは残せるかなぁ。
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続・宇多田ヒカル「Fantome」
宇多田ヒカルのアルバム、新譜含めて3枚届きました!
と同時に、なんとスピーカーまで買っちゃいましたよ。
私に音楽への熱意を呼び覚ましたのは2012年、岡村靖幸氏の音楽との出会いだったわけですが、「よりいい音質で聴きたい」と2016年、私を突き動かしたヒッキーの新譜「Fantome」は、それほど胸揺さぶられるものでした。

「Fantome」
=亡霊・幻影(フランス語)曲を聴いて涙がにじむものばかり。
こんなアルバムはないです。
私はやっぱりここに、「日本にいなかったヒッキー」を感じる。「タイアップ」は商業的にも社会的にも「成功」とダイレクトにつながるのだと思われてるけど、私にとっては「悲劇」でしかない。
ドラマの主題歌ならまだしも、公式応援ソングとかがよくわかりません。「Fantome」の中の「花束を君に」と「真夏の通り雨」は、だから私にとってちょっと避けたい曲だった。
のだけども!!!そこはさすがヒッキーです。
タイアップのイメージを凌駕してる。
「いかにも国民的」というTV番組のイメージは、このアルバムの中においては完全に薄れてます。
どんなに好きで見てたTVだとしても、「公」ということの商業感がどうしても好きになれないことがある。
大事な大事な曲の「一部分」を切り取るってのは、やっぱりどうかなっていうのすら浮かび上がらせたこのタイアップ曲。
一部分が見せる「顔」は、本来の「顔」とあまりにも違う。「真夏の通り雨」は、なんならもう涙がこぼれちゃいました。
「NEWS ZERO」のエンディングと全然雰囲気が違います。
その詞は一瞬、抱き合う男女に思える。汗ばんだ私をそっと抱き寄せて
たくさんの初めてを深く刻んだだけど「はっ」とした。
抱き寄せられているのは、赤ちゃん…。
そこに気づいたときに涙がぼわーっとあふれて…。このアルバムは、すべて「お母さん」への思いが込められてるように感じました。
この間の「SONGS」がまるで付属DVDみたいに、いろんなヒントが込められてたよう。もちろんヒッキーにとってのお母さんといえば藤圭子さんなわけで、ヒッキーとの別れがドラマチックに思い起こされたりもするんだけど、だからといって「ヒッキーのドラマ」前面のアルバムじゃない。
「私とお母さん」
誰にとってもそんなアルバムだと思うし、
「私と愛する人」
性別や関係性も超えた、すべての愛へのアルバム。なんたって1曲目の「道」です。
この間の「SONGS」では、歌うヒッキーの姿に圧倒されて、その後何度も試聴したくなって、買うまでにはもうメロディー覚えちゃって大好きな曲となりました。
ヒッキーといえば「畳みかけ」が特徴的でもあります。
「Prisoner Of Love」でも、その”Prisoner of love…”っていう歌詞を何度も繰り返すし、「Keep Tryin'」でも特に最後の方で”お父さん Keep tryin' tryin'…"って畳みかけるように繰り返してる。
どっちもここの部分がほんと好き。「道」では”It's a lonely It's a lonely …”とか”not alone not alone ナラローン …”って繰り返すとこがなんとも気持ち良い。
そしてこの2か所の間にある”フッフッフッフッ…”ってとこが、まるで出産時の「ラマーズ法」みたいに聞こえるのは私だけ…?失った苦しみ。
産みの苦しみ。
どちらも壮絶な体験だっただろうけど、確かにその経験がこのアルバムのベースに横たわっているようです。
愛していたし、愛されてもいたということへの深い感動も。歌詞ブック開くと、アルバム名のごとく藤圭子さんとの合成?と思うほど似てるヒッキーのモノクロ写真。
でもカラーで映るヒッキーは、間違いなくヒッキーです。
それも、これまでとは違うnewヒッキーを感じるわけで。2曲目の「俺の彼女」を試聴したときに、このアルバムを買おうと決めました。
なんかちょっとジャズっぽく感じて、ヒッキーってこういうのも作るんだ!こういう歌い方するんだ!っていうとこにワクワクしたのでした。
このアルバム内では珍しく「男女」の曲。
ヒッキーが男役・女役両方やってます。一人ミュージカル風がまた切ない。
こういうメンズに悩んでる女子が、今の日本にどれだけいることか。
日頃からそんな風なことはビシバシ感じてて、私だってブログでそういう不満を綴りたい。
「さらっとしてて、かつ美人」
そんなことばっか求めやがって。
だけど書いちゃうとキツくなる。
ただの遠吠えはさびしくなっちゃう。
それをヒッキーは歌っちゃうのですね。カラダよりずっと奥に招きたい
ほんとはココ!!
…って、力説したいのは一体誰に?本当に欲しいものを欲しがる勇気欲しい
女としてのあり方だけじゃなく、人間としてのあり方まで切なく訴えてくれるヒッキーです。
そしてまた泣ける1曲「人魚」
今度こそは男女の曲だろうと思って聴いてみました。シルクのブラウスが濡れるほど
黄昏が胸の奥 滲んでしみるだけど・・・
沖へ向かう人魚を見たの
お母さーん・・・
「ブラウス」とか「濡れる」とか「ベッド」とか、そこで男女を感じる年齢じゃなくなってきてるということでしょうか…。
今の私にはどれも「少女性」とか「赤ちゃん」の暗喩に思える。ヒッキーは何もかも誰よりも超越してるように見えるのに、誰にでもすーっとわかりやすくて、難解さなんてちっともないメロディーの曲作ってくれるとこが好きです。
「人魚」はそう思わせてくれる、ほっと安心感のある曲。「率直でないことが不謹慎に思えた」
「勇気を出して率直に表してみた」これもまた、「SONGS」での言葉。
率直であるのは難しいよ、日本では。
っていうのは、本当に言い訳。
率直さは自分を変える、人を変える。
その真剣さがどしんと伝わってきて、泣けたんだと思うのです。
お母さんみたいに低くまろやかなヒッキーの声は、
そうか、子守唄みたいでもあって。
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SONGS宇多田ヒカル
この間の「SONGS 宇多田ヒカルスペシャル」見ました。
なんかすごいことを言っていたヒッキー。
そして「道」という新アルバム内の曲を歌っているときのヒッキー。
20代前半で、例えば「Prisoner Of Love」とかを作っちゃう。それら一つ一つに鳥肌を立てまくってました。
「日本にずっと居なかった人」
という人の姿は、時にありがたいと思ったりする。もう慣れきって収まりきっていい人ぶってるみたいなひとびとにはもう飽き飽きしてたんだけど、ヒッキーは日本のメジャーシーンに収まらない人に見えた。
だけど結婚・出産を経たからなのか、「人間活動」を充実できたからなのか、「収まりますよ」という物分かりのよさも放たれてました。そんでSONGS終わってから即iTunesで「Prisoner Of Love」をダウンロードしたものの、1曲じゃどうしても気が済まず、Amazonでヒッキーのアルバムどれ買おうかチェック。
今日までどれ買ったらいいかなかなか決めきれずにいたんだけど、さっき新アルバム含めて3枚一気に買っちゃった!アルバムはAmazonで買ったので、到着は後日!
新譜の感想はまた聴いてからということで、今日はヒッキーのホロスコープを見てみます。
ヒッキーの月は、日本で生まれてたら何時であっても魚座なんだけど、ニューヨーク出生となると夕方には牡羊座の月になります。
が、1:17というのがヒッキーの出生時間だという情報を真実とさせてもらいました。
なので、やっぱ月は魚座。私がSONGSで鳥肌を立てたヒッキーの言葉。
「(最初に親にしてもらったことなどが)全て無意識の中にある、闇の中」
「その無意識から人格の基礎となるものや世界観が形成されていく」
「苦しみや闇も(忘れているのに)」このことについて、寝床でもずっと考えてました。
いや、きっとこれまで本とかでもこういうこと目にしてるはずなのに、宇多田ヒカルという人を通して初めて「わかった」気がしたのです。
で、ヒッキーは本を読んで気づいたとかじゃなくって、自身の子育てを通してハッと気づいたみたいで。誰だって母親はそういうふうに思うのだろうけど、どこの誰からもこんなこと聞かなかった気がします。
ヒッキーすごいな~月魚座っぽいな~。
月魚座の人が放つ言葉は、「ハッ」とさせられる深さがあります。
生死宇宙につながるような。ヒッキーは火星も魚座、しかも初期度数だから、あと2~3年後にはもっとスピリチュアルなイメージが強くなるのだろうし、音楽活動も本格復帰されるのかな~とも思いました。
ライブ活動とか?
これは人間活動宣言をした日の2010年8月9日。
プログレスの太陽の上にトランジットの海王星が乗ってたんですね。「本来の自分とイメージがどんどん大きくかけ離れていっちゃう」
「自分のことなのによくわからなくなっちゃう」人間活動宣言前の心境を、こう語っていたヒッキー。
海王星がネイタルやプログレスの太陽・月と強いアスペクトを取ると(コンジャンクション・オポジション・スクエア)、「自分はなんなんだ」と悩む時期が誰しも訪れるのだと思います。
自分のモードがなんだか「社会」に合わなくなってきたり。
社会にとって無意味な存在に思えたりとか。
否!「社会」より「自分」が正しいんだ!と主張したいような、けどやっぱり消えてしまいたいような…。また、「雲散霧消」みたいなことも表されたりします。
太陽だと、「社会的な地位」とも言えるのでしょうね。
だけど海王星は単に「消える」という意味よりかは、やっぱり「霧になった」という表現の方が正しいかもしれない。
時に人を酔わすような。ヒッキーは日本という社会からは一時的に存在が見えにくくなったけど、「ヒッキーのCDを買わなきゃ!」というムーブメントはこのとき、より強まったのだと思う。
「伝説」みたいにもなった。
ヒッキーの結婚も出産も、そのニュースはなぜこんなにありがたいのだろう。そしてヒッキーの月は海王星とスクエアなのですね。
「どの面においてもアウトサイダー」
これもSONGSでのヒッキーの言葉。
日本人としてもなじみにくさを感じ、でも外国人からはまんま日本人で、そして家庭環境も特殊なヒッキーは、「うちって他のおうちとなんか違う」って幼い頃から感じてたようで。「月」は幼少時代を表すし、そして「お母さん」ですね。
ヒッキーにとってお母様の藤圭子さんは母親としても歌手としても大きな存在で、ステージに上がる藤圭子さんのことを「わーすげー!」って、放たれるオーラに感激していたようです。やっぱり「普通」ではないですよね、月ー海王星スクエアって。
しかも海王星は射手座だし、月は9室のカスプ支配星だし、「海外」という意味合いも強そうです。「私の原点は母だった。」
この言葉の意味は広くて、とても重い。
最近話題の13星座占いを目にしたヒッキーのTweet。

いや、でもね、ヒッキーの性格は水瓶金星×魚月火星ミックス部分、からの孤高で自由な繊細歌姫ってことなんだと思うけどなっ!
山羊座はそれらをメジャーにするよ。
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DREAMS COME TRUE
昨晩の「関ジャム」のゲストはドリカムの中村正人さんお一人。
中村さんが吉田美和さんを「天才」と崇めながらも、ちょいちょいdisっぽっかったのが面白くて見ちゃいました。
私にとってドリカムは、「あのころ」です。
今でもドリカムは現役バリバリなのだけど、私の中のドリカムは中学1年~高校3年の「あのころ」が、瞬間冷凍カプセルみたいに凍結しています。そういうミュージシャンって、ほかにもいるかもしれない。
「あのころ」は「あのころ」で、「最新」で塗り替えたくないという頑固さは、自分で決めてしまったことなのです。ドリカムの「The Swinging Star」を、高校の修学旅行の帰り道、余ったお小遣いで購入したんだったな~。
さて、中村正人さんと吉田美和さんといえば、なんか衝突が激しそう?というお姿を、ちょいちょいテレビで見かけたりします。
吉田美和さんの芸術家肌な感情の起伏を、中村さんが見つめてる…カメラにちょっと苦笑い向けながら…というレコーディング風景ですかね。関ジャムで中村さんが言ってたことで印象深かったこと。
・吉田美和さんは曲が「降りてくる」のだそう。
横断歩道でも夢の中でも、「音楽の神様」と交信してるっぽい。
・吉田さんは作曲もするけど譜面が読めないようで、テープに歌を入れて、中村さんがそれを起こして編曲をしてるとのこと。
・吉田さんの1音のこだわりがすごくて、よく衝突するそう。
・吉田さんがまた、中村さんが最も腹をたてるような一言を言うそうで。
・でも基本的に「吉田様」な中村さん。
・吉田さんの心からのファンである中村さんは、吉田さんの才能をみんなに知ってもらいたいという一心で曲を完成させているとのこと。

なるほど~吉田美和さんは太陽金星と海王星がオポジションだったのですね!
「降りてくる」という表現をされる方は、ほぼ「海王星」が利いてるんじゃないかと思います。
しかも「牡牛座」の太陽と金星。
美声と美メロディーの宝箱を、海王星が埋もれさせじとワンダーランドの夢の国…まさにDreams Come Trueてなわけですか…。そして、この図では吉田さんの太陽にぴったりと中村さんの月がコンジャンクションしてます。
出生時間によっては月は太陽と離れるかもしれないですが、牡牛座であることは変わりない。
これはまさに「吉田様」ですね。太陽と金星が牡牛座の吉田美和さんですが、牡牛座って「対・大勢」というよりかは「対・自分」
良いもの・美しいものを生み出したい吉田さん。
「多くの人に吉田さんの曲を知ってもらいたい」というところにブレがない中村さんは、「そこ」に焦点を当てて吉田さんの曲をポピュラーに落としている。
「多くの人」「対・人」←これが天秤座の中村さんっぽいです。吉田さんの蟹座の月は、魚座土星・蠍座海王星とグランドトライン気味で、しかも太陽や金星ともセクスタイル。
海王星から囁かれたもの(詞曲降臨?)を、美しい音楽として生み出して、世の女性たちをメジャー級に魅了する。
吉田美和さんはそれを「使命」と受け止められてるんじゃないでしょうかね。しかし中村さんが語る吉田さんのストイックさは、「やっぱり!」と思うものの結構な強烈さも放ってます。
「乙女座」っぽさを感じたのです。
そしたらば乙女座がやっぱり大変なことになってました。
火星と天王星と冥王星で団子状態!
しかも魚座の土星とオポジション!1965年生まれの方は、誰しもこの魚座土星ー乙女座天王星冥王星オポのアスペクトを持ってると思うのですが、人生も性格も激しい人が多いのですよね。
「働く」ことの過剰さが恐ろしいくらいな人ばかり。
で、そういう死ぬほど働いたり、実際死ぬかと思うくらいの極限体験をすでに乗り越えた人もまた多くて、うちの姉もそうなんですが、そうすると「死ぬほど頑張ったあのころ」という経験を武器にしてるというのか、タフさと同時に大きな傷跡もチラ見えするような、なんかすごいパワー・異様な明るさをみなぎらせてる人が多い1965年生まれです。「1音」のこだわりも乙女座っぽい。
中村さんが最も腹をたてる「一言」が放てるのも乙女座っぽい。
けど、中村さんも金星と冥王星が乙女座。
ぎゅっと固まった乙女座部分を、中村さんの初期度数と最終度数の乙女座で、受け止めてる図…に見えてきます。
吉田美和さんは95年、「LOVE LOVE LOVE」を出したあとにソロになられたわけですが、それはいわば「中村さんのもとで曲を作りたくない」という意思表示でもあったようで。
でも、結局「ドリカム」としての活動に戻る。
このタイトな乙女座火星は、中村正人さんそのものに思えてきます。
吉田さんの中に、「おらおら、曲を作れー!」という鬼のような人格がいて、その役割を中村さんに担ってもらうべく引き寄せたんじゃないのかなって。衝突が多いのは、「目的」の太陽が150度だからでしょうか。
どっちもどこかで妥協しなければならないという150度。
牡牛座は、こだわりぬきたい。
天秤座は、みんなのこと考えたい。
ファンのこと、事務所のこと。
でも牡牛座も天秤座も支配星は「美」の金星ですものね、メロディーという美しいもの。
だから目的はある意味合致してるとも言えそうですね。あと、火星と土星がスクエアだと結構な泥仕合いだというのは、いくつかのサイトで見たことがあります。
火星のやる気に土星がストップをかけるから、火星が暴発するという。中村さんの双子座火星vs吉田さんの魚座土星
中村さんの射手座土星vs吉田さんの乙女座火星ここだけ見ても、楽天能動ビジネス風の中村さんvs繊細女子的陰のリアルさに妥協できない吉田さん…というストーリーが浮かび上がるようで。
衝突する要素も多いけど、長く一緒にやってるゆえんも見出せるようなホロスコープなのですね。
関ジャムで中村正人さんは最後に、「吉田美和の1億%をみんなに伝えたい」「でもまだまだこれからだ」とおっしゃってた。
吉田美和さんの作詞の世界。
いわゆる音楽理論から作ってるわけではない曲の数々。
こだわりとポピュラーへの願いは26年前から確実に届いてて、女子の心は本当にわしづかみにされたのです。と、ここでMyドリカムランキング!
1位:眼鏡越しの空(作詞作曲吉田美和)
2位:戦いの火蓋(作詞吉田美和 作曲中村正人)
3位:Ring! Ring! Ring!(作詞作曲吉田美和)
4位:LOVE GOES ON…(作詞作曲吉田美和)冷凍カプセルになってるもんですから、挙がる曲も随分前のものばかりです。
上位3曲を、さっき一気にダウンロードしちゃいました。あと、そりゃやっぱりね、「未来予想図Ⅱ」のエンディング。
「ティティ♭ティティ♭ティ…」の、適当にそれっぽく♭つけてみたけど下っていくところ、そこから吉田美和さんの「ウォ~…」っていう雄叫び…いや、遠吠え?なんていうんでしょう、とにかくあのエンディングは音楽史に残るほどと思うのです。まだあのころ、「笑顔の行方」でしかドリカムのこと知らない人が多かったような時代。
カップリングに入ってた「未来予想図Ⅱ」で、どわーっと感動が中学校いっぱいに広がったようなあのころ。
前のアルバムを借りっこして、「うれしはずかし朝帰り派」と「うれしい!たのしい!大好き!派」と、あっという間に分かれて。
私は「朝帰り派」だったかな。
やっぱりエンディング、吉田さんの「ウォ~」という朝帰りの喜びに燃える雄叫びを共に歌いたくてね! -
SUPER GIRL
今年最後の文章は、NOKKOのこと。
この間の「SONGS」見ました。
レベッカ特集。いや、も~ あれから「SUPER GIRL」がずっと寝る時も起きてからも、頭の中で鳴っている。
乙女たちは鏡の中の 自分に呪文をかけたわ
いつの日にか誰もがみんな あっと驚く美人になるって
ラッシュの電車でふと気づくの…
SUPER GIRL それなりってなんなのよ…
他人のことまで 救えないSUPER GIRL…
復活ライブでのNOKKOは、やっぱり歳を感じられるものはある。
でも、だからこそ胸に迫るものがあった。
ベースの高橋さんと浦和を歩くNOKKOは、敬語を使ってしっとりと昔を振り返る穏やかさで、昔のはちきれそうな少女感たっぷりな面影は、ほとんど感じられなかった。
「あのころ」を語るNOKKOは、「よくやれてたな」っていう殺人的多忙な日々をつらそうに思い返す表情で。
とっても可愛らしかったけど。でも!
そんなNOKKOを本当に愛おしいと思ったのでした。こんなにまで頑張って、きっとあるときちょっとだけ壊れて、もがいて逃げて離れて、そして、なぜだかまた「ふつふつ」と、音楽・レベッカへの思いが湧いてきての復活劇。
大きなクリスマスツリーをバックに、つらい日々を告白してくれたNOKKOのいたあのお部屋は、熱海のご自宅なのかな。「”レベッカ”がダンプカーみたいに追いかけてきて、それから必死で逃げていた」
「フレンズみたいなの、フレンズみたいなの…って求められて…」
「(ソロの)アルバム出すたびにみんなをがっかりさせて裏切り続けて…」
結構深刻な独白。
私がレベッカを初めて聴いたのは、たぶん小学校3年~5年くらいのときで、高校生のときにレベッカは解散した。
あんなに好きだったのに、だんだんCDを借りなくなってきて。
この「SUPER GIRL」が入ってるアルバム「BLOND SAURUS」の中の曲は、ほとんど忘れてしまった。あのころ大好きだったミュージシャンたち。
ユニコーンも、JUN SKY WALKER(S)も、ドリカムも、いっとき離れるような分岐点が必ずあった。
ドリカムは今でも頂点をキープしてるけど、あんなに極めてるのに時々TVで見せる独白は苦悩に満ちている。ミュージシャンって、頂点まで行ったような人ほどどこかで「活動休止」とか「解散」とか、あと体壊したりメンタル壊したり…って噂があがったりしますね。
「あのころ」から逃げるようにして、ひっそりと生活してる中で充電されるのは、
「その人」にとっての真に豊かな人生なのだろうな。第1子が生まれた時のNOKKOの写真が神々しかった。
そんで、今のNOKKOのナレーターにも泣けた…!
「こんばんは、NOKKOです」かわいくてね~
NOKKO
太陽:蠍、月:双子
水星:蠍、金星:蠍、火星:射手
木星:牡羊NOKKOの太陽は水星・海王星・リリスとコンジャンクション。
太陽が海王星とアスペクトしているミュージシャンは、相当多いのですよね。
アーティスト性が必ず備わっているということでしょうかね。今52歳のNOKKOは木星期。
この時期に復活したのは、トランジットの山羊冥王星と、牡羊天王星スクエアの影響なのかなと思います。
冥王星は「復活」も表します。レベッカは1985年~1986年に、「ラブ イズ Cash」「フレンズ」「RASPBERRY DREAM」で人気が頂点に達し、1990年に活動休止、1991年に解散となりました。
このころ冥王星は「蠍座」にあったのですね。
NOKKO絶頂期は、22歳ごろの金星期。
この金星は、直接冥王星とアスペクトはとってないのだけど、この頂点期にNOKKOの太陽群の上に冥王星があって、とことんモーレツなパフォーマンスを要求されてた時期と重なる。NOKKO太陽期の25歳ごろには、冥王星は太陽群の上から離れていってて、「もうそんなに働かなくていいよ」「モーレツ期はここでおしまい」なんていうスイッチ切り替え期だったのかな。
絶頂期のパワーを維持できないことに苦悩したNOKKOだったかもしれないのだけど、「あのころ」の冥王星は、「また復活の時に!」なんて、しばしのお別れ。
そして木星期のNOKKOに「こんにちは」したのかしらね。土橋安騎夫さんもドラムの小田原さんも若くて驚いた。
「SONGS」が、ベースの高橋さんの目線からも語られていたのがとても沁みました。「フレンズ」もいいかもしんないけど、アルバムの中の曲はもっと、どれもどれも違う輝き方をしてる。
歌も詞も、あんなにわくわくするパフォーマンスを見せてくれたNOKKOは、感性育ててくれた音楽の母です。NOKKOになりたい、NOKKOになりたかったんだという胸アツな少女のトキメキが、2016年のどこか・何かにつながったらいいな…と願って年末年始を過ごします。
良いお年を。
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愛の意味・・・
去る2015年11月1日!
岡村靖幸「愛の意味」というツアーに行ってきました。いつもMCはしない岡村ちゃんだけど、ここのところは曲中にちょろっと語りかけてくれる。
「愛の意味、わかるかな?」
「僕はちょっとまだわかんない」「君の一番大切なものは何?お金?愛?SEX?」
「僕はまだよくわからない」いっつも「わかんない」ってぶりっこするんだからさ(笑)
今回のツアーで今でも余韻として残っているのが、
ピアノ弾き語りのときの1曲目
「Desperado」
イーグルスの曲です。前回のツアー「This is my life」のときの余韻曲は
サザンの「慕情」
初めて行った岡村ちゃんのライブでの余韻曲は
ビリー・ジョエルの「素顔のままで」岡村ちゃんの曲じゃない、でも岡村ちゃんが選択したというこれらの曲からは、アーティストではない岡村靖幸が溢れ出しているようで、帰ってからものすごいじわじわが、眠れないほど押し寄せてくる。
そんであと、普段ヘビロテに聴いてない曲が登場したりすると、「なんて素敵な曲だったんでしょ!」と改めて感動させられて、選択曲と自身の曲と、その共通点というのか、相通ずるスピリットみたいなものを、ずーっと胸の中でサーチしてるような。
今回、その改めて感動させられた曲っていうのが、
冷たくされても
ミラクルジャンプ「ミラクルジャンプ」に本当に悶えました。
「HEY!HEY!HEY!」のエンディングテーマだったんですね。「カルアミルク」も「だいすき」も、いつだって代表曲、名曲の上位から下がることはないけども、みんなが好きな、私だけが好きな?岡村ちゃんらしさは、「ミラクルジャンプ」の中に詰まってるような気がするのです。
「いわばシャイで引きこもりの日常を返上したい」
「少年の情念で冒険をつかみとりたいぜ」
って、(きっと)お部屋で奮起してるような。
「冷たくされても」は、歌詞は岡村ちゃんじゃないのですね。
でも旋律ももれなく素敵です。
iPhoneで聴いてるだけでは伝わってこなかった。
今の岡村ちゃんが歌うから、なおいいのです。なんというんでしょうね、選択曲と自曲とに通じる、どこか圧倒的なポピュラーさのある旋律。
「ヘイ・ジュード」にも「ボヘミアン・ラプソディ」にも通じるような、赤ちゃんもすやすや眠り、3歳児もお尻フリフリするようなまっすぐなメロディ。
素直さというのか。いろんな曲を作ってる岡村さんだけど、このまっすぐな曲を歌ってるときは、セクシーで悩殺デンスを踊ってくれる岡村ちゃんとはまた別の顔が出てしまっていると感じます。
それはきっと、その切なさは観客みんなで共有できそうにも思う。「かわいい」
それに尽きるような気もしてくるけど。
「スマスマ」に出てたときと同じスーツを着てたけど、あの緑チェックのスーツが本当にかわいくて大好きで、とってもお似合いでした。
あと、口をむちゅっと突き出すあれね。
あれは、岡村ちゃんなりのアヒル口なんじゃないかなって、今回思った。(はーモテたい…ぷんぷん)
ってな!!ステージの左隅でやってくれたポーズもまた可愛かったぁ~くぉの、ぶりっこめ!!
ずーるーいー!なんて、むっちりした二の腕をぐゎしと掴んで揺らす夢すら芽生えてくる。
ここ2年くらいの間に出したシングルが、どれも本当に盛り上がる良い曲です。
「ビバナミダ」「愛はおしゃれじゃない」は、
もうお楽しみ曲として根付いてて、でも
「彼氏になって優しくなって」も「ラブメッセージ」だって素敵な曲。彼氏とラブメッセージでは、気持ち悪さが健在なのですよね~。
ビバと愛おしゃでリア充みたいなスマートさに着地したように思ったけど、彼氏とラブメッセージで「悶」に戻るのが、すごいと思うのです。「彼氏」の間奏部分がとにかく好きです。
ライブだとあそこは岡村ちゃんも気持ちを高める仕草タイム。
追記;今聴いてて思ったけど、ラブメッセージの「ひかってる」の歌詞を「輝ってる」という表記にしたのは、マキタスポーツさん演じる「輝さん」の暗示じゃないかしら。
今更気づくなんて遅いかな?今回はピアノメドレーが豊富でした。
1曲目がイーグルスの「Desperado」
2曲目は渡辺美里さんへの提供曲
「Lovin'you」
3曲目はレイ・チャールズの
「Georgia on my mind」そんで4曲目が、「東京ベイベ」!!
テーマは「現代社会と対峙するキミ」ってな感じでしょうか(笑)あっ!今回は友人のふり合唱なかった!
「愛の才能」も、やっぱり名曲です。
川本真琴さんは、どこまで岡村作品を意識して作詞されたのでしょうか。
川本さん、すごいなぁといまさら本当に。内心 本心だなんて 関心ない!
↑この詞が本当すごい
そしてこのギターね!!自分の正面に岡村ちゃんがやって来るのに備えて、汗で濡れた前髪を整えたり…なんて存分に女の子でありたいくせに、「いじわる」や「聖書」で男並みに拳突き上げたり、「安心してください…」「どこまでも味方ですよ!」ってことをこちらも全身で伝えたい。
「愛の意味」って、そういうことじゃないかしら。だってやっぱり可愛いのだもの、ね。

(↑スマスマ出演時)
