相性が良いとか悪いとか
私自身の体感だと、「関係が深い」「尊重し合えてる」という相手とは月同士or太陽ー月スクエアとかオポジションということが多いです。
確かにスクエアとオポジションというのは緊張感がそれなりにある。
でも緊張感がそれなりにある間柄の方が、「これ以上はまずい」というラインに敏感になれるんじゃないのかな。
それが「尊重し合い」となり、長期の安定関係につながりやすいように思います。
それでも、身内ってやっぱライン越えやすいですよね。
身内で月同士or太陽ー月スクエア・オポジションがあった場合とか、ぶつかり合ったなら確かに泥仕合にはなります。
「自分の主張は正しい!」と両方がなってしまうと、スクエアとオポジションというのはやっぱ激しい。
特に私は月が獅子で不動宮ということで、スクエアの相手もオポジションの相手も不動宮。
この不動宮同士の衝突ってぇのは、激しいのなんのって…頑固者同士の対立は10分以上続く猫の争いのようです。
そんでどっちかが相手にぐっさり斬り込んで、「あ、傷」と目に見えてやっと終了。
傷つけられた方は悔しさで立ち直れないし、傷つけた方はバツが悪いし、でも謝れないし。
季節が移ろうまでこういう気まずさが続く。
例えば私は母と時々言い争ってしまいますが、母は同じ太陽蟹、月は蠍。
獅子vs蠍の争いは、互いにまぁ頑固。獅子があらゆる大仰な言葉を使って蠍の心を動かそうとする。でも動かない!鋼の心の持ち主・月蠍。
そんで獅子が最後に大仰な捨て台詞を吐いて半ば逃げ負けてしまいますが、ただ太陽がコンジャンクション同士だからか仲直りは早い。「本当は反省してるしこんな険悪さは嫌だ」というのが手に取るように感じ合えるからでしょうか。
基本は私と母は仲がいいのです。
「月同士のスクエアは同じ空間で過ごすと地獄」とかってサイトや本を見かけたりもしますが、「そんなこともないはず。居心地いいよ♫」と思うものの、最近わかってきたのは、「長時間同じ空間にいないほうがいい」ということ。
やっぱり私が実家で長期間過ごすと(2日以上)頑固者同士の緊張感が漂い始めますね。
日帰りでちょこちょこ帰るくらいがちょうどいい。
一番仲のいい友は太陽同士オポ、月がスクエアですが、喧嘩したことないし「今日も楽しかった!」で終わる。相手を軽んじることなどない安心感が心地よい。
でも彼女と2泊3日の旅行に行ったとき緊張感が走った。2日目の無言の時間は長かった。
友達との旅行って誰しもそんなもんだろうと思うものの、「ぶつかり合ったら最後」「絶対傷つけたくない」という緊張感はスクエア・オポゆえなのか、あまり率直にものも言えない。
一方、同じ太陽蟹同士との旅行では自己主張しまくりの喧嘩勃発!数時間後には仲直り。
ただ、「腹の内がわかった安心感」が得られるのはコンジャンクションゆえでしょうか。
でももう自己主張しまくりの旅行とか嫌だな。
「絶対傷つけたくない」という思いは、スクエア関係に特有なのかもしれないけど、どうでしょう。
誰のことも傷つけたくはないけど、「あ、違う」という違和感を目の前のスクエアに感じたとき、「でも自分は…!」という主張にはすごくすごく慎重になる。
スクエア同士の自己主張って、わかりやすく勝敗が表れてしまう体感があります。
どっちかが不本意に自分の意見を取り下げ、どっちかが「わかればいいよ、わかれば…」と思いつつやっぱバツが悪い。
だから「自己主張し合わない」という回避ルートをなんとか探る。
その努力が美しく実るのもまたスクエアという感じ。
「ふーん、あなたはそうなんだね(私とは違うけど)」という尊重心がとにかく鍛えられます。
このへん、トラインとの関係においてはトラップがあるんですよ!
例えば月同士トラインの間柄って確かにすーっと分かり合える。
いや、「分かり合えてるふう」かもで真実はわからないけど、「だよねー」というスムーズな共感空気が心地いい。
「だよね、だよねー」とあれだけ盛り上がってたのに、翌日とかに「なんだっけ?(共感したっけ?)」とかなるんですよ。
特に太陽同士スクエアだとこの現象はしょっちゅう起こる。月同士セクスタイルでも同様。
「仲間だと思ってたのに?」というハシゴ外され感が多いですね。
トライン相性ってよく「心地よいからこそ甘えやすい」と言われますが、それはその通りと思う。
心地いいからなんでも話す。心地いいから正直にコメントする。心地いいから茶化す。
「なんかバカにされた?」と思った頃には、あの心地よい水温が熱湯になってて「もががが…」と苦しむような。
それでもまだ「気のせいかな?」とか思っちゃうんですよ。
この人といると心地よくない気がする…と心のどこかで思っても、表面的なスムーズ感に脳まで騙される感じ。
「心地悪いのに離れられない」という状況に陥りやすい相手かもしれません。
150度と30度は、「あ、違う」とはっきりわかる感覚があるんじゃないでしょうか。
30度は特に「私と兄は全然違う」みたいな、きょうだいのような近距離の他人感。
150度の相手は、150度として向き合うというよりかは、他の星の助けを借りる感じ?
例えば月同士が150度として、「ふーん…」という感慨しか出てこない相手だとしても、太陽や水星・金星総動員して「わかろう」とする相性というか。
私はロックが好きvs私はクラシックが好き、というところで分かり合う気がないんだとしても、「そういえばこの間のロック歌手の新譜はオーケストラサウンドでしたよ」→「そうなんだ!」となる。
かえって「ライブ一緒に行きます?」なんつって発展しやすいかもですね。
この、「他の星を総動員してわかろうとする」という努力は、一般的に相性悪いと言われるスクエア・オポでも起こりやすそうです。
「あそこは月同士トラインだから喧嘩もしないで穏やかなんかな〜」っていう2人は、はたから見ててもなんか羨ましい。
私の兄が月蟹座で、母とは月トライン関係。
2人が言い争うとかはまずないし、互いが互いにイラついてるのもとんと見ていません。
ただ、私から見ると「お兄ちゃんの言ってることだし(全部正しいでしょ?)」という角度から外れようとしない母を感じる。
例えば兄の勧める整骨院がいまいちでも、「お兄ちゃんが言ってるんだし…」と自分を納得させるような。
これが私だったら「合わないよ・行きたくない」って率直に言ったりするんだけど。
ま、母親にとっての男の子どもって特別な何かがあるんだろうけど。
金星同士が合うと「オールOK」となりやすいし、水星同士で楽しめると「心の友」みたいに盛り上がる。
でも金星と水星だけじゃ「私とあなた」という重さに対処できない気はします。
太陽ー月、月同士での分かり合いや尊重が大事かなと。
たとえそれがスクエアでもオポジションでもどんなアスペクトでも、「月部分の相手を受け入れる・わかろうとする」「太陽の方向性を尊重する」、人間関係においてここは避けられないですよね。
相手の月とか生年月日も知らないよ、ということもあるでしょうけど、趣味とか話しやすさの向こう側にある重さや真剣度、あと個別の事情を分かり合おうとするなら、どんなアスペクトでも乗り越えられるはずとは思う。
「この人との相性はどうですか?」というのを星だけで見るのはなかなかむずいですよね。
出会った・縁ができたということはそこに覚悟と責任がすでに発生してるということ。
責任を負いたくないとか、傷が発生するのなら離れるしかないし、離れてても気になるんなら確固たる自分を持ちつつ適度に接していくとかね、自分が脅かされない方法を自分で模索していくというか。
「合わなさそう」と思いながらも好きになってしまったのなら、関わり合いの一歩&継続をなんとか頑張るしかない。
意味があって縁ができたんだと最近思うんですよね。たとえそれが近所の〇〇さんでも、仕事の話しかしない誰々でも、自分の世界の人は自分の一部、みたいな?
星と星を突き合わせてそれだけで相性の良し悪しって、やっぱ判断できないですね。
しかも教科書通り「トライン=相性がいい」とか、「スクエア=最悪っすね」とか、そんな単純かなぁといつも思ってる。
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