火星的アプローチ・金星的愛情
今も「ひらり」の再放送を見てますが、姉のみのりは竜太先生と別れて、小林という医者から熱烈アプローチを受けている。
小林は交際すっ飛ばして「わての嫁はんになってくれ。はよ、”うん”と言ってほしい」としつこい。
みのりは「竜太先生は手も握ってくれなかった…」「私に魅力がないんだわ…」と小林の前でもウジウジ。
自分にまっすぐ来てくれる小林となら幸せになれそうと心は揺れるんだけど、やっぱり自分は小林なんて好きじゃないように思ったりする…
恋に悩める女性の永遠のテーマっぽいですが、迫ってくれる男=自分を愛してくれる誠実な男、みたいにみのりが思うのはちょっと危険じゃないかなと思うんですよね。でも強く迫ってほしい願望は今も多くの女性の中にありそう。
好きな人ができたときどんなふうにアプローチするか?というのは、「その人はそういう方法をとる」というだけで、思いの深さとはちょっと違うと思うんですよね。
誠実そうに見えるとしても、「慎重派」という性格的なことだろうし。
「好き!」「手に入れたい!」と思ったときの、目的への行動スタイルは火星に表れるんじゃないかなと。
というわけで4区分別に火星的アプローチ法を連ねてみます。
火星座火星(牡羊・獅子・射手)
…とにかく情熱的。牡羊と射手はスピーディー。獅子はムーディー。
下心はあんま隠さない。
地星座火星(牡牛・乙女・山羊)
…一見事務的・ビジネス調。牡牛と山羊は地味に強引。乙女は少し卑屈。
下心は戦略的ににじませる。
風星座火星(双子・天秤・水瓶)
…限りなく友達的。双子と水瓶はマニアックトーク作戦。天秤はかっこつける。
下心全然ないアピールが必死。
水星座火星(蟹・蠍・魚)
…家族的オープンハート。蟹は家や近所に呼ぶ。蠍と魚は距離が激チカ。
下心は可愛らしく出す。
男女どちらにも当てはまるように書いてみましたが、男性から自分に向かってくるその度合いの強弱に悩む女性はとても多そうです。
例えば風星座火星の男性が気になってるとして、「自分のことが好きならもっと情熱的になるはず。男ってそうなはず!」だから脈がないんだ…友達みたいだし…と落ち込むのはもったいない。
火星双子でも「いつ行く?どうする?」って前のめりな人はいるだろうけど、火星座や水星座火星と比べると熱さや密着度がイマイチなんだよなぁぁという分かりにくさはある。
逆に火星座と水星座火星は、気持ちがライトな段階でも距離詰めてくるので「私にこんなに本気!?」と思われやすい。
地星座火星はさすが歩みは遅いけど「確かさ」を求めるので、「もしかしてこっち見てた?目が合ったよね?」みたいな分かりやすさはありそうなんですよね。相手をすごく観察してそうだから(極力自分が傷つかないため)
いずれも不動宮はそこまでスピーディーじゃないかもですね。
獅子は情熱的かもだけど、ガンガン詰めるというより状況を温めるのに時間かけそうだし。
蠍はムーディーだけど、即・下心につなげたいわけじゃなく、自分のキャラをさらけ出してから…という順番は大事にしそう。
水瓶は交際まではスピーディーかもですが、結婚となると自分が納得するまで心は動かないでしょうね。
だからといって「愛されてない!!」と嘆くのはもったいないし、私もその手の失敗あるなぁ〜。
火星不動宮は「相手次第」とかってならないんですよ。
水星座や柔軟宮みたいに、「いいよ〜」「そだねー」とはなりにくい。
かといって「そだねー」と愛情の濃さは別。
愛情の濃さと「尊重」もちょっと違うかなと。
水星座や牡牛座は「好きだ好きだ好きだ」となりやすいけど、個人的な思いの濃厚さと「相手への愛」は必ずしもイコールにならない。
「愛」は〇〇座では語れないと思うんですよね…
少なくとも、勢いがあって距離が近い=愛が深い、ではない!
さらっとしててわかりにくい=愛が薄い、でもない!
とはいっても、好きじゃない人には距離詰めないでしょうから。
わかりにくいって罪ですよね…
ただ、「愛されてるかも?」というのは金星でわかるかもしれない。
金星から「どんなものが好きでどんなふうに愛でるのか?」を見出してみます。
火星座金星…自分を明るくしてくれるもの・人が好きで、愛情表現は率直まっすぐ。
地星座金星…自分を安心させてくれるもの・人が好きで、愛情表現は壊れないよう慎重尽くし型。
風星座金星…自分がおもしろいと思えるもの・人が好きで、愛情表現は飽きない程度にさらっと距離感。
水星座金星…自分を癒やしてくれるもの・人が好きで、愛情表現は献身的なミストシャワー。
風星座金星に距離とられてもそんな悲観することはなさそうですが、火星座・水星座金星になんの関心も向けられてない場合、何も始まってないだけかもしれません。
ただ地星座金星は愛情をひた隠しがちなので、わかりにくそう!
でもいきなりお菓子くれるなど「物」でなにがしかアピールしてきたり、「自分役に立ちます」アピールして、なんらかの評価待ちポーズとってくるかもしれません。めんどくせぇ。
しかし恋愛が面倒くさいのは、「人としてこうすべきなんでしょ?」というのを太陽で装ったりするところ。
火星金星が濃厚なのに太陽風星座だと、「さらっとしとくのが人間関係なんでしょ?」とかやりやすい。
そのくせ染み付いた「べき」は月だったりもして。
物分かり良さそうな太陽・金星なのに、月が山羊だと自分ルールが確固としてたりとか。
愛情深そうな火星金星なのに、月が双子や水瓶だと濃厚時期も一瞬で終わりそう。あとずっと放置。
熱さとかクールさで一喜一憂する恋愛って、楽しいかもだけどもったいないってやっぱ思う。
恋人だろうが家族だろうが、「愛」には同じものが通底する。
それは飼い猫も同じで、絶対傷つけないように心から配慮したり、怒らせるようなことなんてやったりしない。嫌がるならだっこもしない。
友達も同じ。恋愛も実家の家族も同じなのに、時代やカルチャーでへんにドラマチックに描かれすぎて、私も「この人は自分を好きなのか?」「もっと愛情表現してくれないのか?」ってことばかりが頭を占めた時間は長かった。
相手が自分を好きかどうか知るのは、実はそんな難しくないらしい。
もしかしたら、自分の愛情表現は相手に伝わってるか?最大限尊重できてるかってことをチェック&補正してみるだけでも、状況好転できるのかもしれません。
例えば地星座金星なら、あなたから安心感得られてますよ…って感謝表現できてるかな、とか。
金星乙女の自分はこの表現がとにかく苦手。でもそれじゃいけないんだってさ。
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