あまちゃん
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恋愛相性 - あまちゃん -
今日の「あまちゃん」見てて、アキちゃんはなぜヒロシを好きになれなかったのかなぁと思った。
だっていい相性に見えたんですよ。
東京に来たアキちゃんが東京に来られなかったユイちゃんを心配して、その兄のヒロシに電話してるとこ。アキ:オラたちは一蓮拓郎だから!
ヒロシ:一蓮托生ね。アキ:オラたちは二束三文でやるべ!
ヒロシ:二人三脚かな?
いいコンビだと思ったんですよ。
アキちゃんを小バカにもせず誠実にフォローするヒロシ。
フォローされてることに気づかず熱く語るアキ。
ヒロシがまた一人のマネージャーとして、一人の男としてアキちゃんを大事にするんだこれが。そんな感慨を抱いた直後、東京でアキと種市先輩が再会!!
しかも安部ちゃんのまめぶ汁屋台で。
郷土愛のある男・種市先輩もやっぱ魅力的なわけで…種市:東京に来たんなら連絡ぐらいしろよ、水くせーな。
アキ:だって…まだ先輩のこと好きだと思われたらしゃくだからな!
なんだか青春ドラマみたいなセリフを言えてる2人もまたまぶしかったわけで…
しかもですよ。種市:メシでも食いに行くか。一応ずぶん社会人だしな。何がいい?
アキ:お寿司!!
なんだかなんだか、イモだった2人はどこへ?というくらい爽やかじゃないですか。
北三陸にいたころよりずっとお似合いに見えた。
何度か書いてることですが、好きな人とか自分にとって特別な感情を抱く相手もつまり「自分」なのかなと思ったりします。
自分の一部を相手に投影して、そこを好きになったり嫌いになったりどうにかしようとする。
最近はドラマ見ててもそういうのを感じるようになりました。映画の「怪物」を見に行きましたが、あの男の子2人は自分が表現できないものを目の前の子が自由に表現してるようにお互い感じてるんじゃないか。
クドカンのネトフリドラマ「離婚しようよ」も見てるけど、目の前の相手に怒りが募るのは、自分が抑えてるものを相手が抑えてない(ように見える)からじゃないか。そうするとアキちゃんと種市先輩はよく似てるように思う。
似てるから投影したり惹かれるというわけでもなく、自分にないものを年上の人に見出して憧れる恋愛パターンもあるとは思うけど、前置き長いけどちょっと星の恋愛相性にも興味持ちました。
ドラマに寄せてまたあれこれ語ってみます。
アキ(のん):太陽蟹座
金星(自分の中の女性性・出会う女性):双子座
アスペクト:火星とスクエア、木星とトライン、ドラゴンテイルと合火星(自分の中の男性性・出会う男性):乙女座
アスペクト:金星とスクエア(天王星・海王星とオーブ広めトライン128度)ドラマでアキちゃんは高校生=金星期となりますが、年齢域の初期ってアスペクトの特徴が噴出しがちで、本人にとって強くて暗いショックとなりやすかったりします。
アキちゃんでいえばテイルと合・火星とスクエアという部分が「地味で暗くて向上心も協調性も存在感も個性も華もないパッとしない子」として表れちゃったんでしょうね。
しかも若い時の双子ってすんごいマニアックで得体の知れない個性を放ちますから。でも双子って環境が変わるだけで潜在性が一気におもしろさとして開花しやすいサインとも思う。
しかも金星ー木星トラインなので、計り知れない潜在性も秘めている。
まさに「北三陸出身の地下アイドル」として人気者になるゆえんとなるわけで。北三陸に来る前は「ヘンな子」が欠点のように、周りからも親からも思われてた。
けど北三陸に来てからは「おもしれぇ童(わらす)」としてみんなから愛され、ウニを取る動画が評判になったりするなど潜在性はあっという間に開花。そんなアキちゃんが北三陸で最初に出会う年頃の男といえばヒロシ。
火星の乙女は、他の惑星の乙女に比べるとこじらせが影を潜め「賢さ」が特徴となります。
確かにヒロシも町おこしに大いに貢献するほどのIT技術と先見性を持っている。
しかしヒロシを好きになれなかったのは、何かが少し足りなかっただけじゃないのかなって。それは外惑星とのオーブ広めトラインから私は勝手に感じてるんだけど、アキちゃんの火星って「誰とも違う器用さが好き(多少ぶっ飛んでても)」という奥底の叫びに思えるんですよね。
種市先輩は「土木潜水」という100mの海にも潜れる特殊技術を持ち、やがて寿司職人を目指す。
あのぶっ飛んだ潜水服姿にアキちゃんの胸は撃ち抜かれた。
それらの潜在性も自分の中に本当はあるもの。
「ある」って自分の奥底でわかってるから、未来の自分みたいに感じられる可能性に惹かれるんじゃないかと、そう見えるんですよね。
ヒロシじゃちょっと地味すぎるわけで…アキちゃんにとってね…
実際、のんちゃんの創作性やセンスもすごいですよね。
誰とも違うことを自分の手で作って自分で愛するという表現は、私も火星牡牛だからかまぶしく映ります。ヒロシ(小池徹平)太陽山羊座
金星(自分の中の女性性・出会う女性):山羊座
アスペクト:太陽・海王星と合、火星・冥王星とセクスタイル火星(自分の中の男性性・出会う男性):蠍座
アスペクト:冥王星と合、太陽・金星とセクスタイルそんなヒロシが好きな女性は山羊座というわけで、いわば「真面目に働く子」「すごく一生懸命な子」「地元で頑張る子」
まだ何も開花してなかったアキちゃんのひたむきさに惹かれるわけがわかります。私は再放送で改めてヒロシの魅力って地味な先見性だなと思ってて、それも金星太陽海王星の合で表されてるような気がします。
あの日海に落ちたアキちゃんにすごい可能性を感じて即惹かれたんじゃないでしょうかね。
しかも金星は「縁のある女性」ということで、思えば妹のユイも、元アナウンサーの母もスター性が備わってる。
だから一見、「事務員」が好きなヒロシではあるけれど、栗原ちゃんとの交際に踏み切れないのもわかる。
だからこそアキちゃんにはいつまでも北三陸にいてほしかったけど、アキちゃんの双子座金星は山羊座という枠には収まらなかったと思うんだな…
しかしヒロシ自身の潜在性もやっぱすごくて、このあともずーっと北三陸の振興・復興にダイレクトに関わるんですよ。自分がまさに「地元で頑張る男」として輝きを放つわけですね。ヒロシとアキちゃんがどうもちぐはぐなのは、ヒロシの蠍火星がモロ恋愛臭を放つからとも思う。
金星双子、火星乙女のアキちゃんの恋愛観はもっと中性的な感じだろうから。種市先輩(福士蒼汰)太陽双子座
金星(自分の中の女性性・出会う女性):牡羊座
アスペクト:水星とセクスタイル、天王星・海王星とスクエア、冥王星と150度火星(自分の中の男性性・出会う男性):獅子座
アスペクト:ノンアスペクトそんな種市先輩の恋愛観は「単純明快ドラマチック」という感じかなと。
女心がまったくわかんない。それがヒロシと大きく違うとこ。
ヒロシは女性に対して常に微細な気遣いがありますから。
ユイはそんなヒロシを兄に持つからか、鈍感な種市先輩に「はぁ〜!?」と怒りを隠さない。
種市先輩がユイと大接近したのは、まさにユイが自分に怒りをぶつけてきた日。
牡羊金星は怒る人を引き寄せるのです。
しかもわりとぶっ飛んだ金星なので、「怒り爆発女子…嫌いじゃない(ポッ)」みたいになるんでしょうね。
思えばアキとの関係が進展するようになったのも、吹っ切れたアキが種市先輩に愚痴ったりアドバイスに怒ったり感情が開いてから。
北三陸時代の「デートしてけろ」ってニヤつく天野はどうもタイプじゃなかったというか。あんなにカッコいい種市先輩がどうもおバカっぽく見えるのは、火星がノンアスペクトだからじゃないだろうか。しかも獅子。
クドカンはそういう男性性を見逃さないと思う。なぜなら宮藤さんも火星獅子だから。
宮藤さんはノンアスじゃないけど獅子座0度の火星。
男性性をコメディーとして描くクセみたいなのがあるんでしょうね。
なんの根拠もなく自信満々な男性がたくさん出てきて、おバカな言動もするけど、明るい方へ向かう馬力みたいのがかっこよく描かれることが多い。
だって種市先輩が寿司職人を目指すって荒唐無稽だろと思うけど、「職人」であればアキちゃんには輝いて映るのかも。
やっぱお似合いですね…ユイ(橋本愛)太陽山羊座
金星(自分の中の女性性・出会う女性):水瓶座
アスペクト:ノンアスペクト火星(自分の中の男性性・出会う男性):水瓶座
アスペクト:水星天王星と合、冥王星とセクスタイル、海王星とオーブ広め合(7度)そんなおバカっぽい先輩を、本来好きになるわけもない山羊座ユイちゃん。
この人は自分にとってどうプラスになるか?という計算が働きそうな賢さと冷静さがある。
しかしそんなユイちゃんの金星はなんと水瓶ノンアスペクト!
金星期のユイちゃんも結構アレなんですよね…
ま、出てくる人全員アレですが、虎視眈々と「東京での成功」を目指すユイちゃんの金星期には定まりにくさがあるというか、むしろ水瓶という不動性に忠実になるしか道がない運命性というか。
誰にも連れ出してもらえない陸の孤島感は確かにあるなぁと感じました。アキちゃんとは太陽がぴったりオポジションなのです。
だからか、アキと出会ってからユイの運命も激しく回り出した。
ミス北鉄になったり、食レポやったり、潮騒のメモリーズで有名人になっちゃって。
でも水瓶ノンアスというのは、「引き離す」という天王星的な要素も強く出ちゃうかもですね。
種市先輩との遠距離恋愛に胸を躍らせたのも、金星獅子の種市先輩がオポジション的に運命を回してくれそうと潜在的に感じたのかもしれない。
それはやっぱ恋愛感情とかじゃなかったんだろうな。
山羊的な計算がどうしても働くから、利用っぽくなっちゃったんじゃないかなと。
勤務地羽田、社員寮お台場。
東京の最もキラキラしたところへ行ける口実!それに火星まで天王星と合なんですよね。
「孤」とか「離」の状態を引き寄せやすい運命性はあると思う。
もちろん水瓶的「仲間活動」に没頭する金星期とも言えるんだけど。
地元から離れて最先端の都市に行きたい!
これがユイちゃんの奥底の叫びとしても、太陽山羊なのでなんだかんだ地元にいる。
また橋本さんの太陽が海王星と合、土星とセクスタイルなのでユイちゃんは地元のカリスマになりやすそうですよね〜。
あのドラマで水口だけがユイちゃんを受け止めてくれそうな冷静さがあった。
松田龍平さんの牡牛太陽は橋本さんの太陽金星とトラインだし、松田さんの金星は橋本さんの木星とオポジション。
東京行き画策が失敗した2人はまるで駆け落ちカップルのようでしたよ。
でも金星が双子/蟹の境目である水口は、わりと俗っぽい個性が好きなんじゃないかと思う。
ユイちゃんがもし東京に来ても、水口じゃうまくプロデュースできなかったんじゃないかなぁって。星の上には自分の運命性があるにはある。
星通りに生きてないってことはなく、なんだかんだ・どうであっても、今も未来も星通り。
それがなんなのかわからなくてもがくとき、胸かき立てられる対象者に自分の何かが投影されてるんじゃないでしょうかね。
自分を無個性と思う自分が、キラキラした人を好きになったとして。
無個性なんかじゃないことを奥底の自分は知っているんだと思う。
自分を「いい人」の部屋に閉じ込めたままにしておけば、その室内で出してほしくて暴れる攻撃性が誰かに投影されるのかもしれない。
「離婚しようよ」は、政治家と俳優夫婦の物語だけど、お互いの立場なりに抑制しなきゃいけないことがすごく多いんですよね。
まだ2話しか見てないけど、その抑制から解き放たれたら元さやになったりするのかな。PR -
あまちゃん主役以外感想文
U-NEXTで引き続き「あまちゃん」を見ています。
NHKにも月額料金を払っているので、なんとか今月中には見終えたい。
いよいよあと10話で終わりです。やっぱり奇跡のドラマと思いますよ。
ガラケー時代の良きことが全て詰まってるような感じ。
少なくともリモートが発達した今じゃあまちゃんは生まれない。
「北三陸に行かないとユイちゃんに会えない」
「ユイちゃんが東京に行かないとオーディション受けられない」
天野アキちゃんが主役であることの裏に、この重さがずっとあるんですよね。
その重さってすごい貴重で希少で輝きでもあったのに、「不便」のことばかりクローズアップされる時代にはもう抗えず。
そうして削がれた切なさばかりがやけに沁みてくるドラマです。今回、初めて見返してみて、リアルタイムで感じられなかったことがたくさんありました。
のんちゃん・橋本愛さん・福士蒼汰さんの若いキラキラ再確認はもちろんのこと、3人を支える俳優陣の芸に感動しきりだったのです。・役者ひとりひとりの素晴らしさ
前にも書きましたが、海女クラブの方達(宮本信子・渡辺えり・木野花・美保純・片桐はいり・伊勢志摩・でんでん)と、リアスに集まる面々(杉本哲太・荒川良々・吹越満・小池徹平・安藤玉恵・皆川猿時・菅原大吉・塩見三省)の演技が素晴らしすぎて、画面の隅々・見切れてるとこまで凝視しちゃいます。
みんなみんなすごい!というのはもう大前提で、特に今回は美保純さんのあっけらかんとした演技と、塩見三省さんの全身全霊のコミカルさに何度うなったかなぁと。
美保純さん演じる美寿々は海女クラブの中では若手で、でもヤンキーっていくつになっても若々しさがあると思う。
そのチャラっとした若さがすごい楽しかったのです。後ろの方でずっとおどけてる姿に健気!と思うほど。塩見さんが大声で「じぇじぇ!!」と言うとか、思えばすごいことです。
無口だからこその「うん?」の大仰さと、その後の「大事件起きそう感」にゾクゾクしました。超重要な伏線が勉さんに集中してるという。
そして泣けるほどのピュアさに溢れてる…勉さんが琥珀そのものに見えてくるのです。・小池徹平さん
小池徹平さんは「イケメンのはずなのに」というどこか残念な役で、存在感が本当薄い!
しかし!!実はずーーっと絶えず出演されてるんですよね。
私の記憶では「ふらっとリアスに来る人」「アキちゃんをねばっこく追いかける暗い男」というイメージでしたが、観光協会に毎日出勤してるし、リアスに毎晩お金落としてるし。時にはアキちゃんとユイちゃんのマネージャーを買って出て、しかもお父さん(平泉成さん)の介護をメインで担当。
お母さん(八木亜希子さん)は失踪、ユイちゃんがグレちゃう中でも献身的に…。
アキちゃんがたまに北三陸に帰ってきたとき、ちょっとしたイベントでも必ずカメラを回してました。
震災直後には復興活動やお父さんの市長選応援の中心にもなっている(泣)
「あまちゃん」とは、ストーブの前にしか居場所がなかった「ストーブさん」の更生ストーリーでもあるんじゃないかと思うほど、北三陸の振興に尽力した男ですよ…。
「なのにやっぱり存在感が薄い」という役でしたが、クドカンはイケメンを残念に描いてこそ輝かせる。
あんなにお顔が整ってるのにうっすら気持ち悪い…という演技を貫いた小池さんに、私は勝手に賞を贈りたい気分です。・やっぱり宮本信子さん
夏ばっぱは本当にかっこいいですね。
アキちゃんがたびたび誇らしげな顔になるのもわかります。
宮本信子さんの東北弁がお見事でまた…。
お見事ったって正しい東北弁は知らないけど、「正しい」とかどうでもいいって感じです。
宮本信子さんが「いいこと」を言うときは、大体寝転んでるとき。
たぶんほかの朝ドラなら、祖母がいいことを言うとき、若い主役の肩など触りながらきちんと向き合うんでしょうね。「年寄りがいいことを言うぞ」という王道のシーン。
あまちゃんでは娘の春子が、寝てる夏さんのそばで大事なことを告げたりもする。
「何時だと思ってんだ!」って怒る夏さん。
そう、よく怒るしね。こんなに怒ってる祖母は朝ドラにいたかなぁ。
元気だしねぇ。「勇気づけられる」っていうのは夏ばっぱを見てるとよくわかる気がします。
「ひよっこ」があまり好きじゃなかったのは、夏ばっぱを上書きされそうな気がしたからかも。
しかも娘役だった有村架純さんとまた共演させるとかね。
いや、上書きすればいいんでしょうけど、4年も経ってるし。役者は上書きすればこそ、のはず。
でも夏ばっぱは数々描かれた高齢者の中でも規格外の魅力を放ってたと思う。
本当に高齢者ってずっと横になってるんですよ。
しかも「いいこと」言おうとする高齢者ってあんまいないんじゃないのかな。
横になってから漏れる嘆息の中にいつも大事なことが込められてる、それが高齢者。そのリアルさが嬉しかったです。
あと宮本信子さん、歌がすごいうまい!「いつでも夢を」の低音部分に惚れ惚れです。・キョンキョンと薬師丸ひろ子さんと尾美さん
小泉今日子さんと薬師丸ひろ子さんといえば、クドカンドラマではミューズとも言える存在ですが、その2人が共演するあまちゃんってやっぱすごいなと。
2人が初めて寿司屋で対面&丁々発止のシーンでは涙が滲みました。なんてすごい共演を見てるんだ!と。
しかも性格がどっちもアレっていうやりとり。
春子は恐ろしく気が強い。鈴鹿ひろ美は恐ろしくふざけキャラで天然。
春子が鈴鹿さんに「はぁ〜っ!??」とか言っちゃう。
大体春子は誰に対しても一度はキレるんですよね。
まず夫の尾美さん、杉本哲太さん演じる大吉さん、夏ばっぱは定番の3人。
アキにビンタ付きでキレて涙ポロポロするのんちゃんには感情移入しすぎるほどでしたが、ヤンキーユイちゃんにも、その母親の八木亜希子さんにもまっすぐキレてた。
太巻こと荒巻へのキレは気持ちいいほどで、あと水口を陰に連れてって脇腹どつきまくるシーン、わりと静かにキレてたけどめちゃ怖かった…。
そのキレ芸を薬師丸さんにも!?っていう、こんなドラマ奇跡ですよ…(奇跡・感動うるさくてすみません)また鈴鹿さんがなんでまたあんな迷惑キャラなのか…。
「あまのさ〜ん?」って付き人のアキを呼ぶあの声はトラウマになりそうな大御所の圧。
薬師丸さんを「大女優」として描いたのがすごいと思う。
あの角川の薬師丸さん。リアルでも大女優。
でも本当の薬師丸さんは鈴鹿ひろ美ほど図々しくないのはわかる。
すんごい大げさに描かれてるとわかるから可笑しいのですが(たぶん)、なんかピュアにも描かれてるんですよね。
少女の部分が残ってるというか。あのキャラ設定が何気に不思議です。
そのピュアさで時に人に迷惑かけるし傷つけるし、だからこそ周りを熱く動かしたりもする。
目上への態度がてんでなってないアキとうまくやれるのもきっとピュアだから。
でも薬師丸さんもピュアなんでしょうよね。
だから見事な当て書きというかね…。むちゃくちゃ優しい目をするんですよ。薬師丸さん。そんでキョンキョンと薬師丸さんだけでも成立する豪華さなのに、時々尾美さんが間にいるという贅沢感。
大林×角川×アイドルという80年代の思い出メドレーですか…??
しかも東京03みたいなボケ×ボケ×ツッコミがきっちり成立してるという。
また尾美さんがすごいのは、最初から最後までずっと「世田谷感」漂ってたこと。
東北出身の春子がたまに「はぁ〜っ!?(わけわかんねっ)」ってクサすのは、それこそ尾美さん演じる黒川正宗がちょいちょい「いいこと」言おうとするから。
世田谷ってやたらいいこと言おうとするミドルエイジが確かに多いんですよね。
あまちゃんでは、「いいこと」をぶった切る場面が多く、たぶん本当に胸揺さぶる言葉は、恥ずかしさを忘れた怒りや涙の訴えの中にしかなくて。
余裕しゃくしゃくで髪も振り乱さず誰かを諭すなんて「言わせねー」って、その許せなさを春子に表現させてる。
でも尾美さんがいいこと言うときの、眉がハの字になったり犬歯がのぞいたり、ゆっくりまばたきをする顔がめちゃ好きです。・松田龍平さん
薬師丸さんと松田龍平さんが台本の読み合わせするところで、またもやその贅沢さに「!!!」となりました。探偵物語じゃん!と。
いや、「探偵物語」は薬師丸さんと松田優作さんであって、お父さんを連想するとかよくないかも…と戒めるものの、角川!!とつい興奮しちゃうんですよね。
松田龍平さん見てると、優作さんを思わずにはいられないですよ。
それは比較とかそういうことじゃなく、龍平さんの中にプレミアムな何かが内包されている。ついそれを感じようとしちゃうというか。
だから龍平さん演じる水口が「一般男性〜。ルパ〜ン三せ〜い」と種市に言うとこ、変にドキドキした…。さすがの龍平さんも「これやるの!?」と思ったそうで。
そうはいっても水口は、プレミアム感がほとんど消去された珍しい役だったと思う。
だってキョンキョンに脇殴られるとか、それで壊れたメガネをかけてるとか、アイドル大好きとか。
こんな男前なのに、アキやユイを見つめる目が時々気持ち悪かったんですよね。これはすごいと思う。何をどう演じても男前のはずの龍平さんが。
勉さんの弟子として現れた謎の男だったときこそかっこよかったけど、東京でアイドルのマネージャーとして働く水口は全然かっこよく描かれてない。ここにクドカンの意地を感じた気もするけど、何度か水口が宮藤さんにも見えました。
クドカンの目線が水口に込められてたんじゃないかなぁと。
太巻にずっと頭が上がらなかった水口。ザ・勤め人の龍平さんは珍しいし、今思えばありがたいほどです。
結局、アキのこと好きだったのかなぁ。それをはっきりさせないところがよかった。その他、業界のめんどくさいやつが「いそう!」って不思議に思えるのがやっぱおもしろい。
岩手こっちゃこいテレビディレクターの野間口徹さんとか、マギーさん演じるスカウトマンとかの感じ悪さ。
東京っぽさってなんであんな感じ悪いんだろう。
GMTが東北チャリティーイベントがてら喫茶リアスに寄るところがありましたが、GMTすら感じ悪かったもんなぁ。そんでユイちゃんがイラつくという。
入間しおり調子乗ってんな!ってちゃんと思える松岡茉優さんがすごい。
でもユイちゃんは入間眼中にない(笑)「あの小野寺って子、全然普通だね」とか、やっぱ美人は自分と同等レベルの美人を敵対視するんですね。
沖縄の喜屋武ちゃんがまた癒しでした。真奈ちゃんの「せからしか!」もハマる。
ってかGMTみんなうまい。地味に演じてるっていうちゃんとした芸だと思う。これは2013年のドラマですが、天野家では尾美さんが料理はじめ掃除などほとんどの家事をこなしてる。
春子もそれなりにやってたので、特別男女逆転で描かれてるわけじゃないんですよね。
足立家は典型的な「妻が支える」一家だったけど、アナウンサーという仕事をすぐやめて家庭に入った八木亜希子さんが、「これが私の望んだ道」と言いながらも東京に失踪して家庭崩壊してしまう。そのあとの足立家を支えたのはヒロシ。(ユイちゃんもグレつつ献身的だったけど)
お母さんはまた足立家に戻ってくるけど、「自分」を取り戻すための失踪だったとも言えるんですよね。
具体的なもの見つけられなくても「帰ろう」と思える。見つからなかったことに折り合いがついたのかな。
あまちゃんは、「自分って何のためにいる?」ということにみんなぶち当たるドラマでもあって、「成功するために自分はいる」と頑張る時期もあれば、「何者じゃなくてもオラはオラだ。好きなことをただやってるだけだべ!」っていうアキちゃんは東京での活躍を捨てて北三陸で生きるというね。
そうはいっても最終回どんなだったか忘れてます。「た、大変だ!北三陸にGHQが来た!」と焦る吉田。

仰天するお年寄り。さすが高齢者にもわかりやすいギャグをちりばめてくる。
(来たのはGMT)

夏ばっぱが飼ってる猫・かつえ。

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あまちゃん5〜8週目
「あまちゃん」視聴9週目に差し掛かりました。
まだ北三陸編。5週目からの大きな展開
・蟹江敬三さん演じる忠兵衛さん登場
・福士蒼汰さん演じる種市登場&アキの恋
・皆川猿時さん&伊勢志摩さん登場
・野間口徹さん演じる「岩手こっちゃこいテレビ」のディレクターにより、アキとユイがTV出演
・天野春子が「潮騒のメモリー」初熱唱&アイドルになりたかった夢を初告白
・春子の夫・正宗が天野家に住み着く&正式離婚で東京へ去る
・松田龍平さん演じる水口琢磨登場
・アキの失恋&ユイと種市三角関係やっぱこのあまちゃんでの役は、みんなぴっったりハマってます。
特に蟹江敬三さん演じる天野忠兵衛。
アキちゃんじゃないけどかっけー!!
忠兵衛さんはドクターストップで一度漁師引退を決めたものの、それから腑抜けのような日々になってしまう。
陸で生きるほうが参ってしまう…と漁協メンバーの反対を押し切り、またインド洋に出るんですよね。
「オラはよぉ!やっぱし海の男なんだべ…」などなど、ガラの悪さがすごいかっこいい。
また当たり前だけど蟹江さんうまいんですよね。
喫茶リアスで若者がわいわいやってても、「オラひとっつもわかんね」ってお構いなしに楽しく酒飲んでる。
蟹江敬三さんって今までああいう役あったっけ。
いちいちシビれます。
(写真はあまちゃんNHKオンデマンドより)おらのじっちゃん…またこのタイトルがいい…
あまちゃんは2013年9月で終了して、蟹江さんは2014年3月に亡くなられましたね。
本当にびっくりしました。
そういえば忠兵衛さんが再び漁に出ると決意したとき、春子が「もう生きて帰ってこれないかもしれないんだよ!」と止めた。あまちゃんが放送終了してもいろんなドラマがありました。そしてアキの恋!
アキは潜水土木科に編入したんでしたね。
1個上の種市先輩が実習授業に来てくれるなんて毎日ウキウキ。
アキは先輩への恋心を隠すことなくストレートに表現。「先輩って、自分のこと”ずぶん“って言うんですね!」
これをめちゃ嬉しそうに言っちゃうアキ。
このときまんざらでもなさそうだった種市くんなのに、こうもまっすぐ「好き」をぶつけてくる女子のこと案外好きにならないんでしたっけね…恋。
アキを迎えにくるユイが気になってしょうがない種市くん。
でも実はアキが北三陸に来る前から(種市くんが2年の時から)ユイに惚れていたと。あまちゃん北三陸編で、いや、あまちゃん全編通してもすごい印象に残ってるのが、「この火を飛び越してこい(そして2人は抱き合う…)」という三島由紀夫「潮騒」の話をしたときの種市くんと、思い詰めたアキの表情。
あそこは見ててドキドキしました。
2人が「はっ…」と互いを意識した。アキちゃんから何かがほとばしってた。
ああいうとき、種市くんの心にたとえユイがいたとしても、アキちゃんにくらっ…となるのでは?なんて期待したけど、それはなかったみたいで。
まぁ、いきなり「来ぃ〜てぇよ…」って「潮騒のメモリー」を歌い出すアキ。そりゃドン引きしますかね。
アキは、「潜水士の試験受かったら、オラとデートしてけろ」って先輩に告白。
「わがった」って爽やかに答えた種市くんは、やっぱりまんざらでもなかった気がする。
ユイのこと「見てるだけでよかった」とか言ってたのに、ある日ユイのほうからぶつかりに来た。
「アキちゃんとデートしてください。その返事ちゃんとしてあげてください!」と怒りモードで。
ユイのほうがとっくに複雑な感情を抱いてたのかも。たぶんユイも種市くんを気になってたけど、あえて攻撃的になることで気の間違いみたいのを振り払おうとするというか。「友情大事です」アピール。あるなぁ、よくある!
でも絶対わかってたと思うんですよ、「あ、私たちつきあうな…」って。
男女が3人出会えば、心のベクトル関係なく働く磁力みたいのがあって、それは時に残酷。
それすら感じちゃうストーリーってのがなんとも楽しいというか、うまいなぁというか。
しかもユイちゃんは種市くんに「ユイ…」って呼ばれてガクッときた。落ちた。
「はい…」ってまたユイの素直な返事、か〜っ!罪!!
こういうの本当に高校時代にあったような気がしたよ…。しかも種市くんから「つぎあってほしい」と告白されて、「無理無理無理!!」とは言うものの、「東京のどこ住むの…?」と聞いたら「お台場」と。
「…いいよ。東京行ってからね…」
なーにがっ!!「あたしは都会目当てです」って、あとからどうにも言い訳できそうな受け入れ。
ユイはこういうとこ頭がいいというのか、プライドが高くてゾクゾクします。
でもユイちゃんって特に寒い冬の手袋姿とか、「北の国から」に出てきそうな極寒美女なんですよね。
種市くんがぐっとくるのもわかります。
しかし喫茶リアスに入り浸る水口は、ユイちゃんのことどっか見抜いてるというか冷めた目線というか。
たぶん来週あたり本性を出して、アキをスカウトするんだっけ。あまちゃんを見返してみて大きな発見だったのが、ユイの兄ヒロシ・小池徹平さんが光ってたこと。
暗いけど。暗光り。
アキにフラれてそのまましぼんでたイメージでしたが、TV出演を機にアキとユイの正式マネージャーを買って出たんですよね。
アキが種市くんに恋してることを知ってヒロシの失恋は決定的に。その悲壮感もすごかった。
そのあと「吹っ切れました…」とか言うものの、アキから種市くんの話が出るたび表情が曇る。
その曇り具合がまたうまいというかキモいというか…小池徹平さんって色白だからか常に目の下にクマがあるんですよね。
そんで冴えない(ように見える)服。えんじ色のパンツとか…。
いかにも「昔、東京に行ったことある若者」という感じ!
なぜか敗北感ムンムン。いつも茶色いジャケットだからかな。
あんなイケメンなのにあんなに輝いてないってのがね。
しかも!!
観光協会の栗原ちゃん(安藤玉恵さん)とデキてしまう。
そのデキた感じがなぜか不倫カップルみたいな生々しさ。
でもアキが種市くんにフラれたと知ると、嬉々としてリアスに入ってくるヒロシです。
「大吉さんからの一斉メールで知りました!」
・・・田舎ってほんとプライバシーないからさ。それがコミカルに描かれてるけど、最初の方の春子の独白、「ここがほんっとに嫌いだった」というのもそういうことでしょうね。また尾美としのりさんがホントうまい!!
いかにも世田谷にいそうな大人です。
常に穏やかベースなのに、なんか「めんどくせ」って思われてるという。
だのに上から目線ふうがまたムカつかれる。
だけどアキちゃんのクリスマス回は泣けました。
アキちゃんがサンタを今でも信じきってるという。(そのサンタはお父さん)
そのアキを露骨に馬鹿にするのが荒川良々さん演じる副駅長・吉田。
吉田とアキが口げんか。
のんちゃんはこのあたりからすっかり攻撃性が身についてます。
喫茶リアスでの大人の猥談に「うるせー!」とか怒鳴ったり、吉田とヒビキに明らかに馬鹿にされて「なんだ、てめぇ!」と突っかかったり。
皆川猿時さん演じる磯野には「うるせーデブだな」とか心で思う。
でもいっそんと相性はよさそう…?
ヘルメット内の首傾け実践がどうもたけし風になるアキ。
「おめ、違うべ!!!」と、いちいちムキになる磯野(笑)
アキの夢で種市くんといいとこまでいきそうになるのをいつも邪魔するのが皆川さんで、うぇって苦々しい顔で起きるアキってのも楽しい見どころです。キョンキョンがまた…「はぁ?違うねー!」とか否定語が強い(笑)
キョンキョンはうちの姉と同世代ですが、あの強気で理不尽な否定がまさに!なのです。
アキを根暗で愚鈍扱いするのとか見ると、まんま自分とアキちゃんを重ねる。そんでアキも確実に発奮するんですよ。むしろそれを見越した愛の焚き付けかも。
発奮したあとの自爆まで必ず見守ってくれる。ここもあの世代に特徴的な情の深さです。
杉本哲太さんとか美保純さんの愛は、木野花さんや渡辺えりさんの世代とはちょっと違う形。
みんな愛があるけれど、よりやっぱり若者にフィットするというか効くというか。
その分のうっとうしさはあるけどね!アキが攻撃的に伸び伸びするなら、春子も同じくです。
キョンキョンのコミカル発揮!
ユイとアキの振り付けの話に入ってきて、「…ごめん、なんかあたしうるさい…?」とかのババくささがウケる。けど楽しい!!
だからこそ封印してきた歌を歌っちゃおうと思えたわけで。松田龍平さんはそんでカッコいいですね。
勉さんの弟子ふうにモッタリしてても、色気がにじみ出てます。
北三陸にはなじまない色気。だって最初からなじむ気ないから。
そんで美寿々さんが本気になりそう!これまた美保純さんがうまいんだ。
「お気に入り〜」みたいにミズタクの首に手を回す本気と冗談のはざまみたいな色気!勉さん塩見さんが琥珀の中に虫を見つけて吠えるところも笑えました。
どうして塩見さんにあの演技をさせようと…そして塩見さんが完璧に勉さんだった。ユイちゃんの両親役、八木亜希子さんと平泉成さんの親心みたいなのもグッとくるし、全員の名前は疲れたから出せないけどみんなすごいっす…!
過去の出演を「あれが一番」とか言うのは失礼なのかもしれないけど、有村架純さんの若き春子ヤンキー役が輝いてた…!
福士蒼汰さんはちょっとおバカな熱血青年がぴったりだし。
崩れた美男美女の楽しさが堪能できるあまちゃんですよ…。薬師丸ひろ子さん演じる鈴鹿ひろ美のポスター出演もありました。
リアスのみんなで「あの鈴鹿ひろ美の曲か〜」なんて盛り上がって、アキちゃんだけが、誰?って。
これから運命的な関係性になるとは思いもせずにね。
ジャージ姿なのは、試験に受かって嬉しさのあまり学校プールに飛び込んだから。種市くんに「ユイが好きだ」と告げられたときは、自転車ごと海に飛び込んでます。
そこで伊勢志摩さん。
「自転車で空飛べると思ったが? E.T.がっっ!」
「ジェームス・ブラウンかっっ!」ってのもありました。
「…わがるやつだけわがればいい…」これが出た5〜8週のあまちゃんです。 -
あまちゃん今4週目
「あまちゃん」やっぱおもしろいです。
4週目見てます。
(写真はNHKオンデマンドより)昔のドラマを見返すことの何がいいって、その頃よく知らなかった俳優さんの演技の素晴らしさに倍感動できること。リアルで見てたときの倍。
あまちゃんは2013年の作品。
あの頃もちろん知ってはいたけど、でんでんさんとか木野花さんの作品にそんなには触れていなかった。
今見るとやっぱすごいです!と。
でんでんさんは田舎によくいそうなおっさんを演じてくれてるけど、あんな大仰な身振り手振りのおっさんは実際そうはいないと思う。しかも東北に。
でもリアル!
余計な一言とか間の悪い感じ、若者が盛り上がるとキョトンとするとこ。
「このウニつまんで、かぁぁ〜っと酒飲んでよぉ!」と、がちょ〜んでもやりそうなほどの全身表現。本当の東北おじさんっぽいのは、塩見三省さん演じる無口な勉さんのほうかも。
喫茶リアスで毎日琥珀磨いてるけど、ほとんど会話に参加しない。
でも内容によっては磨く手が止まる(聞いてる笑)
若者のキラキラをまぶしげに見つめたり…。木野花さんが言う「わらす」には病みつきになります。
わらすとは童:わらし=子ども。
木野花さんは本当に親戚にいそう。
「あンれぇ〜あんたどこのわらす?」ってこれまた大げさな驚嘆がたまりません。
宮本信子さんが言う「わらす」もいいんですよねぇ。
また夏ばっぱのナレーションが沁みるんだこれがまた…。
朗読劇みたいにゾクゾクするナレです。渡辺えりさんは本当にブティックやってそうだし、夫の菅原大吉さんも観光協会の吹越さんも事務の安藤玉恵さんも、輝いてますよねぇ。
美保純さんとか、アキを明るく鼓舞したりするおばさん手前のお姉さんふうになぜか泣ける。
袖が浜のヤングです。杉本哲太さんはあまちゃん前あんま好きじゃなかったのですが、大吉さん役がもう素敵・大好きです。コメディーがあんなにハマると思いませんでした。
荒川良々さんとのコンビも絶妙で、あと鉄オタ写真家の村杉蝉之介さんもキレがあったなぁ。そしてあの頃、特にあまちゃん初期、キョンキョンをあまり意識して見てなかったのです。
今でこそ「マンハッタンラブストーリー」と通ずるヤンキーにいちいちウケてますが、あのころマジヤンキー具合がちょっと怖かったかも。いつも派手な色のスカートはいてんですよね。
アキに「ブス!」とか言っちゃう母親(笑)
いやいや、初期は半ばキョンキョンが主役ですかね。若い頃の有村架純さんインサート込みで。そして小池徹平さんが気持ち悪いのなんのって(笑)
イケメンがあんなにキモいってどういうことでしょう。
アキを見つめる目やカメラを回す姿はなんかギリギリやばい。ニート感うますぎです。

小池さん演じるヒロシがアキに告白するところとか、あのころもっとキュンとしてた気がしたのに、今見るとぞわっ…。アキも猛烈に拒否。
また告白の一部始終を見てるにやけた荒川良々さんが、ことのキモさを際立たせてるんですよねぇ。橋本愛さんがまた上昇志向の強い美女高校生。
あんなに東京行きたかったのに、行けないんだよなぁということを知ってるので胸が詰まります。
そりゃやさぐれます。なんたってのんちゃん。
1週目とかすごい新人感でした。
中学男子みたいな子をよく主役に据えましたね!と思うけど、クドカンはああいう子をおもしろく使うのが好きそうですね。
「じぇじぇ!」とか可愛いんだけども、ちょっとバカかな?ってのがにじむ。これがなんともいえません。
あのころみんなアキちゃんのそんなとこにつかまれたはず。
なぜかブスという設定だけどむちゃくちゃ可愛い。目が透き通ってる。
2週目からガラッと輝きが変わるのです。
のんちゃんは確実に演技してるはずなのに、演技じゃないみたいに自然児。
ユイちゃんにやっぱ恋してたと思う。
このドラマはすんごい先を行ってたんだ!とあれこれ気づきました。海女たちは皆ほとんどまともな婚姻関係にありません。
渡辺えりさん・菅原大吉さんの「ブティック今野」ペアが唯一夫婦の体かな。
夏ばっぱの夫は、1年のほとんどを海で過ごしてる漁師の蟹江敬三さん。
木野花さんとでんでん夫婦は結婚・離婚繰り返して、今は同居してる内縁関係とか。
安部ちゃんと大吉さんは半年だけの婚姻関係。今は2人とも独身。
美保純さん演じる美寿々さんは何度も駆け落ち経験あるけど独身のようです。
そしてアキの母・春子は、尾美さん演じる正宗と離婚して、のちに再婚。
また、フレディ・マーキュリーのいでたちで登場する伊勢志摩さん演じる花巻珠子は2人の子を持つシングルマザーと!でも放送当時はこういうの、先を行ってるどころか不完全・欠落のムードだったかも。
宮藤さんはなんで婚姻関係をこうもばらけた感じにしたんだろう?
今見ると、「女が1人で(海女として)生活してんだ」という輝きが、今の時代にとてもマッチするように思うのです。
だから今見ても「あの頃」にはじかれるなんてことはなく、「あたしたちみんな色々あんだべ」っていう美寿々さんの言葉がやけに沁みたんですよね。あれから7年も歳とってるからかな。
安部ちゃんの可愛らしさにはあの頃から気づいてましたが、ウニ採りがうまくて組合の事務までこなし、まめぶ汁の腕を買われて宇都宮に栄転という、相当デキる女だった!と改めて感慨深い思い。
もしかしたら女性たちや家族の姿は漁港を取材したリアルな話かもしれないし、また最初不完全な方がドラマを作りやすいとも言えそうですね。最後に、4週目までの出演陣の太陽星座を書き出してみます。
適当な特徴入り(敬称略)牡羊座・・始まり
天野夏(宮本信子)、今野あつし(菅原大吉)
双子座・・揺さぶり
足立功(平泉成)
蟹座・・頑張り
天野アキ(のん)、大向大吉(杉本哲太)、足立よしえ(八木亜希子)
獅子座・・盛り上がり
熊谷美寿々(美保純)、栗原しおり(安藤玉恵)
乙女座・・仕切りたがり
ヒビキ一郎(村杉蝉之介)
蠍座・・ひっそり
天野忠兵衛(蟹江敬三)
射手座・・日和見
黒川正宗(尾美としのり)
山羊座・・見守り
足立ユイ(橋本愛)、足立ヒロシ(小池徹平)、今野弥生(渡辺えり)、長内かつ枝(木野花)、安部さゆり(片桐はいり)、吉田正義(荒川良々)、小田勉(塩見三省)
水瓶座・・外れたがり
天野春子(小泉今日子・有村架純)、長内六郎(でんでん)、菅原保(吹越満)、大向大吉(東出昌大)
4週目はまだ蟹江敬三さん、まるで遺影のような写真のみの登場です。
5週目はいよいよ種市君との出会い・恋。
皆川猿時さんもあの頃あんま認識してなかったので、今度は「いっそん」をたっぷり堪能できそう。楽しみ! -
米・韓・日のドラマ(ユニ愛あま)
「愛の不時着」もいよいよ最終回を残すのみとなりました。
終わりを迎えたくなくて、同時進行のドラマに逃げています。もともと愛不時より先に見てたのがアメリカのNetflixドラマ「ユニークライフ」
自閉症のティーンネイジャー、サムが主人公。
シリーズ3まであると知った時、果てしなー…と見続けられる自信がなかったですが今もうシリーズ3の半ばまで来ています。
素晴らしいドラマ。
「感涙」ってこういうことかと何度も思うけど、ベースはかなりコミカルです。
愛不時もそんな感じだし、全世界に共通するセオリーなのかな。
基本むちゃくちゃウケるドラマで、涙パートはほんの数割。
この感動は、ミュージカルを観に行ったときのすがすがしさと似ています。
私の知ってる明るいミュージカルって、「キンキーブーツ」なのだけど。今見てるネットドラマ。
・愛の不時着(あと最終回のみ)
・梨泰院クラス
・ユニークライフ
・あまちゃんついに「あまちゃん」に手を出しました(U-NEXTのポイントで観られる)。
ま、最初数話だけね…と再生ボタンを押したらもう止まらない。
やっぱりおもしろかったなぁぁと。
でもそのベースは、ユニークライフや愛不時とどこか地続きに思える。
なんというか、誰もイケてない安心感というか。アメリカのドラマに触れるのってほぼ初かもしれません。
しかも洋画もさほど観ない私が思うアメリカ人のイメージって、相当偏ってると思う。
・パーティー好き
・とにかくポジティブ
・アメリカンジョーク頻発
・ピザをよく食べる
・ファミリーが大事
・みんなちょっと上から目線でもこれら、ユニークライフ見て「やっぱそうなんだ」ということがわかりました(笑)
だからイメージとさほどかけ離れてもなかったんだけど、とにかくポジティブさがすごい。
相手にネガティブな感情抱いてても、「(あなたのこと気にくわないけど)その服はステキよ」って賛辞を必ず贈るんですよね。
というかアメリカ人だって率直じゃない人もいるし遠慮もする。
神経質な人もいれば、浮気に対する潔癖性も強い。性進展に慎重。
私たちと同じじゃんっていうところの意外な驚きが実はありました。なんか日本人の方が数倍卑屈だと勝手に思ってたから。
率直さは確かに日本人と大きく異なるけど、それでどれほど傷つくかという繊細さのあたりは全世界さほど差異はないのかも。そんで明るさの分、結構ヘコむ。
でもカウンセリング文化なんですねぇ、アメリカって。(一概にアメリカ全土とは言えないかもだけど)
ここが日本と大きく違う。
メンタルの弱さをさらけ出したり、子どもや夫婦の悩みをシェアできる場所があるというのは、「生きててもいいんだ」というまず安心感がありそうと思いました。
「ユニークライフ」シリーズ1は、まずサムと女性カウンセラーとの関係中心に描かれますが、このカウンセラー役の方がまたうまい…。
もしかして一番イケてた方かもしれません。
「イケてた」→だんだんぶっ壊れてくる。(また盛り返すけど)
人のカウンセリングどころじゃなくなるんだけど、なぜか取り乱してからもずっと誰かの支えなんですよね。観てる私の支えでもあった。登場するとすごくほっとするエイミー・オクダさん。「ユニークライフ」って誰もが誰かに「どうした?」って聞くところがあったかい。
コミカルさがベースと思ったら、その下に優しさという大きな層が横たわる。
そして人種の多様さ。これがどれだけ素晴らしいだろうとね。あとアメリカは基本、家がめちゃ広いので「一緒に食事どう?」「寄ってく?」ってそもそも声をかけやすいんでしょうか。誰にでも声かけちゃう。そんでパーティーの始まり。
んなこたぁない!ってのはアメリカ人の言い分かもですが、このオープンさとパーティー気質はちょっと特有じゃないですかね。日本人が特別閉鎖的なのかな。家が狭くて密閉だと心も狭くなる、あるかも…。ひどいいじめやからかい、重い差別も描かれるけど、みんな何度も過ちを犯して、それを過ちと気づいて謝る・許さない・許してもらうまで謝る…ということが繰り返し描かれるドラマ。
だいたい新しい登場人物の最初の印象は最悪です(笑)
でもみんな己の最悪さを振り返るから、そのうち愛すべき仲間になる、そこに惹きつけられます。
ユニークライフロスも起きつつある!「愛の不時着」を観て「ホント?」と思うとこが多いのは、「財閥」と「北朝鮮」という2大永遠の謎がテーマだからでしょうね。それがおもしろいんだけど。
「ホント?」と思ったあれこれ。・韓国の財閥は基本性格悪い
・韓国の財閥は金を湯水のごとく使う
・韓国はコネがあればだいたいなんとかなる
・北朝鮮の軍人(田舎出身?)は韓流ドラマも自動販売機も、電子系ほぼ知らない
・北朝鮮では宿泊検閲がある財閥の性格の悪さは「梨泰院クラス」でもたっぷり描かれるので、誇張と思いたいですけどね。
特に悪事も警察にもみ消してもらうとかは、ナッツ姫が民衆にさらされてたのを思い返すと、ないんじゃないの〜?と。
北朝鮮の宿泊検閲というのは、外泊してないか?という抜き打ち検査が実際あるらしく。
とにかく北朝鮮っていちいち「死」や「処刑」がちらつくのでむっちゃスリリングです。
でもおもしろがっちゃいけないほどリアルで深刻な実態というのもあるらしいですね。北朝鮮のことを少し笑っちゃうよう描かれてることはあっても、やっぱり基本優しいというか。
ああいう集落で本当にあんなふうに明るくキムチ漬けて元気に生きてる主婦たちだったらいいな…と遠く思いを馳せちゃう、そういう描かれ方です。「梨泰院クラス」はコメディーというほど明るくないけど、ベースにフラットさがあるというか、他人へのオープンマインド具合は広めです。財閥はひどいけど。
Netflixドラマの基準に「”違い”を超えること」とかそういうのがあるの?と思うほど、様々な”違い”を確かに乗り越えようとしてるこの3作。
日本だと、”違いなどないじゃん”という前提がもうズドーンとありますからね。
それがもう優しくないかもねと思っちゃう。せいぜい「格差」でしょうか。日本が描こうとする違いといえば。
でももう、畳の部屋からタワマン生活夢みる…金持ちの男と結婚して幸せ…みたいなドラマはないしリアルでもないわけで。
リ・ジョンヒョクなんかユン・セリが調理しなくても食事できるように乾物を棚に詰めてあげてた…(涙)
畳にちゃぶ台がリアルな生活だった時代まではドラマもなんか和めたのかも。
「あまちゃん」は岩手と東京の格差みたいのがなんともあったかく描かれてた。夏ばっぱの家の居間とか。

これ、うちの実家じゃん、高齢者寝転んでるのもコミで、という嬉しさ。
ちゃぶ台の端っこに急須・湯飲みが寄せてある感じ。
毎日使うものだから…と、ちゃぶ台の端が定位置になるなし崩し感。チラシを折って作ったくずかご。
高齢者はラジオ聴いてるうちに寝ちゃうんですよね。今の日本のドラマは、例えば40代独身の私からすると「私がどこにもいない」と感じるものが多い。
それは当たり前かもしれませんが、「当たり前?」という疑問符がついたのはまんまとこのコロナ禍において。
わざわざ40代独身を登場させてほしい・主人公としてということじゃなく、例えば「ユニークライフ」ならカウンセラーのジュリアに自分を重ねたくなる。
パートナーがいて妊娠発覚というのは自分とかけ離れてても、ジュリアのスムーズに生きてるよう見せつつドタバタ人生の一部は自分っぽいようにも思える。
「愛不時」だと図々しくも30代女社長のユン・セリと自分を重ねたくなるし、なんたってユン・セリ自身が図々しくイケてないとこ多めなので(笑)それだけで重ねていい気がして。
「梨泰院」なら独身で仕事メインの女性が描かれてますけどね。
ハセキョー×滝クリみたいなあの美魔女との共通ほっこりはナッシングですが…そうだ、トランスジェンダーの料理人、ヒョニの存在が心の支えです!結婚・主婦・家庭というところからフリーな存在、海外ではそれがスタンダードになってるんだなぁと。
「あまちゃん」ではキョンキョンや、片桐はいりさん演じる「安部ちゃん」に心寄せられた。
クドカンドラマが好きなのは、主人公がさほどグレードアップしないまま終わるからかも。
あってもせいぜい監獄からシャバぐらいな感じ?いだてんでも田畑まぁちゃんは引き摺り下ろされました。
あまちゃんはアイドルという飛躍があったけど、エンディングは全般、ステータスや正義・社会性とかの立派系ではないような。
誰にも重ね合わせられないような自己失望みたいのを味わわなくてもいいドラマなのかなって感じます。この間、友達の女性上司の言動がひどいという話をしていて、「その人独身?」という声が出た。
既婚だったけど、もし独身だったら「やっぱねぇ」だったのかなとちょっと気になった。
いやいや、体感では既婚女性の方が言動きついでしょと言いたかったけど、どっちもどっちな偏見であり。
そういう偏見がまだ根強い世の中なんだったら、せめてドラマや映画では理想的に飛躍しててもあらゆる固定概念からのフリー、それが普通の日々、このあたりがもっと描かれてもいいのになと思いました。医療ものにしても刑事ものにしても、上下の格差バナシが多いかも。横のフラット化ドラマって最近あったっけな。ジェンダーのドラマは増えてきましたね。ただ、女性目線で見てきちゃったけど、男性の描き方もまた難しいのかもですね。
とにかくリ・ジョンヒョクはこの世のどこにもいるわきゃないんですよ…。
その失望を和らげるために部下の4人+耳野郎がいるのかな…喧嘩強いし頼もしいから、あの人たちでもいっか、みたいな(失礼)
とかなんとか、”男らしさ”にこだわるこちらも変わらねばならないはずで。
この作品の中で一番現代に沿って描かれた男性は、「ユニークライフ」のエヴァンですかね。
高校中退で、周りから「大学行った方がいい」と言われるけど「俺は俺なんだ」を貫こうとする。人生設計はスローペース。
でも周りの「声」に流されない慎重さと、なんだかんだその声に傷つくナイーブさ、彼女・ケイシーに対しても男としての性急さをぶつけないエヴァン。
韓流はちょっと暴力や銃撃事件多いですかね。
ユニークライフでは男性の暴力性ほぼないです。 -
能年ちゃん祭り
今日は「笑っていいとも!」テレフォンショッキングゲストが能年玲奈さんということで、いいとも予約録画をしてました。
でも~能年さんが出るテレフォンショッキングだけ録れればいいんだよな~と思ってたら、通常テレフォン前に2個あるコーナーが今日は1個で、そのあとはずーーっと40分近く能年さん&タモさんトーク!
ゲッターズ飯田さんまで出てきて占いまで!
そしてエンディングにも付け髭つけて登場!!!能年さんのトーク番組での天然ぶりは噂では聞いてたもののちゃんとお目にかけたことはなく、かねがね能年さんのトークを楽しみにしていただけに、今日の「能年ちゃん祭り」ともいえるいいともの能年ちゃん歓迎ムードは、こちらも嬉しくなるものでした。
しかし、それにしても…
中学3年生みたいな能年さん。
いや、小学3年生・・・
ってか、赤ちゃん・・・?目がくるくると動いて、自信なさげなささやき声で、「ふふっ…」と肩をすくめる…。
ゲッターズ飯田さんに、「実はこういう人」と言われても、自我がまだ芽生えてないみたいにどれもピンとこないような表情で、「そーかなぁ…そーかもです」って表情に、なんだかほっとしました。でも、「何が好き?」とタモさんに質問されて、
「絵を描くこと」
「魚のフォルム」
「ヒゲ」
とかとか(笑)
はっきり率直に答えられてたから自我はないこたない。
自作の絵まで披露!
生放送の能年さん、録画して本当によかった!あまちゃんではGMTとしてダンス踊るシーンがあったけど、その時の話で
「仲間と何かするのがすごく楽しかった」
とおっしゃってた。
蟹座に太陽と水星があるからかな。
学生時代はいくつかバンドも組んでたみたいだし。
蟹座は集団で何かすることに向いてます。そしてその太陽・水星は山羊座の天王星・海王星と180度。
これだなと。
ぽわ~ん、ぽわぽわ…
ふふっ…ぼそぼそ…海王星と個人天体がアスペクトを取ると、お酒が入ったような浮遊したようなふわふわ感というか、不思議ちゃんな感じが漂いやすいと思います。
でも感性・芸術性もあふれ出る。
能年さんの場合は、その海王星がぶっとび変革の天王星とくっついてるので、周りを大いに「は…?」とさせるような、それがメインの個性と。
しかも蟹-山羊ラインなので、国民を代表するような何かに抜擢されたのは、蟹座木星時代の今年、必然っぽくも思えます。パリコレとかお笑い芸人の夢とかバンドとかヒゲは、金星双子座withドラゴンテイルから表されてるように思いました。
双子座は好奇心旺盛。
しかも、「え、そこ?」みたいなマイナー世界への追求心を感じます。
ドラゴンテイルは、すでに過去生でやってたこと
=だから今生でもうできる能力が備わってること
とも言われてるし、
アンダーグラウンド
=マイナーな裏世界と書かれてるものも目にしたことがあります。GMTみたいな、
潮騒のメモリーズみたいな、
マイナーグループ活動みたいなことを、能年さんは前世でもやられてたのかもしれません。
これからもサブカル的な役に恵まれそうな気がします。こんなに応援したい気持ちが芽生えるのも、能年さんの星と私の星があちこちヒットしてるからかな。
120度という吉角をとっていたり。私が能年さんと同じ年代で同じクラスか部活だったら、きっとお笑いコンビも組もーぜ!ってはしゃいじゃっただろうし、バンドも、やろーぜ!ってノリノリでいろいろ楽しんじゃえそうな妄想が湧く。
小学生とか中学生の思いつきって
「ばっかでぇー!」なんて
互いに指さし合ってゲラゲラ笑うようなものでも、実はすごくキラキラしたものが詰まってる。
「あまちゃん」見てて、なんかそんな若かりしウズウズが呼び起こされた気がしたのです。最後のエンディングではふなっしーと共演してたけど、どうしていいのかわからない表情の能年さんに、やっぱり親近感が湧きました。
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蟹VS山羊のあまちゃん
いよいよ木星が蟹座に突入します。
(2013.6.26)
そうすると、蟹座の領域にスポットが当たりやすくなります。「あまちゃん」も、蟹座の能年玲奈さん演じるアキちゃんが、いよいよアイドルの道を目指して東京へ!
星回りにぴたりと沿うような展開に、日々驚きつつ感動してます。ドラマを見ていると、胸打つ演技をされる方のホロスコープがどうしても知りたくなって、ついチェックしてしまうのですが、してみたらば、あまちゃんメンバーには蟹座と山羊座持ちの方がすんごい多い!
異常に多い!!山羊座は、蟹座の対極にあります。
オポジションというものです。
この「オポ」とは「正反対の位置関係」ということ。性質が逆。
でも、強烈に惹き合ったりします。補い合ったりとか。
スクエアほど衝突はなく、むしろ対極の人から気づきや学びを得たりとか。蟹座の資質
ずばり「家族的・ローカル」
地元の仲間とわいわい・んで安心する人たちとつながりたい・母性愛でもって・けど排他的。山羊座の資質は
「上昇志向・ビジネスきっちり」
そのためには真面目に努力で忍耐も・公に見せる自分の看板を作るべく・あたかも家長のごとく。ユイちゃんこと橋本愛さんは、太陽星座が山羊座。
東京でアイドルとして成功したいユイちゃんと、オラは北三陸でいいんだべ…ってなアキちゃんの葛藤がこれまでずっと描かれてましたね。
ドラマって、不思議と演じる役者さんのホロ性質がぱーっと放たれるものだなぁと。さて、あまちゃんに出られてる方たちの蟹&山羊具合をいざ列挙!
(出生時間は正午ごろとしています)蟹座持ち
能年玲奈さん(太陽)、小泉今日子さん(月)、宮本信子さん(土星・ドラゴンヘッド)、蟹江敬三さん(土星・ドラゴンヘッド)
渡辺えりさん(木星・天王星)、美保純さん(水星)、片桐はいりさん(ドラゴンヘッド)、伊勢志摩さん(月・金星)
杉本哲太さん(太陽)
八木亜希子さん(太陽・水星・金星)
鈴鹿ひろ美こと薬師丸ひろ子さん(金星・ドラゴンヘッド)なんかもうハートフルな、温かい感じです。
オラたちみんな家族だ!
山羊座持ち
橋本愛さん(太陽・木星・天王星・海王星)、小池徹平さん(太陽・金星・海王星)
福士蒼太さん(天王星・海王星)
皆川猿時さん(水星)
尾美としのりさん(金星・火星)塩見三省さん(太陽・水星)
荒川良々さん(太陽)
安藤玉恵さん(月)でんでんさん(水星)、木野花さん(太陽・水星)、渡辺えりさん(太陽・水星・ドラゴンヘッド)、美保純さん(土星・※13時半過ぎ生まれなら月も)、片桐はいりさん(太陽)
大人は仕事も大変なんだべ!ってこと、よくわかってる方々…。
あと、宮藤官九郎さんは太陽が蟹座です!
もし…もし朝10時ぐらいまでに生まれてれば月は山羊座なのですが。
でも水瓶っぽさが漂ってる気もするので、どっちかな~
つい浮ついちゃう蟹座の人々・・
アキちゃんはもちろんのこと、春子も若い時にアイドルを目指して東京へ。
大吉さんこと杉本哲太さんも、きたてつのために「なんかしてぇんだ!」と鼻息荒く。そしてそれを「どぅどぅ」となだめる山羊座の人々。
海女軍団の安定感は、いつでも天野家のひとたちに仕事への誇りを思い出させてくれます。
スナック「リアス」や観光協会で繰り広げられる夢ヴィジョンも、常連の冷静かつ冷淡な目で「それどーなんだべ?」と、地に足つけろと言わんばかりの現実感。北三陸VS東京
地元の高校生VSアイドル
普通の高校生VS海女あくまで主役は蟹座で、山羊座は「あまちゃん」においてはツッコミ・ガヤ。
そのそうそうたるガヤの方たちがいいんですわ~。そして、閉鎖的な北三陸に新風やトラブルを巻き起こすのは、ミズタクこと水口さんこと松田龍平さんだったり、古田新太さんだったり、平泉成さんだったり、吹越満さんの「気づき」だったり…。
まぁ、朝の連続ドラマ小説って、必ずなんらかの葛藤は描かれるもんです。
ここまでチェックしてみれば、どのドラマにも必ず法則性は浮かび上がるのかもしれません。
でも、ここまでチェックしてみれたのは、自分も蟹座であるからかな。きたる木星蟹座時代の「ざわざわ」が、あまちゃん通して何か私にも感じられるのです。
