-
某知事の星
某知事・・関西の・・
兵庫県の・・あれだけ報道されても、人柄がまったく見えてこない。
最近は彼が映るだけで怖くなってきました。何かを守っているのか。
逆に被害者意識があるのか。
何も見えてこない。彼の言動などへの批判・追及はメディアに任せるとして、ちょっと彼の星を見てみました。
そしたらば!
彼の太陽は蠍。
これは何も見えてこないわけです。
金星も蠍でした。月は山羊。
火星は獅子。
確かに「上から」な態度になりやすいのかなと。
水星は射手なので、本人としては悪気なく「率直な自分の何が悪い」「熱い思いで仕事をしてる」という言い分があるんだろうか。
P太陽も山羊座前半なので、「降りる」ということは頭にないのかもしれません。
それは責任の放棄になるからと。
なんせ太陽蠍、火星獅子の固定宮。
なんたって「べき」の親玉・土星が獅子座29度。
一度決めたことを外部のムードで変えることはしない。
そういう「ころころ変わる」みたいなことは「良くない」とすら思ってるかもしれません。だけど、そういう内側の頑固さが極端に高まると、外部から「抵抗」として圧を受けたりする。
彼の木星は蟹座。
彼は現在46歳で木星期。
T火星が乗ってますね!
激しい攻撃を受けていると、本人は感じてるかもしれません。このN木星は、魚座T海王星とスクエア気味で、しかも海王星と彼の乙女座P月とでオポジション中。
「消える・失う」かもしれない危機にさらされてる体感もあるでしょうね。
あと、彼のN太陽が牡牛T天王星とオポジション中なので、「変化」を迫られてる苦しさもあるのかなと。
だけど固定宮にとって変化って相当大変なのかなと思うことがあります。
だれだってパーソナル天体に固定宮の1つくらいあるとは思うけど、太陽って「生き方の目的設定」みたいなものなので、固定宮にとってそこを見直すって相当大変でしょうね。
周りが待つしかないようなこともあるだろうかなと。彼は維新系。
維新って苛立ちを掻き立てる人がなんか多いと感じるのは私が東京にいるからでしょうか。
同じ維新でも大阪の吉村知事とかはあっさり前言撤回しますね。
やっぱ双子座・柔軟宮だからかな。
大阪万博に関しては頑固だけど。
吉村知事は月が天秤座で冥王星と合なので、「大人数が関わるプロジェクトを前に進める」となったらとことんやる!の人なのかなと。
固定宮を変えるのも大変だけど、活動宮を止めるのも大変でしょうね。
火星は牡羊座で木星と合。
金星は獅子で海王星とスクエア。
自分の関係者を殊更に「善」と信じ切るようなタイプなんだろうか。
楽観的にもほどがあるという感じがしなくもない。
それは一般の人なら普通にいい人ってなるかもしれないけど、立場上「甘すぎ!」という批判や抵抗につながりやすい。ってか、この火星木星と蟹土星がスクエアなんですよね。
独裁的ではないんだろうけど、詰めの甘さが露呈しがちで、でもなんだかんだ「しっかりせぇや!」っていうおっさんも自分の中にいるんですよ。
大阪だからそれが市民とかに投影されて成り立つんだとしても、東京だったらメディアで今以上にたたかれるってことになるのかもしれず、だけどそういう抵抗がこの人をこの人たらしめている気がするので、いいんでしょうね。謎な知事といえばやっぱ東京都知事。
小池さんのホロもちょっと見てみました。
そしたらば!水星が冥王星と合!しかも獅子座!
これは「クールビズ(キリっ)」とか、「密です(キラっ)」とか多くの語録を生み出すはずです。
派手でインパクトある言葉を生み出す才能があるのは確かと思う。
そんで「盛る」かもしれませんね…それでも「百合子」とか言われるのは太陽や金星が蟹座だからでしょう。
天王星も近くにあるとこからして相当変わり者なんだけど、庶民浸透力が半端ない。
が、蟹座といえば排除。
コロナ禍で歌舞伎町の風当たりを強めたり、関東大震災で亡くなった朝鮮の方々への追悼文をやめたり、過去にも排他的な発言で立場を危うくしたこともありました。
彼女は火星が蠍。
相当謎めいてますよね。
でも何気にファイターなんですよ。
抵抗に最も強いのが火星蠍かもしれません。その火星は牡牛座の月木星とオポジション。
月が木星と合ってとこが「あー」ってわかる感じ。
自分にめちゃ甘いというか、「あたしってすごくないですか?」みたいなことを時間かけてアピールする人。
それが水星冥王星合なので、聴衆に響くし、お金も儲かるんですよ。
引退したら瀬戸内百合子みたいになるんじゃないのかな。
各地を回ってマイクを握ればありがたがる人がそれなりに多そうな。
土星は天秤座なので、モットーとしては「エレガントであるべき(敵を作らない振る舞い)」ちなみに吉村さんの土星は蟹座で、モットーは「仲間は家族」みたいなことかなと。
やっぱり排他的な発言をしたときよく叩かれてますよね。
玉川さんは万博出禁とか。
でもその後、モーニングショーで公開謝罪してたので、こういうとこ双子って偉いなと思います。兵庫県の知事に関しては、無邪気に星を見るんじゃ済まない深刻さが横たわってるんだとは思います。
でもその本質がまだわかりにくくて、今回は問題に触れず、星から感じられたことを言語化してみました。
-
武田砂鉄「父ではありませんが」
武田砂鉄さんの本を初めて読みました。
タイトルにひきつけられた。
(父ではありませんが 第三者として考える)
武田さんは「父ではない自分」から見える・感じることを率直に書いている。
その率直さにすごく揺さぶられたんですよね。
武田さんは既婚ですが私は未婚。
共通点は子なしということだけど、本では「わかるわかる!」と思うことばかり。
その一方で「ここまで書いちゃうのすごい」と、ドキドキする。というのは、「子がいない」という立場で家庭や子どものことを語る・書き表すって勇気がいるじゃないですか。
「でもあなたは子がいないでしょ」「経験してない人には絶対わからない」と人に言われることをすごく恐れると武田さんは語る。
そうなんだよ。
「この件に関して発言権がない(のだろう)」と思ってしまう。
それは誰の思いを汲み取ろうとしてるのか、自分もよくわからない。*****************************************
友人が自分の子を小学校受験させようか、とても悩んでいたとき。
私は自分なりの意見を言った。
学生時代からのこの友人グループはいつでも率直に意見を交わし合ってきて、「思ったことを言うね」というやりとりができる貴重な仲間だと、みんな互いに思い合っていると感じていた。私が意見の半分も言わないうちにもう1人、子がいない友人が私を制した。
「うちらは何も言える立場じゃないよ」あ、そうだっけ?
でも、そしたらあらゆる子ども関係のこと、どんな意見も言えないじゃないかと憮然ともしたけど、悩んでた友人も私の意見を聞きたいわけじゃなさそうだったので、そのまま黙った。
それはもう10年くらい前だけど、今なら「悩んでる人の話をとにかく聞く・受け止める」って、まずそれか…と思える。
意見なんて求めてねぇぞと。
あろうことか私は子どものいない立場でアドバイス的な発言をしようとした。
どんなテーマでも話し合える関係性の私たち、みたいなことに甘えすぎてた自覚もある。
そうやって、あのときのことをいまだに反省する。が。
いまだに反省ってなんだよ。
武田さんの本を読んで何かが蒸し返された。
子どもがいないと、やたら申し訳なく思ったりする。
産んでないことに対してじゃなくて、「気遣いがもし足りてなかったらすみません」みたいな。
あとやたら自分を安く差し出す。
「自分はほら、子どもいないし時間たっぷりあるのでじゃんじゃん使ってください」とか、主に労働の現場で。
「子どもがいない立場でのあるべき姿」というのをずっとずっと模索してきた気がします。
それはとても苦しかったし、「べき」とかを探らなくてもいいんじゃないかと、
武田さんの本を読んで思ったわけで。40代で未婚・子なしという日々は、体感としてそう悪くない。
だけど世間の40女の価値の低さよ!
ネットニュースの見出しを見てもさんざんな疎まれようで、結婚願望あり・子なしの要素が加わるとさらに雑巾みたいな扱いになる。
「誰が雑巾拾うねんww」みたいなコメント。
どうしてこんなことになってるんでしょうね。
-
「ちゅらさん」の島田さん
昨日、えりぃと同じ「一風館」で暮らしていた島田さんが、みんなとのお別れ会をすっぽかして1人去ってしまった。
その去り際にどうしようもなく泣けましてね…
そして今日の手紙ですよ。島田大心を演じるのは北村和夫さん。
ご子息は北村有起哉さんです。
昨日、島田さんが一風館の前のベンチで、やたら猫を可愛がっていたのは確かに気になった。
あれは「じゃあな」というお別れの抱っこだったんだ。
島田さんは立ち上がり、一風館をまぶしげに見上げたあと去っていく。
そのシーンにやたら心がつかまれて、だーっと涙があふれてしまった。
北村和夫さんのあの演技にただただ感動したというか。年配の役者さんのああいう演技を見られるというのはなんて幸せでしょうね。
すごいものを見ていると。
良い朝ドラは、私個人としては「年配の役者をいかに見せるか」ということに制作側の気合いが感じられるものと思ってて、「ちゅらさん」は平良とみさんがまずとにかく魅力的です。
そして、えりぃがお世話になるアパート「一風館」の館長が丹阿弥谷津子さん。
島田さんと愛し合っているみづえさん。
ドラマの中の年配者は大抵、主人公を気にかける優しい存在。
時には、ただそれだけのために出てきたりするけど、「ちゅらさん」の年配者はただ優しいというだけじゃない。
とても個性豊かに描かれている。
おばぁはえりぃを適度な距離でおもしろく見つめて、適当なんだか直感に基づいてるのか、あれこれ行動をけしかける。
みづえさんは多国籍の料理を作ることが得意で住人をもてなしたり、島田さんとお茶を楽しむ。
おばぁが一風館に来たときは、みづえさんと2人、沖縄戦をつらく振り返っていました。
こんなに老人が生き生き描かれるドラマって今、珍しいと思う。
私がこよなく愛する山田太一さんや倉本聰さん、そして山田洋次さんの作品でも、やはり中年や老人が主役・重要な役に据えられているから。*********************************
島田さんは最初、えりぃのことを疎ましく思っていた。
謎の住人・島田さんが倒れたあのころ。
私はえりぃの献身が押し付けっぽい・いかにも朝ドラヒロインっぽいと感じてたのですが、島田さんもそんなことを言っていた。
いや、朝ドラヒロインっぽいぞとは言ってないけど、「ほっといてほしい」「そう望む人もいる」「その気持ちを尊重するべきだ」みたいなことを言っていたような。
私も島田さんに深く共感しましたよ。
でもえりぃは「ほっとけません!」を貫いて、結果、島田さんは根負けした。確かに島田さんを看病するえりぃは何かが過剰で、ドラマ内でもうっすらヤバさをにおわせるんですよね。
その過剰さは「いい人」だからではない。沖縄出身だからでもない。
「誰にも死んでほしくないんです」というえりぃの個人的な思い。
小浜島にいたときの文也くんの死を目にしたあのころ由来の。えりぃの涙を見た島田さんはハッとした顔をする。
一般的な優しさとか心配以上に、彼女の奥深くの恐れがこの子を突き動かしているようだと。
それでもしばらく島田さんは「俺と何の関係ある?」なんて背を向けてたけど、えりぃに無理やり頼まれた他の住人が服薬管理を押し付けられたりしていろんな人とふれあっていく中で、島田さんは生きる方面へ徐々に気持ちが向かい始めた。*********************************
みんな「人のため」とか言いながら、どれだけ自分中心さが幅を利かせていることか。
島田さんは人間のそんなところにうんざりしていたのかもしれない。
妻を亡くしてから孤独の時間が長く、人に期待をかけることも捨てたように思えた。
だって、人とふれあってしまうと心を埋めたくなってしまいそう。
何かがあれば頼ってしまいそうだし、そういう期待を一切捨てて俺は生きるんだというあきらめが当初の島田さんからは溢れてて、私はすぐに心を寄せましたよね。だけど、えりぃが近くにいるんじゃそうはいかない。
スーパーボールをえりぃが公園でなくして、住人総出の捜索を見かけたりする島田さん。
看護師を目指すことになったえりぃに、島田さんは実務的なアドバイスをするようにもなる。
なぜならかつて医者だったから。
みづえさんの入れるコーヒーが実に美味く、いつしか「生」に能動的になっていった島田さん。
「みづえさん、踊ろうよ!」
ってダンスなんか誘ってたっけ(あのシーンは特に男前だった)その島田さんが去ったという喪失感よ…!
今日の放送では島田さんが一人一人に宛てた手紙が柴田さんによって読み上げられる。
号泣!
役者も本当に泣いてたように思えました。
また恵達が思い返す島田さん!!
大好きなクラシックをかけて自室で熱く指揮棒を振っていたであろう年寄りの姿は、ロック好きの自分とどこか重なっただろうか。それでも島田さんが真理亜の入院先へ顔を出してたことはホッとしました。
「(ああいうお別れ会は照れくさいって)君ならわかってくれるんじゃないか?」
島田さんは一人一人のことをよく知る人になっていた。
真理亜も相当な孤独を抱えている。「元気でね。死なないでよ」
真理亜からそう声をかけられたときの島田さんの微妙な表情!
どういうこと・・
これから息子家族と暮らすのは、ほとんど死…?
いやいや、一風館があまりにも「生」に満ちてたから、日々の輝きがいっとき色褪せた、そう思いたい。
それにうっかりWikipediaを目にしたらば、また島田さんにお目にかかれるようなので、そのときを楽しみに待ちたいものです。 -
8月の「虎に翼」
寅子が航一をどう思ってたのかずっとわかりにくかったのですが、ついに思いを吐露しましたね。
(Yahoo!ニュースより)
航一さんに胸が高鳴ってしまう。強烈なこれは何なんでしょうか
高鳴ってたんだ!
一緒に働く仲間として大事に思ってたことはわかる。
寅子のことだから、あくまで同僚としてだと思ってました。
だとしても、寅子の寄り添いが航一の心を揺さぶったのは間違いない。
「あなたといるとフタが外れてしまう」と航一は言い、「優三さんだけを愛してたいのに、なんで…」と寅子は泣く。
2人のホロスコープを見てみました。
昨日8/9
伊藤沙莉さんのN金星と現在のT火星木星がコンジャンクション中でしたね!否が応でも恋愛チャンスに胸が高鳴ってしまう。
ちなみにP太陽もN金星と近い位置にある沙莉さん。これまたなんと!岡田将生さんのN火星もT金星とコンジャンクション中でした。
2人して恋愛チャンスの波に乗る!
俳優同士としても出来過ぎです。
岡田さんは月が山羊と水瓶の境目にありますが、この月はT冥王星とコンジャンクション中でもあります。
まさに心のフタが揺さぶられる航一の図、っぽいじゃないですか。
冥王星が乗る前と乗ってからの人生ががらっと変わる、その予兆を見るような。
伊藤沙莉さん
太陽:牡牛、月:水瓶か魚、水星:牡牛、金星:双子、火星:牡羊岡田将生さん
太陽:獅子、月:山羊か水瓶、水星:乙女、金星:乙女、火星:乙女
この2人は太陽スクエア。
金星と火星がどう組み合わせてもチグハグなんですよね。
あの身長差キスシーンもかなりチグハグ。
それが微笑ましい2人ですがね。
岡田さんの金星乙女こじらせ感は、いつも魅力として溢れてます。水星が地星座同士。
コミュニケーションはいつも堅め。実直な2人。
そりゃどっちかふざけるとしたら寅子のほう。
金星と火星からもフットワークの軽さが感じられる。
航一=岡田さんは地星座っぽく、寅子のキャラに「なるほど…」と言うのがやっと。
でも太陽獅子なので、本来は楽しい部分が自分にもあるはず。
それが寅子によって呼び覚まされるような日々がとても楽しいんじゃないか。
こじつけっぽく読みましたが、岡田さんの太陽は沙莉さんの冥王星ともスクエアで、沙莉さんの太陽は岡田さんの冥王星とオポジション。
一緒にいると運命まで変わる心地になる相手。
変わる前が一番怖くなる。変わりたくない!と思うほど。
ドラマであれだけの苦しみ・葛藤が描かれるなら、俳優のホロスコープにもなんらか表れたりするんですよね。
「虎に翼」は「マイノリティーの視点・言い分」をすごく大切にしてるなと思う。
偏見や差別をすごく浮き上がらせてて、ここまで描くんだ!という驚きが日々あります。
昨日の航一の愛の告白シーンも独特でした。永遠の愛を誓う必要なんてないんですから
不真面目でだらしがない愛としても、(寅子と)線をはみ出して、溝を埋めたい
こんなようなこと。
これは、「婚姻に基づかない愛の肯定」というだけじゃない何かを感じる。
不倫も肯定?
わかんないけど、「永遠の愛を誓う必要がない」
これを主人公たち、しかも朝ドラの2人がお茶の間に向けて言うってなんかすごい。
実話では結婚する2人だけど、ドラマとして独自のメッセージを発信してたんじゃないか。
誰に?
「永遠」が重い人たち。
私もここにはグッときた。
なぜ恋愛と永遠性と婚姻がセットみたいにくくられて・・
まったくそのせいで・・
本当に「そのせいで」と思うことがいつも何かを阻んでくる。
阻むのは自分の意識と思い込みなんだけど、社会のせいにもしたくなるがんじがらめな何か。「ええじゃないか」と航一は言った。
「それ乗った!」と寅子は応じた。
ドキドキする「今」を楽しもう。
あのド真面目な2人がそう言うなら、永遠性なんて脇に置こうや。
そういうムードが世の中にいきなり浸透すればいい。
恋にリミットがちらつくような時代に生きてることが窮屈で、そういうのから逃れるためにみんな不倫してんじゃないかと思ったりするからさ。
不倫しか形がないこたないのに、結婚が延長線上にある恋愛じゃないと「だらしない」みたいな雰囲気。
航一と寅子はなんだかんだ真面目に恋愛するだろうけど、2人に込められたメッセージを真に受けたい。
とかいって何があるわけじゃなく、手遅れかもしれない。
この「手遅れ」とか自分で言っちゃうのも嫌なんだけど、年齢がどうだからどうとかいうXの「おすすめ」でよく見かけるジャッジメントもたいがいにしろよ…とかボヤきたくなるのは、生きてるだけでぐさっとくることが多い年になったからですね。
-
牡羊座のいいところ
TVつけっぱなしで洗面台にいたら、誰か男性コメンテーターの話し声が聞こえた。
オリンピック選手についてカラッとシンプルにエールを送っていて、「なんか気持ちいいな」「誰だろう?」とTVを見に行ったら、上原浩治だった。
上原のことは巨人時代から見てたけど、思えば選手時代はあんましゃべる人じゃなかった印象。
コメント求められても短めとか。
今はスポーツコメンテーターとして結構TVで見かけるけど、相変わらずコメントはシンプルだった。
それがいい!上原は太陽牡羊座。
いかにも!という感じ。
上原のコメントって重くないんですよね。
かといってサラッとしてるわけじゃない。
やっぱ火星座的なカラッと感というのかな。
ズバッと言うけど後を引かない。裏の思惑を感じない。
自分をいい人に見せようとしてない、のを感じる。
似た感慨を抱く人→ 内田篤人
ウッチーも牡羊座。
選手時代より引退してからの方が好きですね。
前から率直な人なのではと思ってたけど、本当に率直だったんだという感動。
ユニクロのCMに登場したときは驚いたけど、共演が綾瀬はるかさんだからかずっと見てられる感じ。
綾瀬さんも牡羊座。
魚座の松下洸平さんだとやっぱいくらか湿り気はありますよね。男女感がそれなりに漂うというか。
綾瀬さんの存在でぐっと中性的なムードになるあのCMはなんとも不思議です。あと羽鳥さんとかナジャ・グランディーバとか、牡羊座の人の番組を結構見ています。
牡羊座のいいところって、とにかく率直で素直なとこと思う。
「直」の人なんですよ。
飾らないまっすぐさが見てて気持ちがいい。
小5感というのかな。
あざとさが芽生えるぎりぎりの純粋さと、独特の批判精神を併せ持ってる感じ。
「王様は裸だよ」と言えるタイプですが、実は牡羊座はそこまで率直じゃなく、「これ(裸とか)言っちゃいけないやつですよね」と表情で表しつつ、TV的なルールには忠実。
和を乱さない平和主義なところもあるんですよ。
人気者になる牡羊座って、地球星座的に対向の天秤要素をたたえてる人と思う。
・スタンドプレーをしない
・「みんなで」という意識、もしくは「自分は全体の中の一部」という意識が強い
・「目的は人を傷つけることじゃない」という爽やかな明確さがある
こんなに牡羊座をまぶしく見つめてしまうのは、私のASCが牡羊だからかも。
たぶん私にも牡羊的なところがあって、その自分を肯定したがってるというか。
だって私は太陽蟹ですから、牡羊からするとスクエアになる。
牡羊のように忖度なく生きようとすると強烈なブレーキがかかる感じ。
そんで蟹座には「あざとさの種」みたいのが植わってて、「好かれるために」をすごく考え始めたりする。
獅子であざとさの失敗や学びを繰り返し、乙女でようやく人が求めるあざとさを習得し、天秤であざとさが魅力的に放たれ、蠍座ではあざとさをクローズすることの効果を発見し始め、射手であざとさを上手にコントロールできるように、山羊ではあざとさで人を支配できるようになる。水瓶になるとあざとさでどうこうすることを手放しつつあり、魚座になると「あざとさってなんだっけ?」とあざとさの意識すらなくなる(それが最強のあざとさに見えたり)
牡羊・牡牛・双子にもあざとさらしきものはあるはずですが、「こうすると愛される」みたいなことには鈍感というか下手くそというか、「そんなことは面倒」と思っちゃうほうが勝る人たちでしょうね。
というわけで、私は牡羊座の「あざとさのなさ」が好きなんですよね。
あってもド下手というか、その不器用さをわかってるとこというか。
大泉洋さんとか、そういう自分をよくわかってるように見える。
それもあざとさに見えなくもないんだけど、いや、この人は計算してないと信じたくなる純粋さがやっぱり溢れてる感じがありますよね。
あとなんたってコミカルです。
人はどうしたってドジだったりすることを隠そうとしない人なのです。
あざとさが増すほど隠そうとしたり、カッコよく見せる演出がすごく成功したり、そういう加工感が好きだという人もいるでしょうけどね。
ちなみに太陽や水星は、「社会で通用するための自分」として太陽星座っぽく振る舞おうとしたり水星を使ったりする。
月や金星は「素の自分」として出やすいところ。
金星は「得意分野」として表れたりもします。
火星は「そう出さざるを得ない(勝ち取るためには)」という感じでしょうか。
木星は「あなたのそういうとこが好き」と思われやすい「っぽさ」が表れてるんじゃないかなと。太陽があざとさたっぷりサインで月がド下手あざとの場合、対人関係をスムーズに泳ぐため太陽っぽく振る舞うんだけど心は空っぽなので、「成熟してるけど裏表のない人」として人気者になりやすいんじゃないでしょうかね。警戒心をあんまり抱かせないというか。
逆に太陽が双子とかで月が後半星座だと、人からは無邪気に映るものの、話すとすごく老成してるがゆえの諦観がにじんだり、批判精神が発達してる人とわかる。
太陽・月どっちも前半星座だと、無邪気に遊べるけど社会的にあぶなっかしく見えたりする。
太陽・月どっちも後半星座だと、思い切り老人感と出るか、この世のレジャーとお得を味わい尽くしたい経験知識人間として表れるか。
どれもいささか極端に表現してますがね。
牡羊座から話がそれました。
私は木星も牡羊なので、「牡羊っぽくありたい」気持ちがいつでもあるんだろうし、人からもそれなりにそう見えてるんだと思う。
「仕草にスピード感がある」と何度も言われたことあるし。
ただ、TVだと太陽牡羊男性に目が行きがちで、牡羊女性にそんなに惹かれるわけじゃない。
たぶん芸能界だとまだ、女性が率直にものを言えるムードになっていないんじゃないかと。スポンサーとかあるし。
綾瀬さんが人気なのは、「やってのける」からでしょうね。
綾瀬さんは太陽牡羊、月が牡羊と牡牛の境目ですが、どっちも超前半の人。
危なっかしいんですよね、紅白とかも。
でも人気なのはあの容姿もあるだろうけど、「私心」がないんだと思う。ほかの芸能人よりずっと。
容姿が素敵に見えるのも、内面が滲んでるからだろう…と思っちゃうほどです。
そうそう、牡羊座特集を書こうと思ったのは、この間の「あさイチ」で玉置玲央さんを見てから。
私の中の牡羊俳優No. 1は長いこと柳楽優弥さんでしたが、玉置玲央さんも並びました。
なんたって「光る君へ」の道兼役ですよ。
まぁ残忍!
悲しい役…!
だけどこういう役をやる俳優は、トーク番組出ると大体いい人のはず。
その直感は当たりました。
あさイチプレミアトークでの玉置さんがなんとも「直」の人だった。
率直&素直。
演出家の鴻上尚史さんも、「すごく素直なやつ(そこがいい)」と言ってました。
玉置さんは太陽も月も牡羊座。水星も金星もあって牡羊座マジョリティー。
やっぱねぇ、何かしらの危なっかしさですよ、その魅力。
確かに「大人の色気」みたいな感じじゃない。
胸や腕の筋肉がすごかったので、牡牛火星的な肉体的色気が放たれてたんでしょうか。
そんで玉置さんはその火星が冥王星とオポジション。
水瓶木星とでTスクエア。激しさ増幅!
現在39歳と火星期なので、この数年特にヤバい役で評判を呼んだのも納得です。
太陽ー海王星スクエアだし、「誰?」みたいな謎めきで徐々に人に印象づけてこられたのでしょう。
それに絵も写真も上手だった。
海王星アスペクトがあると確実に表現センスが放たれますよね。
あんなに「闇」がありそうな役を演じられてても、トーク番組だといい意味で「空っぽ!」と感じる。
そこがいいんですよね。
牡羊座はそういうとこがいい。
「何も考えてないんです」という言葉を信じられる人。
これで策略家だったら恐ろしいけど、たぶん本当なんだとこの牡羊群から感じられる。
あんなに筋肉発達してても「なんもしてない」と言う。
さすがに本当かよと疑念を抱きましたが、意識としてはそうなのでしょう。
きっと普通の動作が筋トレになっている。
人から見れば盛大につっこまれるタイプでもありそう。(あさイチ インスタより)
頬の青ペンキはブルーマンにつけられてた。
-
「光る君へ」の女性たち・7月
恋愛のことを考えるのは何歳になっても楽しい。
大河ドラマ「光る君へ」の放送も毎週楽しみにしています。
高畑充希さんがまぁぁ綺麗。
(光る君へHPより)
一条天皇とのシーンもいいけど、ききょう=清少納言といるときの中宮定子はより高貴さが増すように見える。
高畑さんが美しいのは知っていたけど、平安時代がこんなにマッチするとは。
前世も高貴な人だったんじゃないかとか思えてきますがね。
CMとかだとシャギーな髪型の多い高畑さんですが、あの髪型に引っ張られて活発ふうに印象づけていた。
いやいや、この方は眉・目・鼻・口の形と配置が完璧で、高畑さんの女性らしさがこんなにありがたいとは!と、中宮定子についてどこまでも興奮気味に語れますね。
太陽射手の高畑さんはやっぱりシャギースタイルが前面に出がちなんだとしても、金星蠍ですからね。
蠍の人の本気の色気と奥ゆかしさ、人生の狂おしさはこう現れますか…と、感動にわなわな震えるウイカさんのあの表情は本当よくわかります。一条天皇を演じる塩野さんも金星蠍で、蠍×蠍の恋愛ってこんな!?って毎回ツッコミながら見ています。
狂おしさも性のにおいも倍増、悲しみも執着も増幅。
一度出家した定子をまた后として呼び寄せることがどれだけ許されないか、よくわかるように描かれてました。
なぜそんなに定子を求めるのか。
一条天皇も幼い頃から大人たちの権力争いの駒と見なされ、ずっとあやつり人形だった…と悲しい独白をしてましたね。
大人になったところで自由が叶わない立場の天皇は、性に全力を注ぐことしか命を実感することができなかったのか。
自分の愛着くらいは自由に表現させてほしい。
だけどそれすら大臣たちに阻まれて、不健全な執着がどんどん募っていく。
京の町や民も災難続き。
その災難は天皇の無策のせいと安倍晴明に占われたりと、恐ろしい時代。
やっぱり吉高さんが現れるとホッとします。
さすが蟹座という親しみやすさ。
主役ですからね。
そして、まひろ出産。(Yahoo!ニュースより)
割とわかりやすく「道長の子」として描かれたことは意外でした。
そんで、みんな知ってんですね。
まひろと道長の間に何かあったっぽいこと。
吉高さんって人は150度の人との恋愛ドラマがすごい印象的なのです。
水瓶座・・向井理
射手座・・柄本佑、妻夫木聡
夫・宣孝役の佐々木蔵之介さんも水瓶なんですよね〜
魚座の松下洸平さんともいいコンビとは思うのですが、ヂョウミンはもう退場だろうか。
牡羊座の毎熊克哉さんとも恋愛に発展するかどうかのところで悲しい別れがありました。吉高さんって恋愛感度が絶妙な気がする。
最初こそトボけた顔するけど、さらなる鈍感さで突っぱねる野暮なことはしないというか。
「あ…う…」とかってドギマギしつつ、すぐ女の顔になる。
これがアザとさにならないぎりぎりのラインで、お見事なんですよ。
アザとくなる人はなる。
「そんなつもりじゃ…」っていう演技がド下手な人はわりといますよね。まひろが道長の子を宿すことになる石山寺での再会。
奇跡すぎ!と思うけど、韓流があんなに運命的ならこっちだってそのくらいやったっていい。
あのときの吉高さん、抱きつきそうで抱きつかない!という数ミリの揺らぎには参りました。
そりゃ位がお高い方ですから。
いくら愛し合った仲とはいえ、立場をわきまえないとならない。「じゃあ…」と挨拶して、あーまた別れるんかと思ったら、道長がこっちに駆けてくる!
やっとかないともったいない感が柄本さんからあふれてたように見えたのは気のせいでしょうか。
左大臣にまで上り詰めてギラつきが多少漂ってきたとはいえ、基本さら〜っとしたクールさをまとう柄本道長。
まひろを想うとき、まひろと相対したとき、不思議と体つきも一回り大きく見えるんですよね。
テストステロン?
正妻・黒木華さんといてもそうはならない。
次妻の瀧内公美さんも相当肉食ですが、流されるだけの道長。
縁とか相性なんだろうと思うものの、「思い通りに結ばれない」という事態は男女に濃厚さをもたらすんでしょうね。2人で寝るのにちょうどいいスペースが石山寺のどこにあったのかは気になりました。
この間の22時ごろ、都内のとある駅。
ひっそりした階段の柱でカップルが「ここいいね」と鞄を置いてすぐさま絡み合ってたけど、「いいねじゃねーよ」というツッコミが瞬時に湧き起こった。
「いいね」ということは、「早く早く」という話でもしてたのか。
ひっそりしたスペースへの嗅覚に巻き込まれた気がした。
リアルな男女のああいうので素敵なのって見たことないな〜ドラマのようにはいかないものなんですかね。
平安時代の高貴なお方なら、確実にひっそりした場所を見つけられると思いたい。
なんの話だか。
今後は道長の娘・彰子役の見上愛さんが気になりますね!
(光る君へHPより)
まだ12歳で一条天皇のもう1人の妻となり、何聞かれても「仰せのままに…」としか言えない。
柄本さんや黒木さんもどこか平安ふうのお顔ですが、その娘の見上さんも絶妙に時代がかってて、見てるだけで楽しいです。
中宮定子がいきなり亡くなってしまい、一条天皇の来週の悲しみを思うと胃もぎゅっとなりますが、彰子の存在がどれほどのものになるのかすごく気になる。見上さん、蠍座なんですよね〜。
金星は射手座。冥王星と合!
塩野さん(一条天皇)とは金星同士の蠍×蠍じゃないから、狂おしい感じにならないだろうと思いたい。
射手の金星は木星とオポジションなので、佇むだけで一条天皇を明るい気持ちにさせる力を秘めてるんじゃないのかな。
しかも彰子といえば、紫式部とつながりがあるんでしたっけ。
源氏物語がこの世に生まれる線上にいる重大な人。
金星冥王星が射手で合(木星とオポジション)というアスペクトが、「愛」以上に文字・カルチャー感として大河で発揮されたりするかな。
柄本さんも射手座ですしね。
吉高さんは金星が双子。
そう、吉高さんは金星双子なので、そんなに一途じゃないと思うんですよ。ドラマ上。
ドラマが楽しみっていうのは本当幸せなことです。
現に3、4人の男性とすでに関わってるし。
今後も道長以外のどんな人と意識し合うんだろう。
吉高さんの娘役が誰になるのかも今から気になりますね。
母の紫式部と今後、宮廷で働くんでしょうから。
-
「家族だから」2話
NHKドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」
略して「かぞかぞ」と言われてるようですが、省略にはまだ抵抗あり。しかしこのたびの2話もすごかった。
河合優実さんの演技、本当惹かれます。
福地桃子さんと学校のプールで過ごすシーンは、平成初期の邦画みたいな独特のセンスを感じましたね。
すごく素敵だった。
高校教師も独特なキャラ・演技と思ったら、東京ダイナマイトの松田さんだったんだ。
主人公はやがて社会人へと成長していくけど、今まだ高校生。
その高校生の七実に家族のいろんなことがのしかかりすぎる。
父親は中学のとき急逝。
ダウン症の弟の買い物を見守ったり、母親の不安を明るく吹き飛ばしたり。
そしたら母親がある日倒れて、下半身麻痺に。
祖母が来てくれてごはん作ってくれるけど、なぜかお見舞いに行かない祖母。
七実は学校から病院へと毎日お見舞いに行き、母に明るく声をかける。
ヤングケアラーやん。
このドラマ見ると、私の中に冷静な七実がヒュッと入ってくるんですよね。
いや、隣に座ってる感じ?
河合さんのあの笑みが、わけ知り顔で自分にも注がれる。私自身がヤングケアラーだったわけではない。
ただ、重い荷物を持たされた体感はある。
家の中で「いつも一番大変な人」が母で、その次が誰…と決まってて、中高生の自分は「まだ何も背負ってない人」としてカウントされていたので、大変な人の愚痴聞き係だった。
「聞きまっせ!」と気合いが入るものの、すぐ面倒くさくなる。
本来それでよかったはず。
だけど、あのころ真面目に罪悪感を育てちゃったんだと思う。
自分がどこか逃げ腰だったから家族は笑顔にならないのか。
頑張りが足りなかったよ、ごめん。
パスタ食べながら泣く七実。
お母さんを幸せにしたかったはずなのに、死にたいなんて言ってるし。
こんな最悪の事態。もっと何ができただろう?
でももう頑張れないから一緒に死のう。子どもいる人の気持ちわかんないでしょうとか。
親の気持ちわかんないでしょうとか。
言ってくる人がいたら今度は決定的に心から締め出せると思う。
すごくわかると思ったから。坂井真紀さん演じる母親の気持ち。
自分の子どもをこんなに頼もしく見上げる。
それは誇りでもあり虚しさでもあるから、死だって意識してしまう。
誰かの人生のお荷物になることの苦しさ。
いや、死とか文字にすると急に物騒だけど、生活内で意外と登場してくるワードとは思う。
家族はすぐ煮詰まるから。
煮詰まった勢いでうっかり出がちな暗黒ワードだけど、そうやって強引にカーテンを引くことで、いったん幕間みたいに区切りをつけたいだけだったりする。
死にたいみたいなこと言って、あえて底を見てやりたい。
そしたら希望って自然にやってくるでしょう?(という無意識的期待)
ただ、七実のあの一瞬の絶望感はすさまじかった。河合さんの演技のどこが好きかというと、家族とバチッと目を合わせないところ。
いつも横目で家族を見つめるんですよね。
ちょっと不良っぽい視線というか。
私も家族の中にいると眼瞼下垂レベルで目を伏せがちで、福原遥さんみたいなピュアな目はとうに家族に向けられてないですね。
お母さん死んでいいよ、一緒に死のうと泣きながら言うとこでも、前髪でわざと目を隠してるように見えた。
そんなこと、目をバチッと合わせて言えることじゃない。
それを演技で伝えるってのがもう感心しちゃって。
逆に母・坂井さんは柴犬みたいに澄んだ目を向けてくるんですよね。
母親と決定的に目を合わせたくないアレ、何なんだろうな。
うざいうざい、とか言いながら絶対的に避けてる何か。
その感じがすんごいうまい河合さんです。たぶんだけど、目を合わせちゃったら責任の契約書に最終サインをした気持ちになるからかも。
やりますよ(私しかいないんだから)という突っ張った気持ちを数%でも表現したい甘えというか。
それでも責任ファイナルアンサーを求めてくるような母、だったり家族だったり。
うるせーな、目じゃなくて行動を見ろよと言ってたい自分。
なんか結婚を迫られてる男と迫る女みたいじゃないか。親友役の福地さんがまた魅力的な子です。
2人揃うとなんか90年代なんだよな。
すんごい心を動かされるドラマ。
家族って4室太陽土星の自分にとって本気のテーマだなと、突きつけられましたね。
強烈な感情をどれだけぶちまけてきただろう。
でも二度と引き出されたくないんですよ。
その扉をガタガタと揺さぶってきますね。
河合さんの演技によって特に刺激される。
今もう、こんな作品でも見ないと言葉が出てこなくなっちゃってね。
-
「燕」の最終回と「家族だから」
ちょっと前だけど、ドラマ「燕は戻ってこない」の最終回はすごかった。
リキがいよいよ双子を産んで、草桶家はどんなふうに振る舞うか?ってとこが描かれる。
いやぁ〜草桶夫妻はひどかったですね。
特に悠子は自分こそ悲劇の女と周りにアピールしておいて、目の前の代理母が子を産んだら、自分のセレブ力を存分に使う。
この世は結局セレブに搾取されるようにできてるのかも。その暗示を目にしたようだった。リキは悠子の変化にショックを受ける。
前なら親身になってくれてたのに、産後は「子どもの前からすぐ消えます」という書類にサインしてほしいと迫ってくる。でもリキはすごく変化しましたね。
子どもはすでに自分の一部みたいになっていて、引き離されると思うと涙が出るほどつらい。
帝王切開での出産の痛みや高熱に苦しんで、それを怒りやみじめさと結びつけられるようにもなった。
これも自己責任?とんでもねぇだろという疑問。
プロジェクト初期に卑屈だった自分にも腹が立つし、まんまと見下してきた周辺に今更ながら信じられない思いが沸き立つ。石橋静河さんが赤ちゃんを見つめるたびに泣いてしまうシーンで私も揺さぶられました。
赤ちゃんってテレビ越しでも人の母性を刺激してきますね。
リキと同居してきたりり子は「ホルモンバランスでしょ」とあっさり言う。
母子にまつわるあらゆるものが神格化されてしまうのはなぜなのか、そんなことは知らんと。
出産経験がない人ってそういうこと言うよねーというシーンに見せかけてるけど、神格化vs生物学みたいな永遠の噛み合わなさにも見えた。
確かにそこで争っても不毛でしかない。
子持ち様論争は、母子が神格化されたら何も言えない鬱屈が、何かの隙を縫って現れた一部分かもしれないと思った。神格化でもホルモンバランスとしても、「引き離されたくない」という感情はそのときの答えなんだと思う。
その時々で忌まわしい感情を抱く自分を責めて隠してきたリキ。
搾取されることをそうとは気づかない人はすごく多いと思う。
私も最近の個人的なあれこれとか都知事選の結果とか、自分はこれからも搾取される側なんじゃないかとうっすら絶望した。
自分の「意志」しか味方につけられない。
意志と決断、行動。
ただ、行動したってすぐ追っ手に捕まってまた搾取されるか、すり抜けて生きることに命を削る思いをするか、リキの未来。
ドラマ的にデフォルメされた搾取感としても、私も自分を重ねたんですよね。そんで「燕」のあとのドラマが、河合優実さん主演ドラマというじゃないですか!
「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」
最初はBSで放送されてて、BSっぽいな〜という感じ。
すんごく変わったドラマ。個性的。独特。おそらく「河合優実さんの隠れた名作を見たい!」という旋風が吹いたんだと思う。
いやぁ、うれしい旋風です。
河合優実さんがめちゃ魅力的。
弟役でダウン症の草太にもすぐ胸を掴まれたし、なんたって母役が坂井真紀さん。
これはただならぬドラマですよ。
河合さんの親友役・福地桃子さんは親がマルチ商法にハマってて、学校で「マルチ」と呼ばれてる。
うわー、ぐいぐいくる設定。
でもほぼ実話なんだそうですね。私の母親はできないことがとても増えて、その兆候の現れ始めは家族に悲壮感が漂っていた。
でもそのうち結束に変わる。
「工夫して生活を波に乗せてこ!」みたいなライトな連携が生まれる感じは、ドラマと近しいものがあった。
それでも家族に不安を拭い去れない人がいたりもして、ドラマだとそれは母役の坂井さん。
息子の草太にお金を持たせることができなかった。
「信じてみようよ」と、工夫の第一歩を提案するのが河合さんで、提案しつつフォローもする。
初めてのおつかいに出た草太をこっそり尾行したりして。
世話が焼ける…と言葉には出さないけど、面倒さと達成感が入り交じる日々はそう悪くなさそう。
多忙な母を「死ぬどー」とさらっと気遣ったり。
このさらっとしつつ気にかけるとこが河合さん本当うまい。
高校生という青春時代のナイーブさとか、1軍女子にはなれない怪しさが見ててすごく楽しいんですよね。
私が河合さんと同世代だったら、あんな演技をしてみたいと劇団の門をたたくかもしれないと思った。河合さん演じる七実は今まだ高校生。
家族の問題を自分の奮闘でクリアしていく鮮やかさに、自分の若い頃を重ねた。
いちいちクリアしてったはずなのに、年を重ねるにつれて不思議と重くなる何か。
解決してきたはずなのに?
頑張ってきてさらにこの事態?
1話の終盤では母親が動脈乖離で倒れ、一命は取り留めたものの足の麻痺が残る。
父親はすでに死んでる状態か転勤かで家にいない。
高校生の七実の日々はどうなるんだろう。
このときの大変だった日々は、七実の成長にどう影響していくんだろう。「私、かわいそうと思われてたんだ」と七実が気づくシーン。
「下に見られてた」ということとどこか同義。
でも「おもしろい(そこが憧れ)」と友人・マルチから言われて、「私おもしろい?」と驚く七実。
なんかここで泣きました。
自分の放つものが人と違うと気づいて、悩みが一層深くなるってことがある。
そこがいいんだよ、と言う人をずっと待ってたつもりもないけど、浮きまくる日々を恥じることもなかったんだとわかって泣けることもあった。この間、久々に整体に行ったら、施術中からずっと「もう合わせたくない!」という思いが上ってきた。
そこの先生がちょっと霊感っぽい人というのは関係あるのかないかわかんないけど、「本来の自分」を久々感じたような気がしたんですよね。
誰がお前に合わせるかよ。
これまでの反動でひきこもりたくなった。
べつに受け身でいてもおもしろいドラマは放送される。
でも、こもってられない用事が何気に日々に詰まってて、それが自分を支えてるとも言える。
これからは「楽しむ」なんて期待と魂胆からフリーになりたい。
朝起きて、用事済ませて、寝る。
それだけで独特な自分らしさは醸成されるはず。
このドラマを見続けるだけで、誰と・何と波長が合うのかがはっきりしてくる気がするんですよね。
-
「燕は戻ってこない」
NHK火10ドラマ「燕は戻ってこない」見てます。
画像は「燕は戻ってこないHPより」
桐野夏生さんの小説が原作。
まだ日本では認められていない代理出産の物語です。優れたバレエダンサーとしての自分の遺伝子を残したいと願う夫(稲垣吾郎)は、元妻と離婚してまで愛した現妻(内田有紀)との間になかなか子どもができない。
治療で心身にダメージを受け続けてきた妻はこの先、妊娠が見込めないことをある日医師に告げられ深い傷を負うも、自身も名バレリーナだった夫の母(黒木瞳)は遺伝子が受け継がれることを諦めない。
そこで湧いて出た話が、夫の精子による体外受精・代理出産で子を迎えること。物語の主人公・リキ(石橋静河)は、必死で働いても手取り20万も行かず安アパート暮らし。
アパートの前に転がる汚い自転車を手荒くよけたことで、その持ち主である住人にストーカー気味に付きまとわれ、故郷で慕っていた叔母(富田靖子)の葬式に参列するお金もない。
そんな折に同僚(伊藤万理華)から「卵子提供のドナーになればお金がもらえる」「一緒に登録しよう」と持ちかけられ、追い詰められる生活の中でうっかり登録してしまうリキ・・・すごいドラマです。おもしろい。
「よくできてる!」と思うポイントがいくつもあるんですよね。よくできてる!その1
・石橋静河さんの貧困感石橋静河さんはこれまでのセレブ感のある役だって素敵でした。
ただ、なぜか貧困寄りの役も多いですかね。
これがまたハマってるんですよ…赤いジャンパーがまたよくお似合い…
襟が茶色のコーデュロイ。
静河さんが着ればそりゃ可愛いけど、このなんとも言えない作業着風ジャンパー。
私が着たら日雇い労働者ですよ。
一体誰が見つけてきたのか。同僚・テル役の伊藤万理華さんがまた困窮感に説得力を持たせます。
最近、脇役でもこんな鮮やかなヤンキーは珍しい。
伊藤さんといえばつい最近、NHKで「パーセント」の主役。
そちらでは元乃木坂っぽさがほの見えましたが、このドラマでは「女として人の役にたとーぜ(そんで金もらおーぜ)」と卵子提供登録を持ちかける。
とかいって彼氏との間に子ができんだけど。
そりゃないよ!登録しちゃったじゃん!と憤慨するリキは、もう後戻りできないとこまで来ていた。石橋静河さんの終始暗い顔と低い声が生活の不安定さとぴったりで、だけどそこは石橋さん。
美しいんですよね。
造形の美しさだけじゃない、表現の美しさというんでしょうか。よくできてる!その2
・セレブな人たちなんたって稲垣吾郎さんが元有名バレエダンサーってのがすごいと思う。
その母が黒木瞳さんですよ。
なんとセレブ感あふれてることか。
血筋・子どものためなら1000万以上あっさり払える人たち。
黒木さん演じる母は、息子が元妻と別れて悠子(内田有紀さん)を選んだのが本当理解できない。
不妊体質だなんて。このあたりのハラスメント性がひどいのですが、黒木さんが悠子を認めないのは不妊のことだけじゃないと思う。
上級なものにこだわる嗅覚は、そうじゃないものにも鼻がきく。
悠子もまた、貧困とは言わないまでもイラストレーターで身を立ててきた。
今でこそイラストがCM起用されているけど、過去の悠子の生活はリキとどこか重なる。
その重なるような素朴感が内田さんから漂うのもすごいんですよね。
似てる…とリキを見て感じるからこそ、リキには無理を強いたくない。
自分を大事にしてほしいと願うものの、「これで遺伝子がつながる!」と喜ぶ夫と義母の勢いに逆らえないし。
逆らえないんだけど、自分の内側にある正義感や倫理観は決して失いたくない。
その熱さが内田さんから放たれてるのも、なんか嬉しいんですよね。
そして、とても悲しい役。悲しさが美しいのです。
また稲垣さん演じる基の鈍感さ!
ムカつくほどの鈍感さでいつもキョトンとしちゃってさ。
ぴったりなんだよな〜よくできてる!その3
・戸次さんリキが処女を捧げた相手→既婚者の戸次さん
「俺とホテル行くべ?」
なんでだよ!っていうこの図々しさ。
でもなんか、地元でよく目にするような既視感がありましたね。
「奥さん妊娠中では…?」
リキの不信感もまっさらにしてしまうあの自信過剰な笑顔。
「ほいじゃ、ダメかえ?」みたいに引くふりして、なぜか効果的なやつ。戸次さんうめぇ〜
リキはまんまと「いいけど…」と応じてしまう。
体を重ねれば情が湧くリキに、「離婚なんてしねえよ?だけど時々こうしよっ」と、既婚者あるあるのクズさ。
田舎の介護施設の浮気者マネージャー、そんな人実際会ったことないけど、戸次さん見ると「いそう〜」と心から楽しくなりますね。よくできてる!その4
・友達だけどセフレ卵子提供先が見つかったことを同僚のテルに話したリキ。
ということは、今後は恋人を作ったり自由な性生活を送れなくなる。
採卵とかが始まる前に女の性を楽しんじゃいなよ!と、女性用風俗サイトを紹介してくれたテル。
そこで出会ったのが沖縄出身のダイキ(森崎ウィン)
リキとダイキはなぜかウマが合って、風俗外でも連絡取り合って家で過ごしたり。
ダイキのことを「ともだち」とリキは言う。
このシーンがすごく印象的でしたよね。
体を重ねるけど恋人っぽいわけじゃなく、快感を追求したいわけじゃなく、そばにいてほしいと思う。
沖縄に帰っちゃうなんて寂しいという気持ちは、テルが名古屋に行くときに感じたのとそう変わりはなさそう。
友達、フレンド、セックスフレンド
まぁそれでいいじゃないかと思える説得力を感じたんですよね。
恋とは違う親しみをお互いに感じている。
ただ、採卵始まってるのにやっちゃってるね…リキはついに妊娠。
しかも双子。
誰の子かは今のところ不明。
ダイキの子?
基の精子?
郷里に帰ったときにまた誘ってきたあいつ?(戸次先輩)あと、生殖医療エージェントの朴璐美さん。
なんか度肝を抜いてきますよね。
ショッキングピンクのお衣装だから?
迫力のある声色?
「んまぁ〜」って感情を出しても、金のことしか考えてないように見える。
朴さん出てくると「イカゲーム」みたいな異様さが漂ってきてワクワクするんですよね。内田有紀さんの親友役・中村優子さんや、ストーカー親父・酒向芳さんもみんなみんな楽しい。
外国人との間に子ができたテルもどうなるのか、気になることがたくさんです。
-
同窓会の憂うつ
高校の友人から、この夏同窓会があるらしいと聞いた。
主催者は、あのころから行事を仕切っていた男子たち。
その名を聞いたとき、周りは似た反応になる。
不倫相手でも探したいのかね?みたいな。
もしくは仕事が順調であることをアピールしたいのか。
仕事で人脈を広げる必要があるとか?
どうも穿った見方をしてしまう。
だってよ、なんで同窓会なんてやりたいの?
仲間内だけで集まりゃいいじゃん。
学年のマドンナがどんなふうになってるか眺めたいのか?
誰かがすごくおっさんになってたら笑うのか?
いや、とても純粋な動機だろうとも思う。
「みんなと会いたいんだよ!」
そう爽やかに言いそうな幹事氏ではある。
でもなぜか、最後の精力(性力)を振り絞りたいように思えてしょうがない。
若い子を探すとかより、あのころ好きだった子や思いがけず華やかになった子に出会えたらいいなみたいな下心(じゃないの?)
中学の同級生同士の結婚パーティーに招かれたとき、ちょっとした同窓会みたいになった。
あのころまだ30になったかならないかくらいだったけど、地元の結婚率・出産率は高い。
すでに2人以上の子がいたり、結婚して7年くらい経ってたり。
「shikiはまだなの?」とは聞かない気遣いがある子がほとんどだったけど、「ねぇ、なんで?」とズケズケくる人もいる。
その未婚の1人、中学の時すごく仲良くしてた子は泥酔してたからか様子が随分変わっていた。
泣きながら、軽犯罪で拘置所入った話をし始めた。
その後トイレから出てこなくなり、そういうときに彼女を抱えたり「しっかりしろよ!」と強く言ってくれる男子がいて頼もしかったけど、私は静かに会場を後にした。
彼女を放置して帰った罪悪感がしばらく残る。
私はどうすべきだったのか。
大勢でいるといつも「私はどうすべき?」を探る自分に疲れるんだ。
「みんなで集まろうよ」という提案はすごく爽やか。
その爽やかさに「いいね!」と応じることは少なくない。
でもみんなと集まったときをイメージすると、混乱が始まる。
自分のどこを「近況」として切り取ったらいいだろうかと。
大抵は「どうなの?」と始まるからね。ぶっちゃけると、複数人で集まったときの「アドバイス」と「格差感」が苦手。
私もついアドバイスしちゃうんだけど。
「〇〇がいいと聞いたよ」「〜してみたら?」
気づいたらずーっとアドバイス合戦。
特に健康バナシ、料理バナシ。
おしゃべりしてるときは「やってみる〜」って案外素直に受け入れるんだけど、あとでどっと疲れる。
もっと疲れるのは「格差」を感じたとき。
「感じた」というほど、自分では意識してなかったりもする。
ただなぜか、みじめな思いが募る帰路。友人が結婚して家を買う。
子どもができて、その塾・習い事。
自分に子どもがいたら同じレベルではなかっただろう。
そんな彼女らに「こうしたほうがいいよ」と言われたら、ベストなアドバイスをもらった気にもなる。
自分はいつもアドバイスを授かる側で、ありがとうありがとうと。
そして疲れ。
善意しかない場です。
明るさと前向きさ、バイタリティーにあふれてる。
「今日はありがとう。元気もらえたよ」
それは嘘じゃないんだけど、使うことのないペッパーミルをもらった気持ちになる。
何を相談しても中立の立場を取られるなら、ここに来る意味もない。
複数人の集まりは、自分がこの自分でいいと思えなくなる危機を時にもたらす。
楽しいけど疲れてしまうんだよ。
自分が自分を否定する機会は極力遠ざけたい。
心地よく思える人や場所はとても限定的だけど、今の自分にちょうどいい狭さ。
だから同窓会に行くなんて今は考えられないけど、年取ったらまた変わるんだろうか。
-
カップル考
星野源さんの噂は私もびっくりした。
でも噂が拡散して即座に星野さんの事務所が対応に乗り出し、あっという間に沈静化。
あのスピード感すごかったですね。
星野さんってすごい存在なんだなと感じた。その後、星野さんはラジオの生放送で改めて噂を否定し、なんとガッキーが生登場。
ラジオ後のXでは仲の良さが称賛され、2人の「カップル性」はますます意味が強まったように感じた。
もともとすごいカップルだけど、この一連の出来事でカップル性がうんと高まったというか。
芸能界では「おしどり夫婦」ということも言われやすく、「カップルとしていつまでも仲が良い」ということが人間にとって最高の要素として語られたりする。
人は結婚や交際をするとき、「カップルとしてくくられる」ことをどこまで意識するものなんだろう。
交際段階で意識する人はそんな多くなさそうだけど、結婚すると「夫婦」と呼ばれたりして、芸能人だと片方の不貞を片方が謝ったりもする。「家族」なのだから、そういうポーズは長いこと自然だったのはわかる。
ガッキーが生出演したのも、悩める源さんの応援という意味合いだったんだろう。
その愛情深さには素直に感動した。
でもなんか、モヤモヤした…
私はなんだかんだ男の人を立てるところがある。
そうじゃないとめんどくさいことが多く発生するから。
その面倒さを回避するために立てておいたり、相手の好む話題を察して言ってあげたりしてきた。
それは「兄シフト」とも言えるもの。
兄に「つまんない」とジャッジされないよう必死だった時期があった。
兄に気に入られるために努めて柔軟にしてきた部分がある。
そういう幼い頃から培ってきた兄シフトで、同級生男子や職場上司とのコミュニケーションをスムーズに乗り切ってきたとも言える。
それは自分に備わった「らしさ」だとずーっと思ってきたんだけど。疲れる。
人のための行動だったから。
誰といても疲れてしまう。
とはいえ、素の自分を見せれば中学男子と一緒にいるみたいとガッカリされるし。
それでも「カップル」方向を目指すのが普通と思ってたけど。
うまくいかない。
疲れてしまうから。
私は「悩める私」を誰にも見せることができない。
見せられる相手がいないことをずっと悲しく思ってたけど、単に私はそういう人ということ。
1人でいるときしか真にホッとできない。
「カップル」が人間の理想最終形態みたいに言われるのって、違うんじゃないだろうか。
どこまでいっても「私一人」が自然な姿。
だったらなぜ人はカップルになろうとするのか。
そこには各々の目的がある。
いろんな目的があるだろうと思う。
それを人は知る由もない。性行為をするには確かにカップルにならなきゃならない。
たとえ刹那的な関係としても。
オキシトシン出したいよね、というのもわかる。
性で満足感を得たい気持ちと、一生の安心感を得たい気持ちと、子どもを望む気持ちと、好きな人のそばにいたい気持ち、相手への愛を誓う気持ち。
それぞれつながっているようで、実はバラバラだと思う。
それらすべてを叶えてるように見える2人がスーパー理想カップルみたいに言われたりする世の中に息苦しさを感じる。
見えるだけなのに。
そのことがあのラジオ聴いて胸にのぼってきた。それらがつながらないカップルもいると思う。
すべて叶わないカップルだっているんだろう。
それでも「幸福」と言う人は結構いるんじゃないか。
1人も同じ。
全部叶えてないとして。
でも不幸ではない。幸福と言える。
誰かに適応しなくていい日々というのは私にとって素晴らしく自由ですがすがしいこと。
誰かが時々そばにいるのはもちろん嬉しいし楽しい。
でも近すぎるとうまくいかなくなるのが私。
そういう人、結構いるんじゃないんだろうか。
どう振る舞っても真美子さんにつなげられてしまう大谷選手は気の毒だなと思うけど、本人はどうってこともないかもしれない。
私が「気の毒」というネガティブさを勝手に映し見ているだけで。
だって「私」が誰かに紐づけられるなんて息苦しいじゃないか。
私は私。
今、カップル性にすごく意味や期待が込められていて、いかにも「自然」な顔して語られてるけど、不自然にまみれてると思う。そう思ったという話。
-
「虎に翼」と「光る君へ」のカップル
先週は私自身の身にいろんなことがありました。
主に家族・体調関係。私だけじゃなく、友人も気が抜けない状況にあったり、なんたってドラマでも先週は「ヤマ場」ををたくさん目にした気がします。
毎夜の楽しみだった「VRおじさんの初恋」も最終回を迎えたし。
朝ドラと大河のカップルにも大きな転機が訪れました。
先週の満月が何かパワフルなエネルギーを発してたんでしょうか。そんで、それぞれのカップル・演じた役者さんの星が気になったんですよね。
(敬称略)a・「虎に翼」寅子&優三
b・「光る君へ」まひろ&道長
c・中宮定子&一条天皇
(gooニュースより)
寅子と優三さんが結ばれたかと思ったら、優三さん出征…
変顔でお別れし合うあのシーンでは瞬時に涙が湧きました。
仲野太賀さんの泣き笑いよ…!伊藤沙莉
太陽牡牛、月水瓶か魚、水星牡牛、金星双子、火星牡羊、木星蠍、土星魚仲野太賀
太陽水瓶、月獅子、水星水瓶、金星牡羊、火星蟹、木星天秤、土星水瓶
この間の土曜スタジオパークで石田ゆり子さんが「2人は似てる」と言ってましたが、2人の共通点を星で探ってみたところ、木星かなと感じたんですよね。
沙莉さんは太陽ー木星オポジション。
太賀さんは太陽ー木星トライン。2人を見ていると「福」という感じがします。
お二人は「拾われた男」でもカップル役。
2人でいればこの先も明るくやっていけそうな、楽観性にとても満ちた2人と感じるんですよね。
ただ太賀さんは太陽土星ー月オポジションに冥王星がスクエアで絡んでるので、運命性が激しい。
「いだてん」でも「虎に翼」でも戦況に運命が翻弄されるし、今放送中のテレ東「季節のない街」では、家族に尽くしても奪われ続ける報われない役。沙莉さんは金星が土星とスクエア。
良くも悪くも女性と縁があり、最初は女性と敵対するものの、次第に絆を深めていくストーリーが多い気もします。
火星が牡羊なので「怒り」が行動の原動力となりやすいんですよね。
太賀さんの金星=好みの女性も牡羊なので、トラちゃんの情熱に目を細めて微笑む優三さん。
沙莉さんの金星は双子で火星とソフトアスペクトだからか、情報収集は怠らない。
なんだかんだ落ち着きが備わってるところからすると、月は水瓶かなと思いますよね。
水瓶太賀さんとカップル役続いたし。
「はて?」が風星座っぽい。太賀さんの火星が蟹ってとこも「っぽい!」と思いますよ。
蟹座の火星って「トホホな恋愛」になりやすいのです。
プレッシャーに弱く、肝心なところでおなかを下す優三。
しかも書生として猪爪家にずっといた人。空気のようにいた人。
火星牡羊のトラちゃんとしたら、優三さんは確かに情熱かき立てる相手ではなさそう。
でも「君の人生を生きてほしい・これが僕の願い・頑張ってもいいけど頑張らなくてもいい」というザ・水瓶っぽいエールを出征前に送ってくれた優三さんの言葉は、フェアネス精神の寅子にも刺さったでしょう。この人と夫婦になれてよかったと。
b・「光る君へ」まひろ&道長
(ヤフーニュースより)
昨日は「枕草子」誕生の瞬間にも涙を誘われましたが、まひろと道長がこの10年、いつでも相手を想っていたと告白し合う2人の表情にも心が震えました。
この2人は以前も大石静先生の作品で美しいカップルでしたね。
吉高由里子
太陽蟹か獅子、月天秤か蠍、水星蟹、金星双子、火星牡羊、木星牡牛か双子、土星射手柄本佑
太陽射手、月双子、水星射手、金星蠍、火星魚、木星魚、土星射手
吉高さんの星で特徴的と感じたのは、前も書きましたがノンアスの双子金星。
ノンアスってとこが「知りたがり」「広めたがり」という感じで、それが良くも悪くも運命に影響してくる、そういう役が多い気もします。
その双子部分をがっつり受け止めるのが射手座の佑さんですか〜と感じましたね。
火星牡羊のまひろ=吉高さんが好むのは「戦う男性」
金星火星が水星座、月が双子の道長=佑さんとしては、「この自分が、まさかそんな」といったんは後ずさり。
責任とか権力とかより優しげでいたい。
でも人生傾向の太陽が火星座ということは、政治力も知識も身につけて高みを目指していくのでしょう。なんたって佑さんの金星です。
蠍座で冥王星とコンジャンクション。
好きな女性は、命懸けな恋愛ができそうな人。
デジタルよりアナログ。
忘れる人より忘れない人。
いつまでも忘れないでいてくれる人。
そういう女性と縁があるとも言えます。
正妻の黒木華さんも、側室の瀧内公美さんも、道長のことを深く愛してますね。
佑さんに濃厚な恋愛ドラマが舞い込むのもよくわかる。
そこからすると、まひろはいつでも金星双子的にさらっとかわす女。
基本、女性を優しげに想い続ける金星火星ですが、まひろの自由な対等さは射手太陽のハンター精神にまんまと火をつけるのですね。よくできてる。
太陽蟹の吉高さんは、佑さんのどっぷり深い愛情をちゃんと感じているけれど、「ローカルな範囲」のことが何よりも優先事項。
「あなたについてゆくわけにいかない」というまひろの決断に自身の何かを重ねる人も多いんじゃないでしょうかね。
c・中宮定子&一条天皇(シネマトゥディより)
この2人も本当に美しい。
柊木くんだった一条天皇が塩野さんになりましたか!という驚きと感動がありましたね。高畑充希
太陽射手、月魚、水星射手、金星蠍、火星射手、木星乙女、土星水瓶塩野瑛久
太陽山羊、月山羊か水瓶、水星山羊、金星蠍、火星乙女、木星射手、土星魚2人とも金星が蠍なんですね!
これは濃厚なはずですよ。
金星同士は重なりませんが、塩野さんの金星と高畑さんの冥王星がコンジャンクション。
運命的な惹き合いが感じられることと思います。高畑さんは太陽射手で、一見無邪気キャラなんですよね。
ドジっ子のはずが、明るく知恵をつけていくような成長ストーリーが似合う。
だけど月と金星の水からするとどっぷり感情的なはずで、まぁ火星が射手なので実際の恋愛がどうかはわからない。
ドラマや映画では「べつに〜」とか言いながらも刹那的な恋愛が多く、それも「っぽい」ですが、本気の恋愛となると「私がこの人を守る」という気概がいつも強気に漂ってくる。
また定子はいつも目が据わってるんですよね。
それがなんとも上品で美しくて。
塩野さんといえば、「来世ではちゃんとします」のA君じゃないですか!
Sっ気たっぷりなエリートサラリーマン。
この方は山羊に星が集中してて、こういう方には高貴なセレブ役が巡ってくるものなんですね。
一条天皇は聡明な決断をされた方のようで、その逸話とドラマからすると月は水瓶っぽいですが、定子がうっかり「会いに来ちゃった」ときの「どこから入った!?」と潔癖気味に顔をゆがめたときには地星座を感じました。境界線に厳しいですからね。
火星乙女っぽくもあるし、月も山羊なのかなぁと。
金星蠍同士でどっぷり愛を交わし合っても、火星乙女にとって射手という間口の広さは受け入れ難いかもしれない。
フェアネスな裁定を下そうとする一条天皇に定子は惚れてもいるんだけど(火星射手的に)、地位や責任がのしかかるにつれて「おおらか」とか言ってられない非情な決断は自分にも向けられてしまった(太陽山羊・火星乙女)
人は生きる上で「こうでありたい」という望みがあって、それは太陽・月・金星・火星、どこに最も込められてるかは人によるんでしょうけど、それは1人じゃなかなか気づかない。
恋愛など「誰かとの関係性」で目覚める感じがするのは、相手のホロスコープに刺激されたり受け止めてもらったりするからでしょうね。
オポジションだと受け止め先。
スクエアだと気付きやアップデート。
コンジャンクションだと共感やエールで、ソフトアスペクトだと「共に歩む相棒」みたいになるんでしょうか。
またこうして並べてみると、「虎に翼」は「恋愛至上主義」になるべく偏らないようにした作品に思えるし、「光る君へ」は大石静先生ならではの恋愛の華やかさが存分に描かれているのがよくわかります。
「誰がどっぷり恋愛演れそうか?」というドラマ会議があったとして、濃厚さが溢れ出てる人が確実に選ばれてるんでしょうね。
そういう人の星にはもれなく蟹・蠍・魚の成分が含まれてるという。
魚座の松下洸平さんもまひろと仲良くなるんだろうし。
松下さんは火星が牡牛なので、水星座とは違う官能を見せてくれるんじゃないか…
ファーストサマーウイカが、太陽は双子だけど金星が牡牛でした。
中宮定子の上品さにいちいち感激するところは現代の皇室マニアっぽいですが、「たった1人の悲しき中宮に宛てて書かれた枕草子」という話はウイカさんの双子ー高畑さんの射手ラインっぽい。
「春はあけぼの…」と読む高畑充希さんの声を思い出すと今でも泣けてくる。
枕草子ってすんごい美しいんだと改めて感動が胸に広がった。
美しさが胸に沁みた昨日の1話でした。