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ゆめぼしブログ

あらゆる感想を興奮のまま綴るブログ。 昭和〜平成初期のドラマ・音楽が特に好きです。 星を絡めたりもします。旧ゆめぼしノート

バイト備忘録その2(自分らしさとは)

バイトを始めて1ヶ月が過ぎ、仕事がだいぶ分かってきた。

休憩室でどう過ごすかも、「これで行こう」みたいな感じがつかめてきましたかね。
無理に会話しない。
けどアンテナは完全オフしない。
笑えそうな会話には一緒に笑って、空気に自然に乗る感じ。

「この職場でどんな自分を見せるか?」
というのは、学生時代からの問題だった。
理想の自分は、最初から明るくてボケもツッコミも誰にでもできる人。
もちろんデリカシーや優しさも忘れない。

でも、なんだかんだ人見知りが続くのが実情。
1人で大人しく座りつつ、周りの会話には優しく微笑む。
話に入りたいという気持ちが募っても、入れそうな会話じゃない。
もしくは聞き逃しちゃって話の全容が不明。
この状態は短ければ3ヶ月、長いと1年以上。
半年のバイト期間、ついにニコニコ微笑むだけの人だったこともたくさんある。
今振り返れば、別に無理して人間関係築くこともないので、「それでよかった」と思える。
それなのに、寂しさがどうも拭えない。
私は一体どうありたいのだろう。

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この新しいバイト先で「ベテランさん」というと1年勤めた人のこと。
求人出したのが1年前からだったらしい。
その人が休憩中に「ねぇ、うちの子、見て見て〜!」と大声で、携帯をほうぼうに差し出した。
新しいワンちゃんを迎えたばかりらしい。
ベテランさんならではの行動だな…と少し離れたところで思いつつ、ちょっと自分にはできないとも思った。

驚いたのが、周りにいた大学生男子がノリノリでベテランさんの携帯を覗き込んだこと。
「可愛いっすね〜」と、3人くらいが目を細めたり丸めたり歯を出して笑ってた。
その爽やかさよ!
引いてる人が誰もいない(ように見えること)に内心すごく驚いていた。
自分はちょっと引いてたから。
「見て見て〜!」という行動が自分の中にパターンとしてない。
しかも相手は大学生男子。
いや、「ない」というか禁じてる気がする。
そんなことはできないと。
「そんなこと」とはなんだろう。
つまり「自分らしさを出すこと」じゃないか。

私が本当の本音で理想とするのは、「職場で自分らしさを出せること」なんだと思う。
そういう職場はあったかな。
あった記憶は感覚として確かにある。
でもどこだっけ・・どんな環境のとこだっけ。


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この新しいバイト先では、私より前に採用されたいわば先輩とペアを組みながら仕事を覚えていく。
先輩は年上女性のこともあれば、30歳くらいの女性のこともある。
最初にペアを組んだ年上女性は、すごく丁寧に要点を押さえた指導をしてくれた。
優しいのに緊張感のあるペアだった。
30歳くらいの女性は逆にすごくゆるい仕事ぶりで、これがまた感銘を受けた。
「面倒」と思うことは極力避けようとする。
でも、だからこそ誰も傷つけない。誰のことも罰しない。
良い意味での放置を彼女から学んだ気がしたし、またこの人とペアを組みたいと思った。
何よりとても気が楽で、女性相手にこんなことは珍しい。
だけど彼女は10月ずっと休んでた。辞めたんだろうか…


男子大学生とペアを組むこともある。
これがまた気楽で!!
仕事を教わる最初こそ敬語で話してたものの、気づいたらタメ口になっている私。
逆に大学生を縮み上がらせてる気がした。
でも私という人は、男子大学生が縮み上がってようが関係ないと思ったりする。
女子学生だとハッとして、謙虚な自分に戻るだろう。
これだ!と思った。
「自分らしさ」とは、男子と話してるときに出てくるのだなと。
なぜかちょっと上から目線の自分(獅子月だからか?)
「へぇ〜」という態度がMAXの自分。
女性の前で上から目線って本当やりにくい(だから引っ込める)
女性には「へぇ〜」を閉じ込めて「うんうん!」と目に星を入れる(疲れる)
男子というのがまた純粋な人たちで、息子などいないのに5歳の息子を見てる気持ちになる。いや、13歳の甥っ子か。
というか男子というのは、なぜこんなにも気楽なのだろう。


以前に「気楽」と感じてた職場を思い出しました。
男性の中に私1人女という工事現場。
「男子」という年齢の人は誰もおらず、ほとんどがおじさん。
あのころ私は20代で、若手社員は30前後。
そりゃ作業所を汚くされると「いい加減にしろよ」と思うけど、「やれやれ」という表情すら隠す必要がなかった。
そりゃおもしろくないおじさんの話に作り笑いをすることもある。
でも、女性の話に合わせようとする気遣いに比べ軽い。
女性の前で「やれやれ」という顔はできない。
女性の話はただ聞いてるだけじゃだめで、共感それから気の利いたコメントをしなくてはならない。
「ならない」ということもないんだけど、女性9割の職場でそういうルールがしみついた。
新しいバイト先では、男子学生の前で現れる自分を徐々に全体にスライドしていけるんじゃないか。
そんな余地を感じた。
みんな受け入れてくれそうな余地。



ベテラン女性が男子大学生をテニスに誘ってた。
さすがに男子は引くだろう…?と見てたけど、ノリノリで携帯スケジュールをチェックして、行く気満々なことに驚いた。
しかもまぁまぁイケメン学生。
テニス未経験者だという。
なのに50代女性とテニスに行くんだと(他も数人で)
なんて夢のあるバイト先だろう。










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