相性・恋愛
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現実のモテ感その2
女性星座のモテについても思い返してみました。
現実のモテには「男性性と女性性のバランス良いミックス」が大事と感じているわけですが、その女性性を放つのが女性星座じゃないかなと。
少し前までは女性星座の分量多めというのがモテの要素として強く語られてきましたかね。
どうしたら女性らしくなれるか?がわりとメジャーな悩みだった。
その「女性らしさ」って、例えば「いい香り」や「気遣い」「静かな微笑み」とかって崇高に掲げられがちですが、ある種のネガティブさも包含されているらしいと、世の鈍感男子ですら気付き始めたんじゃないか。
私はそのネガティブさって、あみん「待つわ」の世界と思う。かわいいふりしてあの子 わりとやるもんだねと
言われ続けたあのころ 生きるのがつらかった
古りぃよって話ですが、ここには給湯室で噂する側とされる側の両方描かれていて、何やったらこんな嫌なこと言われんのかって、たぶん、彼女持ちの男とちょっと距離詰めただけ。
男もまんざらじゃない様子…ってのを雌猫たちに目撃されたんだと思う。
「ひどい噂されてもあなたがフられるまで待つわ」という女は男性からしてもある程度魅力的で、彼女を捨ててそっちに走る…というストーリーもそれなりにあった。
ミスチルの曲にもなんかありましたよね、男の間でも評判悪い女に惚れてしまった、みたいな。
そのある程度の評判悪さがまた女の魅力!って時代は確かにあった。
そこには女性特有の何かが強くにおい立つ。
けど!
今は「振り回される」こと自体を敬遠する人が多いんじゃないか。
わかりやすく「いい人」を男性も女性も求める。
恋愛が遊びという時代は終わり、恋愛即結婚という無駄のないルート。
横恋慕やリスキーさ、わからなさに身を投じるわけもないというムードが急に広がった気がします。そこで女性星座。
牡牛座と蟹座は前半星座だからかピュアさの分量も多めで、「女性らしいいい人」を放ちやすい。
しかも牡牛座は「女性性の見本」みたいなところもあり、まず「いい香り」を漂わせ、髪質も肌もきれい、服装は色みもマイルドな女性らしさ。そんな人が多い。
性格もおっとりしてて流行りにすぐ乗らない古風さは「モテ」にダイレクトに直結する人ではある。
ただ!
牡牛座は「わからなさ」の分量が多めと思う。
なぜかわかんないけど黙っちゃったり、「嫌だ」という感情を隠しきれないとこがあって、「女性性のネガティブさ」も露出しやすい。
そこがいいんだよ!と言えるのは大人な余裕ある人でしょうけど、現代の恋愛シーンではめんどくささを感じさせかねない。
ただ、圧倒的な「普通感」はモテの強め要素です。
芸能人のモテそうな牡牛座…伊藤沙莉
その点、蟹座は「いい人のお手本」みたいなとこがあって、人気者になりやすいとは思う。
それは「付き合いたい」というより「仲良くなりたい」と男女ともに思われる率が高め。
ただ蟹座はキャパが広くないので、八方美人になりきれない。
「適当にみんなと仲良くする」とかを雑にやるので、無意識で誰かを袖にしていて敵意も持たれやすい。
「かわりいふりしてあの子…」と言われやすいでしょうね。
そういう女子のムードを察知した男性がまたサーっといつの間にか引いていく。
スター性と転落の悲劇性、どちらもまといやすい蟹座は、「そんな噂関係ねぇぜ」って手を引っ張ってくれる林遣都みたいな人を求めがちだけど、現実にそんな男はいない。
芸能人のモテそうな蟹座…本田翼
そんで乙女座ですよ。
あの折れそうな繊細さ、双子座にも劣らないさわやか中性感。
女性星座で一番、女性性と男性性がバランス良くミックスされてると思う。
それは支配星・水星のイメージもさることながら、やっぱり「しゃべる」ことやマニアックさへの能動性が群を抜いていて、そういうおもしろさって人間としても魅力的と思うんですよね。
また、乙女座って女性性も決して置き去りにしない。
「人を心配する」という行為を照れずに素早く取れたり、どんな外向的に見えても家事や掃除をちゃんとやってる話がふと出てきたりする。
ただ、「ぐっときた」と思わせやすい一方で、言葉が辛辣な人。
「あいつ、ないわ(バカだし)」というジャッジを冷徹に下す顔は好きな人に見られないぬかりなさはあるけど、空恐ろしさはなんとなく漂うんだと思う。
芸能人のモテそうな乙女座…浜辺美波
蠍座になってくると成熟度が漂ってきますね。
ただ、蠍座の男性性ってあんまイメージ湧かない。
中性感のある人はいても、少年性というワードはそぐわないような。
「どこまでいってもナチュラル」という天然生活みたいな人はいますが、蠍座のモテは「圧倒的な人間性」かなと。
蟹座あたりの「いい人」とはまた違う。
「やたら好かれようとしてない」あたりに魅力がある人ですよね。
そこが男前とも言えそうですが、とにかく嘘や雑さが嫌いなので、そういう人を露骨に切ろうとするとこは信頼性と恐怖感と紙一重ですよね。
芸能人のモテそうな蠍座…みちょぱ、小池栄子
そして山羊座。
サバサバ女子なんじゃないかという疑惑の目を向けていますが、山羊座はとにかく「頑張り屋さん」なとこがモテるんですよ。
「女子なのにあんな仕事まで請け負ってて偉いな」とか、いささかみくびられがちな称賛をちゃんと得たりするあざとさは、確かに山羊座にはある。
ただ「あそこまで頑張れない」と、多くが降参する領域まで努力する人ではあるんですよね。
「かわいいふりしてあの子わりとやるもんだね」というのは、「男の前で根性出しやがって」というひがみの声でもあり、ネガティブな女性性でもって非難されがちな頑張りは、明らかに女子の域を超えた男性的な底力とも思う。
両性具有のパワーは水瓶までいけばカリスマにもなれるのに、山羊座は「土星的」な社会性を人に投影するのかな。
だからモテ要素はすごいある人ですね。
己を勝手に投影してくる長男・教師タイプに「よくやってるぞ」と評価されたりするんでしょうか。
著名人のモテそうな山羊座…佳子さま、吉岡里帆
魚座は序盤の一瞬、激モテになる人が多そうですね。
4月、5月にいきなり交際申し込まれる率は高そう。
子猫をみんなが見に来るようなフィーバーを起こす人ではありますが、「あれ?」という気づきのインパクトが強烈で、その気づきを言語化するのが難しい。
魚座は一見女性性満載の方ですが、人間を知ると「理想を語る」人とわかっていく。
その理想はグレートマザー的でもあり、権威を得たい政治家のようでもある。
しかも俗っぽい大衆性に疎かったり嫌悪してたりもするので、いわゆる恋愛のスケール感があんま普通じゃないかもですね。
人によっては遊びの恋愛と、理想追求の果ての愛と分けてるかもしれなくて、人からは堕落的な一面が切り取られることもあるのかなと。
自分の知ってる魚子はめちゃ女性的だよ、というその魚子は備わってる男性性を隠してるか秘めていて、「まだ本気出してないだけ」と、パートナーなど運命的な何かに出会うまでアイドリング状態の人なんじゃないのかな。
芸能人のモテそうな魚座…松本若菜、生見愛瑠
女性星座のモテを語るのは結構難しい。
女性らしさって男性性にずっと搾取されてきたような被害感を抱いてしまうから。
だから「女性らしくしたほうがいいよ」とはあんま言いたくない。
大抵は備わってるはずだしね。
それを「もっとくれ!」と要求してくる相手はぶった斬っていいと思う。
努力して相手に差し出すもんじゃないと思う。
相手仕様の女性性も少年性も。 -
現実のモテ感
女性のモテには、美しさとか女性らしさ、聞き上手、おしゃれ上手などなど、
巷で言われるモテ要素とは違う「現実のモテ感」というのがある。それは「女性性と男性性のミックス感」と私は思う。
圧倒的な女性らしさは感じるんだけど、圧倒的な男性性も感じる。
特に少年性がポイントと思うんですよね。
太陽が男性星座だとこのミックスの塩梅もよさそうで、特に双子座ですね。
長澤まさみさんとか波瑠さんとか。
ガッキーにしても、外見だけじゃないさっぱり感。
ロングもいいけど、ショートヘアにしたときに抱く倍の感動。
そりゃ芸能人はどんなんでも美しいですが、なんか好感を得やすい独特の中性感にモテの要素は詰まってると感じるのです。
牡羊座女性はもう少しアウトドア、もう少し温度高めな情感ですかね。
また独自性を恐れない意志の強さは「男前」とも言われたりする。
堀田真由さんや小芝風花さんは、一見ふわっとガーリーなんだけど演技にドスが効いてますよね。
双子座がトラブルに冷ややかだとして、牡羊座は露骨にガンを飛ばしたりする。
牡羊は強気なんだけど、100%強いわけじゃないヌケ感がモテるポイントとも思います。
ただ熱量が高いと重さがどうしても溢れがちで、例えば獅子座女性。
昭和生まれにはモテそうですが、なぜか「適当」が通じない迫力がある。
不動宮だからかな。
水川あさみさんとか木南晴香さんとか、モテそうな少年性は漂うっちゃ漂うんだけど、給湯室が似合いそうな湿度の高さも感じざるを得ない。
「サバサバ女子」という人が時々いますね。
全然さっぱりしてない人たち。少年性を装ってる感。
あの人たちは何座っぽいかといえば、上手に演じてくれそうなのはやはり火星座って感じがする。
広瀬アリスさん(射手)とかうまそう。
だけど射手座まじりの山羊座という感じもしなくもないですね。
頑張ってる感、鈍感を装った繊細さ、本当は根暗感。
石原さとみさん(山羊座)は「鈍感そうで可愛い」という役が多めですが、すき家に全力で感動するあたりがサバサバ女子っぽいですかね。
天秤座はいつでもモテの勝者として語られがちですが、少年性が交じってるかといえば微妙。
ただ、「時代が求める女性性」をちゃんと体現する人なんですよ。
松嶋菜々子さん、北川景子さん、永野芽郁さん。
最近だとYOASOBIのikuraちゃんやヒコロヒーが人気でしょうか。
でも女性に「ああなりたい」と思われる対象という気がする。
男性に「ああいうタイプがいいんでしょ?」と聞いても、「そりゃ付き合えたらいいけど、そんなそんな…」というクソつまんない回答をさせるまともさがあり、意外にリアルなモテじゃない気もしますね。
リアルモテなのは同じ天秤だと清野菜名さんとか。
井上咲楽さんも天秤座なんですよね。
それなりに野性的な少年感が漂う人と思う。
射手座はさっき広瀬アリスさんを挙げましたが、あと田中みな実さん。
天秤座と同じく女性人気が高そうです。
どっかやらかしそうなドジ感と、ドジを乗り越えて涙を誘いそうな健気さがあるというか。
そういう人に「君、いいよ!」って上から目線で称賛するのは大泉洋とかリリー・フランキーとかで、やっぱ火星座って昭和なモテ感なんですよね。
星座も後半になってくると「しっとり感」が備わってきます。
水瓶座は少年性というよりおじさんっぽさに独特の「豊かさ」がある。
男性性も後半にいくにつれ、どんどん成長していくんでしょうか。
生田絵梨花さんからだっておじさん感が漂う気がする。
水瓶座はカルチャーとか興味の範囲が広くて、例えば相撲に詳しい、競馬やってた、政治を語れる、などなど。
「かわいい」と一方的に思われることを拒絶するところがあり、それは一見、モテから遠ざかりそう。
でもリアルモテに直結するのは「対等な会話」だと思うんですよね。
「疲れない」「ずっと話せる」
モテの鍵である少年性というのも、結局性差を超えた人間性で語れる何かがあるということじゃないのかな。
ゲームとか漫画とかカルチャー・世の中全般。
もちろん女性星座はモテにくいということではないけど、今回は男性星座のモテ感に注目ということで。
男性性と女性性がバランス良く備わってる人からは、なんとなく依存性の少なそうな自立感と対等さが漂っていて、その「なんとなく」というところが男性からすると、緊張が和らぎそうな気楽さがあって話しやすいんじゃないのかなと。
「男女7人」の話をするなら、神崎桃子は映画の話で良介と盛り上がる。
千明と沖中美樹は仕事が生きがいのサバサバ系。
賀来千香子と手塚理美と岡安さんは圧倒的な女性性で男に求められようとする女(の役)
「東京ラブストーリー」なら、さとみが圧倒的な女性性。
リカはサバサバ系。
取り上げるドラマが古すぎだけど、あのころ真性の中性女子はまだドラマに誕生してないんですよね。
綾瀬はるかさんがわりと境目あたりにいる気がする。女性性で全面覆われてるような人って、ともすれば男性性のほとんどを相手で埋めようとする。
能動性、告白、責任、判断、地位。
現代じゃそれらを一手に引き受けられる男性はそういないし、その埋めたさが重さでもありそう。
だけど男性性全面の人なんて一緒にいて楽しいですかね。
彼らも女性性を相手で埋めようとするのでは。
家事など尽くすこと全般、俺に従う従順さと柔軟さ。
そんな女性があるべき模範みたいに語られた時代もあったけど、それとモテは違うでしょうね。
今でも意思がほとんどなさそうなふにゃふにゃした人は一見モテてるけど、搾取されそうな魔の手が忍び寄ってるように見えたりもする。
男性も、女性性がバランス良く漂う人が今モテると思う。
料理や掃除などでも自分のことは自分でやれたり、つらいことや凶暴性は断固反対という、人として真っ当なフラットさなど。
「俺が守る」なんて豪語する男はハタから見りゃ白けちゃうのに、自分のパートナーにうっかり責任を求めがちなのはなぜなんでしょう。
責任の比重がまだ男性に偏ってる気がするから、「一緒に」というムードになればいいですよね。
通じ合える人と信頼を深めていくには、性差関係のない「まともさ」を見つめる。
結局、バランスの良さなんですかね。
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恋愛相性 - あまちゃん -
今日の「あまちゃん」見てて、アキちゃんはなぜヒロシを好きになれなかったのかなぁと思った。
だっていい相性に見えたんですよ。
東京に来たアキちゃんが東京に来られなかったユイちゃんを心配して、その兄のヒロシに電話してるとこ。アキ:オラたちは一蓮拓郎だから!
ヒロシ:一蓮托生ね。アキ:オラたちは二束三文でやるべ!
ヒロシ:二人三脚かな?
いいコンビだと思ったんですよ。
アキちゃんを小バカにもせず誠実にフォローするヒロシ。
フォローされてることに気づかず熱く語るアキ。
ヒロシがまた一人のマネージャーとして、一人の男としてアキちゃんを大事にするんだこれが。そんな感慨を抱いた直後、東京でアキと種市先輩が再会!!
しかも安部ちゃんのまめぶ汁屋台で。
郷土愛のある男・種市先輩もやっぱ魅力的なわけで…種市:東京に来たんなら連絡ぐらいしろよ、水くせーな。
アキ:だって…まだ先輩のこと好きだと思われたらしゃくだからな!
なんだか青春ドラマみたいなセリフを言えてる2人もまたまぶしかったわけで…
しかもですよ。種市:メシでも食いに行くか。一応ずぶん社会人だしな。何がいい?
アキ:お寿司!!
なんだかなんだか、イモだった2人はどこへ?というくらい爽やかじゃないですか。
北三陸にいたころよりずっとお似合いに見えた。
何度か書いてることですが、好きな人とか自分にとって特別な感情を抱く相手もつまり「自分」なのかなと思ったりします。
自分の一部を相手に投影して、そこを好きになったり嫌いになったりどうにかしようとする。
最近はドラマ見ててもそういうのを感じるようになりました。映画の「怪物」を見に行きましたが、あの男の子2人は自分が表現できないものを目の前の子が自由に表現してるようにお互い感じてるんじゃないか。
クドカンのネトフリドラマ「離婚しようよ」も見てるけど、目の前の相手に怒りが募るのは、自分が抑えてるものを相手が抑えてない(ように見える)からじゃないか。そうするとアキちゃんと種市先輩はよく似てるように思う。
似てるから投影したり惹かれるというわけでもなく、自分にないものを年上の人に見出して憧れる恋愛パターンもあるとは思うけど、前置き長いけどちょっと星の恋愛相性にも興味持ちました。
ドラマに寄せてまたあれこれ語ってみます。
アキ(のん):太陽蟹座
金星(自分の中の女性性・出会う女性):双子座
アスペクト:火星とスクエア、木星とトライン、ドラゴンテイルと合火星(自分の中の男性性・出会う男性):乙女座
アスペクト:金星とスクエア(天王星・海王星とオーブ広めトライン128度)ドラマでアキちゃんは高校生=金星期となりますが、年齢域の初期ってアスペクトの特徴が噴出しがちで、本人にとって強くて暗いショックとなりやすかったりします。
アキちゃんでいえばテイルと合・火星とスクエアという部分が「地味で暗くて向上心も協調性も存在感も個性も華もないパッとしない子」として表れちゃったんでしょうね。
しかも若い時の双子ってすんごいマニアックで得体の知れない個性を放ちますから。でも双子って環境が変わるだけで潜在性が一気におもしろさとして開花しやすいサインとも思う。
しかも金星ー木星トラインなので、計り知れない潜在性も秘めている。
まさに「北三陸出身の地下アイドル」として人気者になるゆえんとなるわけで。北三陸に来る前は「ヘンな子」が欠点のように、周りからも親からも思われてた。
けど北三陸に来てからは「おもしれぇ童(わらす)」としてみんなから愛され、ウニを取る動画が評判になったりするなど潜在性はあっという間に開花。そんなアキちゃんが北三陸で最初に出会う年頃の男といえばヒロシ。
火星の乙女は、他の惑星の乙女に比べるとこじらせが影を潜め「賢さ」が特徴となります。
確かにヒロシも町おこしに大いに貢献するほどのIT技術と先見性を持っている。
しかしヒロシを好きになれなかったのは、何かが少し足りなかっただけじゃないのかなって。それは外惑星とのオーブ広めトラインから私は勝手に感じてるんだけど、アキちゃんの火星って「誰とも違う器用さが好き(多少ぶっ飛んでても)」という奥底の叫びに思えるんですよね。
種市先輩は「土木潜水」という100mの海にも潜れる特殊技術を持ち、やがて寿司職人を目指す。
あのぶっ飛んだ潜水服姿にアキちゃんの胸は撃ち抜かれた。
それらの潜在性も自分の中に本当はあるもの。
「ある」って自分の奥底でわかってるから、未来の自分みたいに感じられる可能性に惹かれるんじゃないかと、そう見えるんですよね。
ヒロシじゃちょっと地味すぎるわけで…アキちゃんにとってね…
実際、のんちゃんの創作性やセンスもすごいですよね。
誰とも違うことを自分の手で作って自分で愛するという表現は、私も火星牡牛だからかまぶしく映ります。ヒロシ(小池徹平)太陽山羊座
金星(自分の中の女性性・出会う女性):山羊座
アスペクト:太陽・海王星と合、火星・冥王星とセクスタイル火星(自分の中の男性性・出会う男性):蠍座
アスペクト:冥王星と合、太陽・金星とセクスタイルそんなヒロシが好きな女性は山羊座というわけで、いわば「真面目に働く子」「すごく一生懸命な子」「地元で頑張る子」
まだ何も開花してなかったアキちゃんのひたむきさに惹かれるわけがわかります。私は再放送で改めてヒロシの魅力って地味な先見性だなと思ってて、それも金星太陽海王星の合で表されてるような気がします。
あの日海に落ちたアキちゃんにすごい可能性を感じて即惹かれたんじゃないでしょうかね。
しかも金星は「縁のある女性」ということで、思えば妹のユイも、元アナウンサーの母もスター性が備わってる。
だから一見、「事務員」が好きなヒロシではあるけれど、栗原ちゃんとの交際に踏み切れないのもわかる。
だからこそアキちゃんにはいつまでも北三陸にいてほしかったけど、アキちゃんの双子座金星は山羊座という枠には収まらなかったと思うんだな…
しかしヒロシ自身の潜在性もやっぱすごくて、このあともずーっと北三陸の振興・復興にダイレクトに関わるんですよ。自分がまさに「地元で頑張る男」として輝きを放つわけですね。ヒロシとアキちゃんがどうもちぐはぐなのは、ヒロシの蠍火星がモロ恋愛臭を放つからとも思う。
金星双子、火星乙女のアキちゃんの恋愛観はもっと中性的な感じだろうから。種市先輩(福士蒼汰)太陽双子座
金星(自分の中の女性性・出会う女性):牡羊座
アスペクト:水星とセクスタイル、天王星・海王星とスクエア、冥王星と150度火星(自分の中の男性性・出会う男性):獅子座
アスペクト:ノンアスペクトそんな種市先輩の恋愛観は「単純明快ドラマチック」という感じかなと。
女心がまったくわかんない。それがヒロシと大きく違うとこ。
ヒロシは女性に対して常に微細な気遣いがありますから。
ユイはそんなヒロシを兄に持つからか、鈍感な種市先輩に「はぁ〜!?」と怒りを隠さない。
種市先輩がユイと大接近したのは、まさにユイが自分に怒りをぶつけてきた日。
牡羊金星は怒る人を引き寄せるのです。
しかもわりとぶっ飛んだ金星なので、「怒り爆発女子…嫌いじゃない(ポッ)」みたいになるんでしょうね。
思えばアキとの関係が進展するようになったのも、吹っ切れたアキが種市先輩に愚痴ったりアドバイスに怒ったり感情が開いてから。
北三陸時代の「デートしてけろ」ってニヤつく天野はどうもタイプじゃなかったというか。あんなにカッコいい種市先輩がどうもおバカっぽく見えるのは、火星がノンアスペクトだからじゃないだろうか。しかも獅子。
クドカンはそういう男性性を見逃さないと思う。なぜなら宮藤さんも火星獅子だから。
宮藤さんはノンアスじゃないけど獅子座0度の火星。
男性性をコメディーとして描くクセみたいなのがあるんでしょうね。
なんの根拠もなく自信満々な男性がたくさん出てきて、おバカな言動もするけど、明るい方へ向かう馬力みたいのがかっこよく描かれることが多い。
だって種市先輩が寿司職人を目指すって荒唐無稽だろと思うけど、「職人」であればアキちゃんには輝いて映るのかも。
やっぱお似合いですね…ユイ(橋本愛)太陽山羊座
金星(自分の中の女性性・出会う女性):水瓶座
アスペクト:ノンアスペクト火星(自分の中の男性性・出会う男性):水瓶座
アスペクト:水星天王星と合、冥王星とセクスタイル、海王星とオーブ広め合(7度)そんなおバカっぽい先輩を、本来好きになるわけもない山羊座ユイちゃん。
この人は自分にとってどうプラスになるか?という計算が働きそうな賢さと冷静さがある。
しかしそんなユイちゃんの金星はなんと水瓶ノンアスペクト!
金星期のユイちゃんも結構アレなんですよね…
ま、出てくる人全員アレですが、虎視眈々と「東京での成功」を目指すユイちゃんの金星期には定まりにくさがあるというか、むしろ水瓶という不動性に忠実になるしか道がない運命性というか。
誰にも連れ出してもらえない陸の孤島感は確かにあるなぁと感じました。アキちゃんとは太陽がぴったりオポジションなのです。
だからか、アキと出会ってからユイの運命も激しく回り出した。
ミス北鉄になったり、食レポやったり、潮騒のメモリーズで有名人になっちゃって。
でも水瓶ノンアスというのは、「引き離す」という天王星的な要素も強く出ちゃうかもですね。
種市先輩との遠距離恋愛に胸を躍らせたのも、金星獅子の種市先輩がオポジション的に運命を回してくれそうと潜在的に感じたのかもしれない。
それはやっぱ恋愛感情とかじゃなかったんだろうな。
山羊的な計算がどうしても働くから、利用っぽくなっちゃったんじゃないかなと。
勤務地羽田、社員寮お台場。
東京の最もキラキラしたところへ行ける口実!それに火星まで天王星と合なんですよね。
「孤」とか「離」の状態を引き寄せやすい運命性はあると思う。
もちろん水瓶的「仲間活動」に没頭する金星期とも言えるんだけど。
地元から離れて最先端の都市に行きたい!
これがユイちゃんの奥底の叫びとしても、太陽山羊なのでなんだかんだ地元にいる。
また橋本さんの太陽が海王星と合、土星とセクスタイルなのでユイちゃんは地元のカリスマになりやすそうですよね〜。
あのドラマで水口だけがユイちゃんを受け止めてくれそうな冷静さがあった。
松田龍平さんの牡牛太陽は橋本さんの太陽金星とトラインだし、松田さんの金星は橋本さんの木星とオポジション。
東京行き画策が失敗した2人はまるで駆け落ちカップルのようでしたよ。
でも金星が双子/蟹の境目である水口は、わりと俗っぽい個性が好きなんじゃないかと思う。
ユイちゃんがもし東京に来ても、水口じゃうまくプロデュースできなかったんじゃないかなぁって。星の上には自分の運命性があるにはある。
星通りに生きてないってことはなく、なんだかんだ・どうであっても、今も未来も星通り。
それがなんなのかわからなくてもがくとき、胸かき立てられる対象者に自分の何かが投影されてるんじゃないでしょうかね。
自分を無個性と思う自分が、キラキラした人を好きになったとして。
無個性なんかじゃないことを奥底の自分は知っているんだと思う。
自分を「いい人」の部屋に閉じ込めたままにしておけば、その室内で出してほしくて暴れる攻撃性が誰かに投影されるのかもしれない。
「離婚しようよ」は、政治家と俳優夫婦の物語だけど、お互いの立場なりに抑制しなきゃいけないことがすごく多いんですよね。
まだ2話しか見てないけど、その抑制から解き放たれたら元さやになったりするのかな。 -
火星的アプローチ・金星的愛情
今も「ひらり」の再放送を見てますが、姉のみのりは竜太先生と別れて、小林という医者から熱烈アプローチを受けている。
小林は交際すっ飛ばして「わての嫁はんになってくれ。はよ、”うん”と言ってほしい」としつこい。
みのりは「竜太先生は手も握ってくれなかった…」「私に魅力がないんだわ…」と小林の前でもウジウジ。
自分にまっすぐ来てくれる小林となら幸せになれそうと心は揺れるんだけど、やっぱり自分は小林なんて好きじゃないように思ったりする…
恋に悩める女性の永遠のテーマっぽいですが、迫ってくれる男=自分を愛してくれる誠実な男、みたいにみのりが思うのはちょっと危険じゃないかなと思うんですよね。でも強く迫ってほしい願望は今も多くの女性の中にありそう。
好きな人ができたときどんなふうにアプローチするか?というのは、「その人はそういう方法をとる」というだけで、思いの深さとはちょっと違うと思うんですよね。
誠実そうに見えるとしても、「慎重派」という性格的なことだろうし。「好き!」「手に入れたい!」と思ったときの、目的への行動スタイルは火星に表れるんじゃないかなと。
というわけで4区分別に火星的アプローチ法を連ねてみます。
火星座火星(牡羊・獅子・射手)
…とにかく情熱的。牡羊と射手はスピーディー。獅子はムーディー。
下心はあんま隠さない。地星座火星(牡牛・乙女・山羊)
…一見事務的・ビジネス調。牡牛と山羊は地味に強引。乙女は少し卑屈。
下心は戦略的ににじませる。風星座火星(双子・天秤・水瓶)
…限りなく友達的。双子と水瓶はマニアックトーク作戦。天秤はかっこつける。
下心全然ないアピールが必死。水星座火星(蟹・蠍・魚)
…家族的オープンハート。蟹は家や近所に呼ぶ。蠍と魚は距離が激チカ。
下心は可愛らしく出す。
男女どちらにも当てはまるように書いてみましたが、男性から自分に向かってくるその度合いの強弱に悩む女性はとても多そうです。
例えば風星座火星の男性が気になってるとして、「自分のことが好きならもっと情熱的になるはず。男ってそうなはず!」だから脈がないんだ…友達みたいだし…と落ち込むのはもったいない。
火星双子でも「いつ行く?どうする?」って前のめりな人はいるだろうけど、火星座や水星座火星と比べると熱さや密着度がイマイチなんだよなぁぁという分かりにくさはある。逆に火星座と水星座火星は、気持ちがライトな段階でも距離詰めてくるので「私にこんなに本気!?」と思われやすい。
地星座火星はさすが歩みは遅いけど「確かさ」を求めるので、「もしかしてこっち見てた?目が合ったよね?」みたいな分かりやすさはありそうなんですよね。相手をすごく観察してそうだから(極力自分が傷つかないため)
いずれも不動宮はそこまでスピーディーじゃないかもですね。
獅子は情熱的かもだけど、ガンガン詰めるというより状況を温めるのに時間かけそうだし。
蠍はムーディーだけど、即・下心につなげたいわけじゃなく、自分のキャラをさらけ出してから…という順番は大事にしそう。
水瓶は交際まではスピーディーかもですが、結婚となると自分が納得するまで心は動かないでしょうね。だからといって「愛されてない!!」と嘆くのはもったいないし、私もその手の失敗あるなぁ〜。
火星不動宮は「相手次第」とかってならないんですよ。
水星座や柔軟宮みたいに、「いいよ〜」「そだねー」とはなりにくい。
かといって「そだねー」と愛情の濃さは別。
愛情の濃さと「尊重」もちょっと違うかなと。
水星座や牡牛座は「好きだ好きだ好きだ」となりやすいけど、個人的な思いの濃厚さと「相手への愛」は必ずしもイコールにならない。
「愛」は〇〇座では語れないと思うんですよね…
少なくとも、勢いがあって距離が近い=愛が深い、ではない!
さらっとしててわかりにくい=愛が薄い、でもない!
とはいっても、好きじゃない人には距離詰めないでしょうから。
わかりにくいって罪ですよね…ただ、「愛されてるかも?」というのは金星でわかるかもしれない。
金星から「どんなものが好きでどんなふうに愛でるのか?」を見出してみます。火星座金星…自分を明るくしてくれるもの・人が好きで、愛情表現は率直まっすぐ。
地星座金星…自分を安心させてくれるもの・人が好きで、愛情表現は壊れないよう慎重尽くし型。
風星座金星…自分がおもしろいと思えるもの・人が好きで、愛情表現は飽きない程度にさらっと距離感。
水星座金星…自分を癒やしてくれるもの・人が好きで、愛情表現は献身的なミストシャワー。
風星座金星に距離とられてもそんな悲観することはなさそうですが、火星座・水星座金星になんの関心も向けられてない場合、何も始まってないだけかもしれません。
ただ地星座金星は愛情をひた隠しがちなので、わかりにくそう!
でもいきなりお菓子くれるなど「物」でなにがしかアピールしてきたり、「自分役に立ちます」アピールして、なんらかの評価待ちポーズとってくるかもしれません。めんどくせぇ。しかし恋愛が面倒くさいのは、「人としてこうすべきなんでしょ?」というのを太陽で装ったりするところ。
火星金星が濃厚なのに太陽風星座だと、「さらっとしとくのが人間関係なんでしょ?」とかやりやすい。
そのくせ染み付いた「べき」は月だったりもして。
物分かり良さそうな太陽・金星なのに、月が山羊だと自分ルールが確固としてたりとか。
愛情深そうな火星金星なのに、月が双子や水瓶だと濃厚時期も一瞬で終わりそう。あとずっと放置。熱さとかクールさで一喜一憂する恋愛って、楽しいかもだけどもったいないってやっぱ思う。
恋人だろうが家族だろうが、「愛」には同じものが通底する。
それは飼い猫も同じで、絶対傷つけないように心から配慮したり、怒らせるようなことなんてやったりしない。嫌がるならだっこもしない。
友達も同じ。恋愛も実家の家族も同じなのに、時代やカルチャーでへんにドラマチックに描かれすぎて、私も「この人は自分を好きなのか?」「もっと愛情表現してくれないのか?」ってことばかりが頭を占めた時間は長かった。
相手が自分を好きかどうか知るのは、実はそんな難しくないらしい。
もしかしたら、自分の愛情表現は相手に伝わってるか?最大限尊重できてるかってことをチェック&補正してみるだけでも、状況好転できるのかもしれません。
例えば地星座金星なら、あなたから安心感得られてますよ…って感謝表現できてるかな、とか。
金星乙女の自分はこの表現がとにかく苦手。でもそれじゃいけないんだってさ。 -
頑張れない恋愛
「頑張る/頑張れない」についてここんとこずっと書いてますね。
2023年の私のテーマだな。「あまちゃん」再放送見てると、アキちゃんの「何をどう頑張っていいかわからない」姿がすごくまぶしい。
とにかく頑張りたいんだよ、アキちゃんは。
でもどこにそのエネルギーを注げばいいかわからない。
わかるのはもう少し先。
潜水土木科の種市先輩と出会って、これだ!と。
海女も恋も頑張る道。
そのあとは東京でアイドルを頑張る道。
頑張りたくてしょうがない時期って、いいよね…10代、20代は誰しも何かしらを頑張りたい時期なのかな。
ただ小さい時から習い事とか親の期待に沿う頑張りをしてきた人は、20代ですでに燃え尽きるってこともありそう。
そういう人は30代で能動エネルギーがまた満ちるのかもしれない。
ずーーっと頑張ってきた自覚がある人だって、30代とか40後半でがくっときそう。
とりわけ火星期から木星期への移行時には(45歳ごろ)体力の変化もあるでしょうから。
でもそれは悪いことじゃない。「お疲れ様」のサインでもあると思う。しかし人がなぜ頑張るかというと、「その先の安定」を目標にするからじゃないかと思う。
「ここで頑張っとけばあと楽だから」というのをどこか体感で知って、あとは人生その繰り返し。
でも何度も頑張りたくないから、若くて体力あるうちにエネルギーをフルに使って、あとは細く長く惰性で生きていきたい。
もしくは燃え尽きない程度に細く長く頑張る。長距離走者のように。ここんとこ少子化の問題がメディアで大きく取り上げられてて、それ以前に非婚化をどうすべきかという論争にもなっている。
非正規社員がこれだけ増えちゃうと、結婚・子育てどころか自分1人が生きていくので精一杯。そんな若者が多い現状をどうしていきましょうかと。「早く結婚したい女性」「それどころじゃない男性」がいつでも象徴的に言われるけど、今読んでる1970年代の漫画「同棲時代」の今日子と次郎もそんな感じ。
令和に特徴的な男女というわけじゃない。私はね、女性がすぐ結婚を意識するのは「頑張る状況」から早く脱したいからじゃないかなって。
恋愛ってむちゃくちゃエネルギーを使う。
女ばっか頑張ってるわけじゃないだろうけど、でも女は出産や子育てを想定したり、プラスそれなりの家事&仕事両立というヘビーな頑張り期が控えてるので、恋愛ミッションなんて早くクリアしちゃいたいんですよ。一刻も早く。
結婚はゴールじゃないと言われて頭じゃわかってるつもりだけど、少なくとも「選ばれるためのエネルギー」からは解放される。
結婚しちゃえばこっちのもん。だって離婚にはもっとエネルギー使うから。・・なんて、結婚も離婚もわたしゃ知らんけど、女は人生のどこにどれくらいエネルギー費やすかを潜在的にわかっているんだと思う。
しかも今は誰しもがあんま頑張りたくない倍速時代なので、早く!とっとと!という気持ちとマッチングアプリがマッチするのも、なんかわかるな。
だけどマッチしたらしたで、自分のためにどれだけ頑張ってくれるか?を愛情のバロメーターにしたりする。それは違うんでない?と中年は思う。だってみんな疲れきっている。
恋愛だって楽にできたなら…。そんな双方の願望が非頑張り主導権争いに発展したりもする。最近よく見る記事で、「女子アナがプロ野球選手を選ばなくなったワケ」というのがあるけど、今じゃ女子アナも頑張りたくないんだと思う。
自分の人生頑張るので精一杯で、夫の選手活動や休息タイムなどを全面的にサポートするなんて「もう時代じゃねぇよ」という声が聞こえるような聞こえないような。
一般男性という名の富豪と結婚した方が絶対楽だよね・・男性だって恋愛という金のかかる時代をさっさと終えたいはず。
そんで仕事だけに邁進して、帰ったら整った部屋で家族とあったかい鍋なんてつついたあと満たされた夜を過ごしたいだろうけど、今じゃそうはいかない。
そうはいかないってこともないかもだけど、今じゃ同じくらい疲れてる妻が料理もして部屋も整えて、夜も甘く過ごす、わきゃないんじゃないの?疲れてんだから。
こういうミスマッチも非婚化とつながってたりするのかな。まぁ、頑張らなくても癒やしのあるカップルもたくさんいるでしょうね。
とはいっても頑張り屋はこの世にとても多い。
でも人ってそんな頑張り続けられるもんじゃないと思う。「私はもう頑張れない」ということを、無理する前に訴えられる相手がいて、その人が「おうよ」と受け入れてくれるポーズに身を委ねられる関係性ならどんなにいいでしょうね。
今の・2023年の私は、頑張りを要求してくる相手からは離れた方がいい、とすら思ってる。
それは恋人だけじゃなく、家族とかそれなりに親しい間柄全般。
しかし!!
頑張り無くして関係の安定や継続なんてことありうるんだろうか・・結婚してない私の素朴な疑問。
「いや、やっぱ頑張りは必要なんスよ…」ってことなら、結婚したくない人は増えていくと思う。
時代や政治が大きく影響していると思うけど、とにかく現代人は恋愛にたどり着く以前に頑張りすぎちゃってるんじゃないだろか。勉強・運動・内申点、学歴のこと、人間関係、容姿。
頑張ってるのに増えないお金、親からの期待。
夢に近づくための頑張り。自分の頑張りが足りないからと思っちゃう頑張り。
そんな自分を見出して認めて支えてもらいたい恋愛。
選ばれたくて支払い。
働かなきゃならない暮らし。何より自分が恋愛すら頑張りたくない人間なのかもしれない。
この人を笑わせるために、この人から面白いことを引き出すために、ある日の自分はすごく頑張った。
家に着いたらその疲労度はすさまじく、あれ、恋愛ってこんなんだっけかなと。
手応えとも関係してると思う。
自分が納得いく手応えを感じるまでどうしても頑張ってしまうから。
ぐったり疲れきった湯船の中、脳裏に相手の笑顔がいくつも浮かんだ時、ああ自分は引き出せてた…よくやったなと思うけど、幸福感と同じくらいすりきれてる何か。
もう頑張れない。そう思ったら、もうやめるしかないんだろうか。
そんなとき、前だったら結婚が頭をよぎっていた。
まったく現実味のない、ただ結婚というワードに込められた冷凍保存的に偉大な安定性への期待ゆえ。
相手と現実的にどうとかでもない、ただ逃げ場所設定に近い。
逃げたって頑張りから解放されるわけじゃないだろうけど、ひたすら安住の地を私はいつまで求めるだろうね。「私、結婚したらもっと頑張るよ」って言っちゃう人の行く先はデスロードじゃないかい。
「ひらり」のみのりが今そんな感じ。折れるからやめとけって。
昔の私もそんなんだった。
今は、頑張りたくないなら結婚はやめとけと思う。
でも頑張らなくていい恋愛・結婚・愛の構築ができたら、いいよね・・私の周りは頑張ってる人が多くて。
だって自分さえ我慢すれば円満だからと。
この「自分さえ我慢すれば」を聞くたびに、涙が出そうにつらくなる。
命に直結する部分の摩耗を勝手に感じ取ってしまうから。
それをいつまで続けるの?とはとても問えない。「頑張らない関係性構築法」をあんま頑張らずに模索してみようかな。暇だし。
頑張らなくても最大限の尊重でもって楽に付き合える相手。
でもそれって結局ともだちなんかなぁ。
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ホロスコープから浮かぶ恋愛
なんと!!
みのり姉ちゃんが竜太先生と付き合うことになりましたね!!朝ドラ再放送「ひらり」の話。
驚いた…
片思いをこじらせまくった挙句、トンデモ行動で竜太先生に迫ったみのりの成就は私も諦めてたから…ひらりに「私も竜太先生が好き!」と堂々打ち明けたみのりには泣けてくるほどでしたが、その後お互いけん制し合いつつ、勝負に出たのはみのりのほう。
家族には「1週間の研修合宿」と偽って竜太先生の診療所に押しかけ、「私と一緒に暮らしてください!それまで帰りません!」と抱きつき、告白・プロポーズ・抱いて宣言という体当たり行動。竜太先生もびっくりして「バカな女が俺は嫌いだ!バカなことをするな!」と強い口調で激怒。
「勝手にしろ!」と診療所を後にしてもみのりは本当に診療所に泊まり込み、程なく力士の急患でひらりに見つかってしまう。それどころか町じゅうの噂に。
父親にも「なんて恥さらしで非礼なことをしたんだ!」と激怒され、みのりも「この町にもう居られない…町を出るわ…」と一人暮らしの決意。しかし、みのりの一連の行動は恥どころか「てぇしたもんだ」と下町人情を突き動かし、みのりと竜太先生を何とかくっつけてやろう!という応援団までできるわ、竜太先生もみのりの決意に揺り動かされ、「俺と付き合わないか?」とまさかの交際申し込みとっ!
その夜のみのり、めちゃきれいでしたよねぇ、ドラマとはいえ、幸せオーラがすごかった。と、興奮のままにあらすじを書き立ててしまいました。
河合隼雄先生の本を読んだり夢分析を続けているうちに、出会う人は自分の内側の投影なのかなと思うようになった。
自分で自分と向き合うより相手に投影した方がずっと簡単で、すごく好きになったり嫌いになったりする感情も、本当は全部自分に放たれてるものじゃないかと。とはいっても恋愛はやはり特別で、「占星術において男女関係は宇宙が生み出した効率的なエネルギー交換システム」ということを松村潔先生もおっしゃってます。
「男性性、女性性という根源的な宇宙原理が働く恋愛は、太陽系のエネルギー運行システムにおいてなくてはならないもの」と!ということで、「ひらり」を例に、投影を意識して星を読んでみます。
ドラマの話だけど、不思議に役者の「らしさ」や運勢とのリンクを感じるんですよね。
もちろんドラマなのでかなり「寄せて」読むことになります。まず、みのりこと鍵本景子さん(1992年当時23歳・金星期)
恋愛を見るときの星を抜き出してみます。金星(自分の女性性・恋愛中の自分):魚座
アスペクト:火星とトライン、海王星とスクエア火星(自分の中の男性性・出会う男性):蠍座
アスペクト:金星とトライン、水星とスクエア金星を見て「みのりっぽい」と思ったのはやっぱ海王星とのスクエアですよね。
魚座だけで夢見がち傾向なのに、海王星とスクエアとは!
妄想がすごい。
太陽ー土星スクエアもあるので、良い妄想もネガティブな妄想も、ジェットコースターのように激しい。
でもなんたって魚座金星の子です。美しさが備わってる。
外見だけじゃなく、醸し出す女性としての説得力があるはずで、ちょっとめかし込めば「女優さんみたい」と言われるみのり。火星とトラインというのは、「恋愛がうまくいきやすい」というざっくりした読みをされがちですが、「身の丈に合った男性と恋愛関係になる」とかじゃないかなと思ったりします。あと恋愛関係がそんな刺激的じゃない。自分にさほど刺激をもたらさない相手。
次、火星。みのりの中の男性性や出会う男性像は蠍的な人。
渡辺いっけいさんがまさに太陽蠍座なんですよね。
みのりも竜太先生を諦めないしつこさとか粘り強さ、押しかけ女房作戦とか、いざとなると戦闘態勢な恋愛スタイルは蠍っぽいと言えるのかもです。
好きになる男性タイプもまた、「身の丈感」がある人と思いますよ。またこの火星は水瓶水星とスクエアで、なかなか口撃性がある。
本当はみのりの中にこういうキツさがあるはずだけど、外に投影するほどに本当にグサリ言われたりする。
「バカな女は嫌いだ!」と言われたみのりですが、そういうキツい言葉を言わせたのはみのりなんですよ。
そういう言葉を引き出す行動をしてしまいがちということ。次にみのりの結婚観を見てみます。
太陽(夫像・父親像):山羊座
アスペクト:牡羊土星とスクエア月(結婚した後の自分・母親像):獅子か乙女
アスペクト:土星とトライン、海王星とスクエアみのりの特徴的なエピソードとして、高校生のときから10年ずーっと父親と朝、家を出ると。
お父さんっ子ともいえます。
伊武雅刀さん演じるお父さんがまた山羊っぽいし土星スクエアっぽい。
堅物な銀行マンだし、いかにもな昭和の父親でよく怒鳴ってます。
でもみのりも、結婚とはそういう真面目な人と真面目な生活をするものと思ってる。
そんでまた、いっけいさんも太陽ー土星スクエアなんですよ。だから父親と重ねてる面もあるでしょうね。みのりは月も海王星とスクエアでしたか!
土星とトラインなので「あたし、尽くす妻に向いてると思うのよ」という自信は確かだと思う。
家事とか料理とか得意らしい。
でもやっぱ夢見がちなんかなぁ。夢見のスケールがちょっとでかそう。
あのこじらせを思うと月は乙女っぽいけど、獅子だったら「自分」にすごく焦点を当てるため、お姫様願望という理想と現実にがっかりすることはありそうです。
みのりは、「相手にどう思われるか?」ということばかり考えるとこが、相手となかなか足並み揃えられないちぐはぐ感と思うんですよね…だから獅子っぽい気もします。でもなんたって土星トラインなので、夢を見てても「なんだかんだこんなもんよね」という日常に戻る。
これはまんま、みのりの母親像です。
みのりの母も「退屈な日々」から脱したくて、実はワンルームマンションでこっそり一人暮らし中。
あの部屋で過ごす少女のような伊東ゆかりさんも可愛らしい。この放送時、鍵本さんのプログレス月が蟹座を運行中でした。
これはやっぱ結婚したくなりますよね・・
自分には穏やかなアスペクトしかないと思ってても、トランジットに火をつけられれば「以前の自分じゃない」ような感情が湧いたり突飛な行動をしたりするのです。次にひらり・石田ひかりさんを読んでみます。
1992年当時20歳・金星期金星(自分の女性性・恋愛中の自分):蟹座
アスペクト:月とトライン、火星とコンジャンクション、木星とオポジション、冥王星とオーブ広めスクエア火星(自分の中の男性性・出会う男性):蟹座
アスペクト:月とトライン、金星とコンジャンクション、木星とオポジション、冥王星とオーブ広めスクエアひらりは金星と火星がくっついてますが、一応女性性としてまず金星を読むと、納得!と思ったのがやっぱ木星とのオポジション。
なんたってポジティブ!負ける気がしない。ひらりはそういうキャラです。
ここが自己肯定感の低いみのりとの大きな違い。ただ金星期でもある石田さん。
25歳までは、そんな明るさに横槍を入れようとする強烈冥王星的キャラと対峙することも避けられないのでは?と。
金星を「仕事」として見るならすみれさんの存在にも思えます。
あと、おかみも母親も銀ちゃんまで、みんなみのりの恋を応援しているややこしい事態も金星ー冥王星スクエアっぽい。自分じゃどうにもできない運命性。ただそういうクラッシュ体験を経てこそ、火星的な男性性が芽生えるのかもしれません。
ドラマでもしょっちゅう「竜太先生に助けてもらおーっと!」とちゃっかり言ってますね。
「俺は助けない。自分でやれ」とか言われてひらりの木星オポな目論見はあっさりつぶされますが、でもギリギリのギリギリですくい上げてくれるような「真に信じられる」人が理想のタイプでもあり、ひらり自身がそういう人でもあるし、出会った男性によって大きく変容する体験はありそうです。
もうできなーい!とかサジ投げる言動は多いけど、なんだかんだ夢を叶えそうな底力は感じられますよね。次、結婚観。
太陽(夫像・父親像):双子座
アスペクト:土星とコンジャンクション、海王星とオポジション、冥王星とトライン月(結婚した後の自分・母親像):天秤か蠍
アスペクト:金星火星とトライン、木星とセクスタイルひらりも太陽と土星にアスペクトがあるので、なんだかんだ地に足ついた父親みたいな人を夫にしたいんでしょうね。竜太先生も10歳上だし。
でも海王星や冥王星という外惑星と強いアスペクトがあるので、力士みたいに戦いながら上り詰めていく人もよさそう。
ひらりは自分がこうでありたい像を力士に投影しながら、毎朝稽古を見に行くのかもしれません。女は力士になれないしね・・
ってか結婚したら夫は成功者になるのかも。
ちなみに石田さんの夫は「あまちゃん」プロデューサーの方です。ひらりはまた結婚してもポジティブで楽しそう。たくさんの人と明るく関わっていくんでしょうね。
まさに相撲部屋のおかみみたい。
池内淳子さん演じるおかみは「もう1人の母親」と言われてますが、伊東四朗さんとの夫婦像もひらりの理想でもありそう。この2人から愛される渡辺いっけいさんのホロもライトに読んでみます。
1992年当時30歳・太陽期金星(自分の女性性・恋愛中の自分):蠍座
アスペクト:木星とスクエア火星(自分の中の男性性・出会う男性):獅子座
アスペクト:太陽海王星とスクエア、土星とオポジション、ヘッドとコンジャンクションリアルタイムで「ひらり」を見ていた高校時代、いっけいさんはすごくおじさんに見えたんですよね。30歳だったのに。
なぜこの人を姉妹で取り合うのかとんと理解できなかったあのころですが、今見ると魅力的ですね!
適度に挫折感のあるお医者さん。そんな竜太先生は「いい女と付き合いたい」と言う。ずいぶんざっくりしてます。
そこは金星ー木星スクエアっぽくもあり、しかも女を語るときなぜか上から目線なとこも「っぽい」んですよね。
そしたら火星も獅子と。
アスペクトも豊富だし、竜太先生の謎の自信満々さにも納得です。
土星とオポなので基本努力家とは思うし、海王星とのスクエアやヘッドの影響ででもともとすごい存在感もありそう。フェアなオレ様という感じがします。結婚観です。
太陽(結婚した後の自分・父親像):蠍座
アスペクト:火星とスクエア、木星とトライン、土星とスクエア、天王星とセクスタイル、海王星とオーブ広めコンジャンクション月(妻像・母親像):天秤
アスペクト:水星とコンジャンクション自信満々なオレのはずなのに、土星にへし折られる。
竜太先生のストーリーはそういうとこから始まってます。
大学病院に残りたかったのに、下町の診療所を託された挫折感と怒り。
しかしその土星的ストーリーがまんまと土星姉妹に火をつけたわけで。
最初やる気なかったけど、徐々に真剣になり町の信頼を得る。
時には朝稽古に力士の無茶を監視しに来る。この入り込み方も蠍座っぽいです。そんな竜太先生は恋愛観はざっくりしてても、嫁にしたいタイプは細かいのです。
「オレに尽くす女がいい」「でも、ただ尽くすだけじゃダメ」「おもしろい話題ができる女がい」「結果的にオレを転がしてほしい」
うるせーなって話ですが、みのりは必死にそれらをメモる。
ただ、月のアスペクトはあっさりなんですよね。
天秤座だし、恋人も嫁もざっくり「いい女」ってことで。
竜太先生はおかみのことを「いい女」とよく言ってますが、水星とくっついてるので教え子みたいに若い子と確かに縁がありそう。それってひらりじゃん!と。
しかもよくしゃべる女性を妻にすると思いますよ。
実際、いっけいさんの奥様は声優のお仕事をされていたそうです。竜太先生とみのりが成就して、私がちょっと残念に思ったのは一人暮らしを撤回したこと。
しかも40万の前金を支払い済みだったのに。
お父さんは激怒。そりゃそうだ!
お母さんは「これで竜太先生と順調に行くなら安いもんよ」と。
住む予定だった物件は大田区なので、両国からだと遠いけどさ。
やっぱ時代だよな〜と思った。バブル直後ならではの。
40万を「投資」と思えちゃうなんてさ。
そういえば、ほぼ専業主婦のお母さんもワンルーム借りれるほどのお金があるんだから、贅沢な時代だったんだ。でも仕事まで辞めると言っていたみのり。
すべてを刷新して新しく始める!と意気込んでたなら、引っ越しか転職どっちかは果たしてほしかった。
なんか、そんなんでいいのかよ!って思っちゃって。男に選ばれてめでたしめでたし…ってさぁ。
たぶん、月ー海王星スクエアのみのりは潜在的に「自分には何か大きな可能性がある」ことを感じてるんだと思う。
でもあの時代の社会性じゃ自分への焦点の当て方がわからない。
「医者と結婚」、しかも「妹から奪う!」という激しい可能性に身を投じたい!と焦る気持ちを思うと泣けてきます。何かしたいけど何ができそうかわからないんだよ。
このあとみのりが自分で大きな可能性を選択できれば何よりです。少し前のひらりとみのりの立場はまるで逆転し、ひらりはお姉ちゃんを応援せざるを得なくなって苦しみが募る。
その上これからは、少し遅く帰ってくるお姉ちゃん、幸せそうなお姉ちゃんをすぐ近くで見るんでしょうよ。
早速1回目のデート前に下着を新調してたからな、みのり!
「さすがに1回目はないと思うよ・・」というひらりの苦言に、「で、でも!3回までにキスもなかったらその男とは別れた方がいいんだって!」って、また何のマニュアル・・早速不穏なものが漂います。相性を簡単に見るには女性の金星と男性の火星。
みのりの金星は魚で夢みがち、竜太先生の火星はエネルギッシュで忙しそう。
あなたの夢を応援したいわって歩み寄るみのりとしても、獅子の火星はあんま足並み揃えない。キミは?というより自分を熱く語る。
みのりも聞き上手だろうけど、海王星とのスクエアで期待が膨らみすぎ、あたしなんて…と思ってしまうかも。魚座と獅子座、それぞれの視線がちぐはぐで、それをほかの星でカバーできるとこがあればいいですけどね。みのりの火星は水星スクエアはあるけど金星トラインを思うと、基本、わかりやすい人が合うんだとは思う。
ひらりの男性観には「んもぅ!」というがっかり感が内包されつつ、男には大きな夢を追ってほしい人でもありそうなので、男の勝手さに耐性があるホロには見えるんですよね。恋愛は金星・火星、太陽・月だけじゃなく、もっと全体を見てわかるものもたくさんあります。
翌日の放送では、みのりの同僚が「付き合うのやめたら?」と進言してた。
なぜ!!わかるけど…
あの時代、こういう余計なノイズに本当に悩まされました。
みのりの土星的ネガティブな予感が同僚に投影されたということでもあるでしょうか。
母親にも同僚にも「取り立てておもしろくない女」と言われてたし。どんだけ…
このへんを克服しないとみのりは真に幸せになれないのかな。
私も太陽土星だから、わかるわかる…と思うとこがたくさんある。「ひらり」は放送時間変わりましたね。どのくらいの人が見てるんでしょう・・
今、フジでは「眠れる森」も再放送されてます。
昔のドラマの方がワクワクした気持ちになれるんですよね。