相性・恋愛
-
高温体質と低温体質
私の知り合いには月星座「地」の人が多いということは前にも書きました。
しかも太陽・金星・火星どれかが「風」のエレメンツが多く、彼ら・彼女らは基本「低温体質」であり。芸能人のスキャンダルが出ても「どーでもいい」という言葉がまず出ますね。
どーでもいい・興味ない・ってかよく知らない(誰それ?)地×風の組み合わせのセットはとにかく低温体質と感じる。
ちなみに、低温体質人の太陽が「水」ってことはない。
太陽水の人はいかなる場合も「わぁぁ…」となる。
なんたって水×火の組み合わせですね。これはもう「高温体質」ですよ。ただし、太陽が火でも月が地だと低温感じますね。
逆に太陽が風でも水×火のセットが月・金星・火星内にあると、高温感が目立つ。
ちなみにこの低温・高温というのは、特に恋愛とかミーハーさが出る場面においてのこと。心が簡単に盛り上がるのかどうか。私は太陽水×月が火、高温体質であることは自覚してます。
ミーハーだしね。
芸能界の話も好きだし、なんだかんだ恋愛の話も楽しんだりする。
そんな私でもこの間の文春砲には「へー」という感じ。
金星と火星が地なので、低温感も自分の中にある。
というわけでもないけど、田中圭さんが同じ誕生日なので、謎の擁護感が芽生えたというか。最近の蟹座、いろいろあるなぁ!と思ってたのです。
広末さんの逮捕騒動、大谷選手の第1子誕生、のんちゃんは今週末の「キャスター」で十数年ぶりの地上波出演。
これまた同じ誕生日の前田あっちゃんはフジの火曜9時で頑張ってるなぁと思っていた矢先、田中圭が永野芽郁とお泊まりだって!?このニュースを知ったとき、確か田中さんも太陽水×月が火じゃないかなと思い返した。
田中さんの月は射手でしたね。
金星は蟹、火星は蠍、水星は獅子。
ということで、もろ高温体質と思う。「おっさんずラブ」の春たんそのままという感じ。
ってか、パーソナルに地も風もないのがね!
こういう人はどうやって自身をクールダウンさせるのか。
木星が山羊なので、「国民的俳優なりのきちんと謙虚感」が自分に仕事を運んでくることは体感されてるだろうと思うけど。
永野さんもねぇ、パーソナルに地星座ないんですよ。
太陽は天秤(風)、月は魚(水)、金星獅子(火)、火星射手(火)
水星は天秤。
意外にホットホット!
一見、天秤そよ風感というのか、「恋愛はドラマだけ」という雰囲気は醸し出されてますがね。
ただ、少し前に「ぽかぽか」出てたとき「こんなキャラだっけ?」というのは感じた。
ふわふわニットで手の甲が覆われたまま、どんな話題にも目をくるくるさせるあざとさというか、すんごい女子っぽくなったのですねと思った。
「半分、青い。」や「ハコヅメ」みたいな素朴イメージで止まってたから。
でも月が魚なのでね。
魚座持ちは、あざと要素ありますから。
芸能人だと、同性からも人気が出るような可愛らしさが放たれて雑誌の表紙いっぱい飾りますね。
石原さとみさんとか(太陽山羊、火星魚)
あと芸能人の魚座持ちはなんたって表現力が群を抜いてると感じる。
何かが憑依したような演技なのです。パーソナルに地星座のない2人。
「友達」という言い分を信じるなら、ぎりぎりのスリル感を楽しみすぎちゃったのかなと思う。
「友達でもこれくらいやるよねー(別にいいよねー)」みたいな悪ノリというか。
ちなみに永野さんは火星と冥王星が合。
この人は意外に勝負師なんじゃないか?と思った。
金星も獅子だし、勝ちたい!というアツさが内包されてるんじゃないか。
漫画家とかスタートアップ企業の社長とか、ドラマチックに上昇していく役が印象的なイメージ。
「キャスター」でも阿部寛さんの言うことをただ聞くわけじゃなく、「やってやろう精神」みたいのをちょいちょい発揮する役。
恋愛でしおらしい女子とかより、こういう挑戦的な役の方がずっと輝くんだなぁと思ったですね。
でもいつからか「国民的いい子」みたいになって。
あれだけ演技がうまいと、そういう枠にはめられちゃうのかな。
太陽天秤で月が魚だと、「いい人」の期待にも進んで応じるとは思う。太陽射手座のスキャンダル率は男女とも高めと思ってますが、射手座持ちも「いい子」のままじゃ終われないのかもしれない。
ホットホット!な一面こそ自分なんだと、抑え込むほどに激しく露呈するものなのかな。芸能人だと特に。
しかも永野さんの火星冥王星に田中さんの月天王星が乗るという。
月だけじゃなく天王星も乗っちゃうとこがドラマチックというかお騒がせというか。永野さんのこの射手部分。
「落としたい」というハンター精神が恋愛で出てもおかしくないと思った。
成功体験もかなり積んだのではないか。
火星座は「実感」だけで満足できたりするので、実際付き合ったりするわけじゃなくても、自分の感覚で「よし!」と思えれば気が済むんだと思う。
そういうのがむっちゃ楽しいというのは、私もわかる。ところで風×地がパーソナルで目立つ人は、「好き」とかがそもそもわからないと言ったりする。
なので、恋愛体温はやっぱ低めですよね。
恋愛雑誌より情報雑誌を好むような(今、恋愛雑誌とかないか)
「好きだから結婚したんでしょ?」と聞いても「うーん」とか言ったりする。
私はそれを「照れちゃって…」と思うけど、相手は「恋で熱くなる」とかが本当わからないっぽい。
一緒になったのは「信頼感」からの「安心感」、そして「これまでの継続感」を重視してると。
ま、それもわかりますがね・・
水×火を持つ自分は、ドラマを欲する細胞が体内に潜んでる体感ありありですね。
たとえ泣くことになっても・・!(バカ)
私がふだん騒がしい通り沿いに住んでるのも、そのほうが楽しいから。
風×地の低温系友人は、品の良いシーンとした街に住んでいる。
お互いの住環境を「信じられない」と思ってる。蟹座がスキャンダルを起こすと、どうも他人事に思えないですね。
「やっちゃったねー」と目を細めるというか。
「自分はあそこまでは溺れない」と我が身を引き締めるというか。
特に誕生日が近い人が何かやらかすと、自分のドラマチック転落願望が不思議と満たされたりする。
「そんな呑気な!陰で傷ついてる人がいるんですよ!」
と怒る人がたまにいるけど、それもまたその人の見え方。
各々が自分の何かを投影して感情を動かしたり、別にしなかったりしてる。
-
恋というパワー
前回は女子に好意を抱く話について書きましたが、男性に恋したときのパワーは、それと比較にならないと思った。
女性が月としたら男性は太陽。
男性はエナジー。
そのぐらい違う。
だから私は異性愛者だなと思う。
中3の卒業式で初めて、恋しくて泣きました。
好きな男子からボタンをもらいに行ったのに一個もなかった。
そしたら生徒手帳くれたんですよね。
その優しさと、もうお別れということが悲しくて、彼の前で泣いてしまった。
隣のクラスの男子でした。
休み時間、うちのクラスのドア開けて変顔をさらす。
なかなかイタいウケ狙いだけど、すごく好きになった。話したことはない。
太陽みたいなスマイルの彼。
バレンタインデーに勇気出してチョコ渡したら、ホワイトデーに私の座席にお返しを置いてくれた。
ほんと優しいんですよ。
今でもホワイトデーのお返しの箱と生徒手帳が実家にある。
捨てたっていいのに、何で捨てないのか自分。
「恋」にはそんなふうに、センチメンタルキープパワーがある。好きな人に欲情する、これまたパワーみなぎることで。
私は好きな人の腕にうっとりします。
車のハンドル握ってるときの手首からひじの間。
ゴツい腕時計が映える肌の色。
その腕が自分に巻きつくことを想像しては、「巻きつく未来」を手に入れることの難しさに憂う(← その憂いに酔っている)
好きな人以外のパーツに目を向けることってほとんどないです。
見ないようにしてるのか?
いや、アウトオブ眼中という気もする。恋する人とそれ以外では、もう大きく違うのです。
「恋する人」を目の前にすると、細胞全部が喜んでいる気がする。
なんなら脳が先走って子宮方面へ幸福ラッパ鳴らしてんじゃないかと思う。
「ついに!?」と、体内でドラマを期待するが、現実はただ会話して終わり・なんなら会話もできなかったりして。
全身でグァっっかりしてね。
剥がれる内膜よ、すみません。
生殖のチャンスを細胞レベルで待ち受けてる気がしますよね。
子孫繁栄のために「恋という福」がプログラミングされてんだとしたら、「でしょうね」と思う。
ただ、本当に人類繁栄するには「多様性」がすごく大事みたいですよね。
「みんな同じ」という状態は、命を繋いでいくのにリスクがあるらしい。
でも現実、自分にマイノリティ性を感じると、はじかれたような・間違ってるのかな?みたいな居たたまれなさも湧いたりする。
特に恋や性、セクシュアリティで「人と違う」「わからない」と感じると、少し前まで恋愛至上主義みたいなこんな時代じゃ居場所ないように思いますよね。それに、男の人すべてを信じるわけにいかない。
今こういう時代じゃ「子孫繁栄より”自分を守る”ことのほうがずっと大事」という価値観が広がっていくのも当然と思う。
恋愛の負のパワーも相当強いと思う。
支配欲やコントロール不能な性欲、恋に敗れれば死だってちらつく。
「自分が生きるために」という大目的の前で恋愛が警戒・忌避対象となることだってあると思いますよね。
リスクがありすぎる恋愛。
「体を開くこと」にしても、何かしらの痛みを伴うわけで、毎回いくらかの恐怖・緊張がある。男性=危険みたいに書いてすみません。
でもなんか、「信じること」のできる人がいつでも人間性高く評価されたりするけど、個人に備わった警戒心にも意味があるはずと強く思って。
恋愛に重きを置かずサクサク生きていけたらいいけれど、恋というのはある意味、命懸けですよ。
何やってんだか・何欲してんだかわかんねぇなってことばっかですよ。
恋愛という素晴らしきパワーに、なぜ「結婚」という目的を付さなきゃいけないのか。恋ってそんなパワーを発するから、「恋愛飛ばして結婚したい」という声がコスパ重視の若者間で上がるのってよくわかる。
私も生殖適齢期を過ぎたからか、もう恋はないな…と思ったり「くだらねぇ」と悪態つきたくなることも増えましたが(極端)、こうやって書いてると全身が喜びに満ちた恋愛期間が思い出されて楽しくなってきました。
とはいえ「どんどん恋するのよ!」とか言うハッスルおばさんになりたくない。
-
自分に孤独は必須な気がして
「今ものすごく孤独」
そういう夢を時々見る。
街のどこにも居場所がない。私は人と近しい関係になると態度が雑になることを自覚している。
まず、目を合わせて微笑み合うみたいなことをしなくなるのです。
そんなん恥ずかしいだろ、みたいな態度にいつからか変わってしまう。
それを許してくれるのは母親しかいないと思う。
だから母親以外の誰かと強固な関係を築く旅に出たのに、うまくいかない…みたいなことをずっとやってる気がします。すごく好きな人から雑な扱いを受けるのも悲しい。
「こっちだって!」と、マウント返しみたいなことをする。
私が雑っぽくなるから相手もそうなるのかもしれない。
どんなに大好きで交際しても、1年経たずに雑味が出る。
でも、そんなに悪いことなのか。人と距離を取ろうと心掛けたのは40代になってから。
それなりの距離があればこそ、相手にすごく尊重の念を抱けるし、そのモードが継続する。
相手を大事に・愛情深く思える距離感。
だけど、それだと「心が埋められる」という感じはない。
孤独が常に胸をそよそよして、孤独と尊重ってセットなんだなという諦念に今向かおうとしている。
失敗があるのです。
すごくすごく親しい友がいた。
「あなたがいてくれれば私はいいの」とまで言ってくれた女性。
家に誰かを招いて料理を振る舞う、というのは私にとってよっぽどのことで、それは彼女にしかしていない。
時に涙を見せるほど心を開いた。
でも、家族みたいに錯覚してしまったのです。
彼女を把握できない時間にすごくイラついてそれをぶつけたり、なんでも味方してくれる一心同体感を期待した。
いや、言葉では「味方よ」みたいなことを言うのに、職場での態度がどうもそう見えない。
友達としてだけど、大好きすぎて振り回されすぎて、思い通りにならないことを「不信」と結びつけてしまい、一度喧嘩してから実質友達解消となりました。
恋愛の破局状態とほぼ似ていた。「私のこと考えてよ!」って求めすぎたのは、相手の気持ちや都合を考えない自分の雑さから来てると思ってる。
今は職場で笑顔を向け合えるようになったし、彼女は変わらず優しい。
けど、雑なのに人に期待する自分への罪悪感と、「振り回された」という不信の気持ちが蘇るので、前のように戻れるとしても相当時間がかかるだろう。
近いと自分は期待する。
ふてくされると反抗期の中学生みたいな態度になる。
自分のこのあたりをどうにかしたいと思って幾年月。
近しくなって期待して傷つけ合ってしまうなら、永遠に尊重できる距離をキープしてたいもの。
孤独を選ぶしかないんだ。もしくは傷つき合い上等で人と関わりまくって、ドロドロのムカムカのイライラの日々でありつつ「戻る場所がある」と思える関係に突入していくかだ。
かつてはそういうのこそあるべき関係性と思ってた。
言いたいこと何でも言って。
傷つけようが率直さに勝るものはないと言わんばかりに。お母さんの子宮に戻りたいんだろうか。
はたまた4歳くらいの自分と父親との関係をずっと求めてるんだろうか。
どんなに雑でもお姫様のように許されつつ、愛情たっぷり注がれる関係。
でもそんな願望は自分だけじゃない気がする。近しいことによる弊害って、すごく可視化されて。
家族も恋人関係も、かつて耐えてたことの中にモラハラ要素が見出され。
もう耐える必要はないんだよと思う。
でもある程度耐えなきゃ、関係は結ばれないんじゃないかとも思う。
その「関係」って「家族」とか「恋人」とくくられるものだとして。
だから人は関係を選ばなくなっているんじゃないか。
関係がそんなに人を傷つけるなら。
互いの雑さにがっかりしては「もっといい人がいるはず」とさまようのなら。
人はなぜ深い関係を求めるのか。
いや、そうじゃなきゃ家族は形成されず、人口も増えないのでしょう。
でも私は合理性があるんだろうと思ってた。
くっつくことの実際的なメリット。
今、「精神の結びつき」みたいのがすごく「関係の理想」とされて、「近しくて、こんなにうまくいってるカップル」がSNSとかコラムで毎日のように紹介されたり申告したり。
うそでしょ?と思いながら読んでいる。
「ほんとだってば!」という続編も出されては読み、自分の深部をしっくりさせようとする。
とかいって、「そういうカップリングを形成できる人が人として最高レベル」という雰囲気に私は反発してるんだと思う。
何度「関係」に挑んでもうまくいかなかった自分が「お前は雑人間だからな」と言われてるようで。そんな私にとって「関係」は合理的じゃない。今のところ。
近しくても尊重し合える筋肉がいつか、つくのかもしれないけど。
-
「いい夫婦の日」に考えたこと
11月22日、いい夫婦の日かぁ〜と思う。
高畑充希と岡田将生の結婚に、さほど衝撃はなかった。
「あ、いいじゃん」って思えたからかな。
「親友のような私たち」という言葉にも、なんかいいなと思った。
それより大谷夫妻とデコピンがまた輝いていて、輪郭しか捉えられなかった。
あんま凝視できてない。
でも勇気持って真美子さんを見てみたら、まだセレブではない素朴さに溢れていてますます素敵と思いましたですね。
あのカップルはなぜあんなに理想的なんだろう。私はどの夫婦・カップルにも、一緒になる目的があるんだろうと思う。
経済的なこと、社会的なこと、子どものことなどなど。
好きだから一緒にいたいとか、それは夫婦それぞれでしょう。
もし私が結婚していたら、「いい夫婦の日」をどう感じて過ごしてたんだろう。
何にも意識しないかもしれないし、「自分たちはいい夫婦かな…」って考え込んでたかもしれない。
街頭インタビューを受ける良さげな夫婦が映ったらチャンネルを変えそう。
パートナーと「ねぇ、今日いい夫婦の日だって」って、食卓で笑い合う姿はなぜか想像できない。私の周りの夫婦・カップルはパートナーのこと、「好きは好きだけど、そういう好きじゃない」という感じで言う人は意外に多い。
それは謙遜か照れか本音なのか、私にはわからない。
一番仲のいい既婚友人は、「最初から恋愛とかじゃない」とこの間言っていた。
「そうなんだ!?」とかなり驚いたけど、そういえば似た雰囲気の夫婦はほかに結構いて、だからといって「終わってる」とかでもなく平和そう。熱愛・即結婚で、その情熱がわりに早く冷めた夫婦もいれば、結婚10年以上たってもラブラブをキープする人もいるし、ラブラブじゃないけど冷めてもない安定的な2人もいて、それは相性の種類なんだろうなと思う。
なのにラブラブのカップルが最上位みたいなのって、なんかむず痒いんですよね。
なんだかメディアも「晩婚化」「非婚化」とかを嘆いといて、「夫婦像」のハードルをやたら高くしてる気がする。
結婚させたいのか・させたくないんだか。女を活躍させたいんだか・させたくないんだかというのも、同じくらいわかりにくいメディアの論調ですが、これは「させたくない」がどこかの本音だと思う。
どこかって、なんか大きな力を持ってる勢力というか、潜在意識というか。
とするなら、今いわれている「理想的な夫婦像」というのは、「女に早く結婚してもらって(若さ)」「家に入ってもらって(育児)」「男を支える(家事)」「浮気には目をつぶる」という前提がまだ根を張ってるように感じる。でも最近は「家に入ってもらって」など望んでない、「夫婦共働きが理想」という男性が増えましたね。
家事・育児する男性も増えたけど、大きな勢力の考えは変わってないので(企業や政府や地方)、女性の負担がまだどうしても重いものとなってしまう。
活躍してほしいけど・してほしくないという潜在的な矛盾が、現状突破の足を引っ張ってるように見えるし、もしかしたら女性の側にも活躍したいような・したくないようなという矛盾した意識があるのかも。
これは結婚にかかわらず、女には心当たりのある感情と思う。
現実、活躍の先に「茨の道」しか想像できない。
ってか、茨の道しか用意されてないというか。
この国でいわれる「夫婦像」は結構矛盾を抱えてそうなのに、「いい夫婦で」という理想ばかり語られるように見える。
「永遠の愛」「運命的な」
恋愛要素の色が濃いというか、性愛のプレッシャーもやけにかけられてるような。
セックスレスとかも、矛盾が何かを邪魔してるんじゃないのかなとか、そもそも性行為ってそんなに必要なんだろうかとか(時代に大いに刺激されすぎたようにも思うから)。
「家族愛」はコロナ禍でネガティブな面が浮き彫りになったからか、家族信仰はだいぶ薄まってきたように感じる。
それで気持ちが楽になった人はとても多いでしょう。
夫婦のハードルももっと下がればいいんじゃないのかなと思ったのです。
結婚はめでたいことと煽りつつ、年齢差(特に女が上)のあるカップルに容赦ないアンチコメントがついたりするのも何だかよくわかんないですよね。
Yahoo!ニュースの記事一覧にしても、結婚に適した人・適さない人を浮かび上がらせるような見出しが目立つ。
それが世の中の意見と錯覚してしまいそうなほど。
同性結婚がいつ実現するかはわからないけど、そうなったら同性の友達同士が結婚という形を取ることもあるかもしれない。
お互いを支え合いましょうという約束を大事な人と交わすのに、性別はそんな重要じゃないように思えるから。
少子化という懸念はあるにしても、よその夫婦に少子化のめくじら立てる人もそうはいないだろうし、ただ政府からしたら少子化は大きな懸念事項なので、現実に夫婦のハードルが下がるのに時間はかかりそう。
選択的夫婦別姓すら実現しないんだから。
ただの語呂合わせの日なんですけどね。
こんな食いついてしまった。
-
カップル考
星野源さんの噂は私もびっくりした。
でも噂が拡散して即座に星野さんの事務所が対応に乗り出し、あっという間に沈静化。
あのスピード感すごかったですね。
星野さんってすごい存在なんだなと感じた。その後、星野さんはラジオの生放送で改めて噂を否定し、なんとガッキーが生登場。
ラジオ後のXでは仲の良さが称賛され、2人の「カップル性」はますます意味が強まったように感じた。
もともとすごいカップルだけど、この一連の出来事でカップル性がうんと高まったというか。
芸能界では「おしどり夫婦」ということも言われやすく、「カップルとしていつまでも仲が良い」ということが人間にとって最高の要素として語られたりする。
人は結婚や交際をするとき、「カップルとしてくくられる」ことをどこまで意識するものなんだろう。
交際段階で意識する人はそんな多くなさそうだけど、結婚すると「夫婦」と呼ばれたりして、芸能人だと片方の不貞を片方が謝ったりもする。「家族」なのだから、そういうポーズは長いこと自然だったのはわかる。
ガッキーが生出演したのも、悩める源さんの応援という意味合いだったんだろう。
その愛情深さには素直に感動した。
でもなんか、モヤモヤした…
私はなんだかんだ男の人を立てるところがある。
そうじゃないとめんどくさいことが多く発生するから。
その面倒さを回避するために立てておいたり、相手の好む話題を察して言ってあげたりしてきた。
それは「兄シフト」とも言えるもの。
兄に「つまんない」とジャッジされないよう必死だった時期があった。
兄に気に入られるために努めて柔軟にしてきた部分がある。
そういう幼い頃から培ってきた兄シフトで、同級生男子や職場上司とのコミュニケーションをスムーズに乗り切ってきたとも言える。
それは自分に備わった「らしさ」だとずーっと思ってきたんだけど。疲れる。
人のための行動だったから。
誰といても疲れてしまう。
とはいえ、素の自分を見せれば中学男子と一緒にいるみたいとガッカリされるし。
それでも「カップル」方向を目指すのが普通と思ってたけど。
うまくいかない。
疲れてしまうから。
私は「悩める私」を誰にも見せることができない。
見せられる相手がいないことをずっと悲しく思ってたけど、単に私はそういう人ということ。
1人でいるときしか真にホッとできない。
「カップル」が人間の理想最終形態みたいに言われるのって、違うんじゃないだろうか。
どこまでいっても「私一人」が自然な姿。
だったらなぜ人はカップルになろうとするのか。
そこには各々の目的がある。
いろんな目的があるだろうと思う。
それを人は知る由もない。性行為をするには確かにカップルにならなきゃならない。
たとえ刹那的な関係としても。
オキシトシン出したいよね、というのもわかる。
性で満足感を得たい気持ちと、一生の安心感を得たい気持ちと、子どもを望む気持ちと、好きな人のそばにいたい気持ち、相手への愛を誓う気持ち。
それぞれつながっているようで、実はバラバラだと思う。
それらすべてを叶えてるように見える2人がスーパー理想カップルみたいに言われたりする世の中に息苦しさを感じる。
見えるだけなのに。
そのことがあのラジオ聴いて胸にのぼってきた。それらがつながらないカップルもいると思う。
すべて叶わないカップルだっているんだろう。
それでも「幸福」と言う人は結構いるんじゃないか。
1人も同じ。
全部叶えてないとして。
でも不幸ではない。幸福と言える。
誰かに適応しなくていい日々というのは私にとって素晴らしく自由ですがすがしいこと。
誰かが時々そばにいるのはもちろん嬉しいし楽しい。
でも近すぎるとうまくいかなくなるのが私。
そういう人、結構いるんじゃないんだろうか。
どう振る舞っても真美子さんにつなげられてしまう大谷選手は気の毒だなと思うけど、本人はどうってこともないかもしれない。
私が「気の毒」というネガティブさを勝手に映し見ているだけで。
だって「私」が誰かに紐づけられるなんて息苦しいじゃないか。
私は私。
今、カップル性にすごく意味や期待が込められていて、いかにも「自然」な顔して語られてるけど、不自然にまみれてると思う。そう思ったという話。
-
異性との関わり運気
私は普段、女性9割のとこで働いてますが、たまに男性9割の職場で仕事しています。
2つ掛け持ちしてるということ。男性9割職場への出勤頻度は以前より減ったものの、年に数回がっつり赴くことがある。
今がその時期。
それは星にも表れていました。
私の牡牛座火星とトランジット木星が現在コンジャンクション中。
普段、異性との関わりがほとんどない自分にとっては、それなりに特別な運気と言えそうです。
といっても「ただ、それだけ」
それだけってのもなんですが、火星=男性、木星=拡大、これが結びついたそのまんまの事象。
鑑定でもよく「このあたりで多くの異性と関わるかも?」と伝えることがありますが、「それが恋愛や成就と結びつくかはなんともいえない」と付け加える。・T火星(男性)・金星(女性)や木星(拡大)がネイタルのパーソナル天体とコンジャンクション
・Tドラゴンヘッドやテイル(縁)がパーソナル天体とコンジャンクションこれらが分かりやすい出会いの暗示ですかね。
オポジションも出来事に関わりやすい。
アスペクトは「インパクトの強度」と関係があるかも。
コンジャンクションとオポジションは気づきやすいけど、その他のインパクトはそこまでではない。
(ただし外惑星(冥・天・海・土)とのスクエアはインパクト大)自分自身の恋の始まりやインパクト大な出会いの時期を振り返ったときにも共通点がありました。
・T火星・木星がN金星or太陽・月に絡む
(NorP金星とコンジャンクション・オポジションとか)
・T火星・木星が5室に入るそのほか、Tドラゴンヘッドが絡んでたりP火星とT木星が絡んでたりもしますが、大体がコンジャンクションかオポジション。
インパクトの強い恋愛事情においてトラインという生やさしさはないという印象。
人によるかもしれません。
私はN月が獅子座で5室なので、恋愛がそもそも人生においてインパクトの強い出来事になりがち。
誰しも初恋くらいから恋の時期を遡ってみれば、星回りになんらかの共通点があるんじゃないでしょうかね。
私の恋の始まりはいつもインパクト大とは言えますが、その中でも心のシーソーが音を立てて落ちた…と感じたのが高1のとき。
クラスメートが一人一人自己紹介をするという4月もしょっぱなのころ。
1人の誠実そうな男子に一気にポーッとなってしまった。
そのころのチャート。5室のN月とT木星がまんまとコンジャンクションしてました。
この男子とは秋の文化祭で告白し付き合うことに。
そのころT木星はN金星とコンジャンクションを形成。
木星は逆行しますからね。
月と金星の間を行ったり来たりしてる時期に恋心を募らせ、金星と木星合のときに行動に出る。
木星は「いける気がする!」という自信も拡大してくれるという、まさに恋愛運気だったわけで。しかし、この恋は長く続かない。
翌年のバレンタインデー前に振られてしまいました。
恋愛の終了時というのは、これまたT天王星と土星が印象的に絡んでくる共通点があるのですが(私の場合)、それはまた別の機会ということで。
「推し」との出会いも振り返ってみました。
それは岡村靖幸・岡村ちゃん。
2012年の残暑、美容室で手にした雑誌に岡村ちゃんの特集が載っていたことと、同じ時期に友達がCDを貸してくれたタイミングが重なった。
この時期はT金星が私の蟹座太陽〜獅子座月のあたりを通過していて、かつドラゴンヘッド回帰もしてました。
ドラゴンヘッド回帰にどんな意味があるかはよくわかりませんが、自分にとってなんらか運命的な出来事があるとは思ってます。
「あのときあれがあったから今こうなってる」
そのきっかけがセットされる日というか。
まさに岡村ちゃんに出会ったこととゆめぼしブログスタートはつながっている。ちなみに、TドラゴンヘッドとNテイル(その逆も)がコンジャンクションするときも、なんらかインパクトのある出来事が起こりやすいんじゃないでしょうかね。
ただ、それが人生に何をもたらしたか?が分かるのはずっと後なのかもしれません。
ただ、「この星回りだから成就する」「出会いありそう」とかは、やっぱ確実とは言えない。
星を見て期待したことも何度もありました。
何度も星見て何度も感じたこと。
「予想以上の不安は実現しないけど、予想以上の期待もまた実現しない」「不安と期待」って、本当まとわりついてくる業ですよね。
私は不安症でもあり期待過多人間でもある。
ホッとしたことも多いけど、がっかりしたこともまた多い。
だけど、自分を不安症でネガティブと決めつけたまま出会いや恋愛を繰り返してきたというのは、なんてもったいなかっただろうと思う。それは赤ちゃんのころの満たされない欲求を抱えたままだったということ。
だれだっていくらか抱えてるとしても、そういうのって恋愛対象者と一緒に改善していくものと勝手に思ってましたよね。
もしくは我慢。
我慢か不満の2択。あぶなすぎる。
そんなの不満解消の期待先を、親から好きな人へとスライドさせていただけ。
でも赤ちゃんの期待を「誰か」に求めっぱなしじゃ、恋愛はうまくいかない。
そりゃ、時々出ちゃうでしょう。例えば喧嘩の場面などで。
それだって「あ、赤ちゃんvs赤ちゃんでぶつかり合ってしまった」と気付けないと、永続的な信頼関係ってなかなか築けないものかもしれない。
「あなたが悪いからあなたがどうにかしてよ」「裏切られたのはこっちなんだから」
本当はそれは投影で、言語化できなかったあのころの不満を身近な人に処理してもらおうとしてるだけだったりする。
その投影はグズる自分の「いつものパターン」
その再生VTRは自分で編集しなきゃならないし、編集できる。
不安と期待が大きいままでは、どんな星回りもフイにしてしまうのかもしれない。
ホロスコープは「成就」という領域までは責任を持たないっぽい。
「出会い」は確かに授けた。
それをどうするかは、成熟した心にかかってるんでしょうね。
ただ、「じっくり自分と向き合う」みたいなチャンスをもたらしてくれるのもまた星回りなのだと思います。
-
現実のモテ感その2
女性星座のモテについても思い返してみました。
現実のモテには「男性性と女性性のバランス良いミックス」が大事と感じているわけですが、その女性性を放つのが女性星座じゃないかなと。
少し前までは女性星座の分量多めというのがモテの要素として強く語られてきましたかね。
どうしたら女性らしくなれるか?がわりとメジャーな悩みだった。
その「女性らしさ」って、例えば「いい香り」や「気遣い」「静かな微笑み」とかって崇高に掲げられがちですが、ある種のネガティブさも包含されているらしいと、世の鈍感男子ですら気付き始めたんじゃないか。
私はそのネガティブさって、あみん「待つわ」の世界と思う。かわいいふりしてあの子 わりとやるもんだねと
言われ続けたあのころ 生きるのがつらかった
古りぃよって話ですが、ここには給湯室で噂する側とされる側の両方描かれていて、何やったらこんな嫌なこと言われんのかって、たぶん、彼女持ちの男とちょっと距離詰めただけ。
男もまんざらじゃない様子…ってのを雌猫たちに目撃されたんだと思う。
「ひどい噂されてもあなたがフられるまで待つわ」という女は男性からしてもある程度魅力的で、彼女を捨ててそっちに走る…というストーリーもそれなりにあった。
ミスチルの曲にもなんかありましたよね、男の間でも評判悪い女に惚れてしまった、みたいな。
そのある程度の評判悪さがまた女の魅力!って時代は確かにあった。
そこには女性特有の何かが強くにおい立つ。
けど!
今は「振り回される」こと自体を敬遠する人が多いんじゃないか。
わかりやすく「いい人」を男性も女性も求める。
恋愛が遊びという時代は終わり、恋愛即結婚という無駄のないルート。
横恋慕やリスキーさ、わからなさに身を投じるわけもないというムードが急に広がった気がします。そこで女性星座。
牡牛座と蟹座は前半星座だからかピュアさの分量も多めで、「女性らしいいい人」を放ちやすい。
しかも牡牛座は「女性性の見本」みたいなところもあり、まず「いい香り」を漂わせ、髪質も肌もきれい、服装は色みもマイルドな女性らしさ。そんな人が多い。
性格もおっとりしてて流行りにすぐ乗らない古風さは「モテ」にダイレクトに直結する人ではある。
ただ!
牡牛座は「わからなさ」の分量が多めと思う。
なぜかわかんないけど黙っちゃったり、「嫌だ」という感情を隠しきれないとこがあって、「女性性のネガティブさ」も露出しやすい。
そこがいいんだよ!と言えるのは大人な余裕ある人でしょうけど、現代の恋愛シーンではめんどくささを感じさせかねない。
ただ、圧倒的な「普通感」はモテの強め要素です。
芸能人のモテそうな牡牛座…伊藤沙莉
その点、蟹座は「いい人のお手本」みたいなとこがあって、人気者になりやすいとは思う。
それは「付き合いたい」というより「仲良くなりたい」と男女ともに思われる率が高め。
ただ蟹座はキャパが広くないので、八方美人になりきれない。
「適当にみんなと仲良くする」とかを雑にやるので、無意識で誰かを袖にしていて敵意も持たれやすい。
「かわりいふりしてあの子…」と言われやすいでしょうね。
そういう女子のムードを察知した男性がまたサーっといつの間にか引いていく。
スター性と転落の悲劇性、どちらもまといやすい蟹座は、「そんな噂関係ねぇぜ」って手を引っ張ってくれる林遣都みたいな人を求めがちだけど、現実にそんな男はいない。
芸能人のモテそうな蟹座…本田翼
そんで乙女座ですよ。
あの折れそうな繊細さ、双子座にも劣らないさわやか中性感。
女性星座で一番、女性性と男性性がバランス良くミックスされてると思う。
それは支配星・水星のイメージもさることながら、やっぱり「しゃべる」ことやマニアックさへの能動性が群を抜いていて、そういうおもしろさって人間としても魅力的と思うんですよね。
また、乙女座って女性性も決して置き去りにしない。
「人を心配する」という行為を照れずに素早く取れたり、どんな外向的に見えても家事や掃除をちゃんとやってる話がふと出てきたりする。
ただ、「ぐっときた」と思わせやすい一方で、言葉が辛辣な人。
「あいつ、ないわ(バカだし)」というジャッジを冷徹に下す顔は好きな人に見られないぬかりなさはあるけど、空恐ろしさはなんとなく漂うんだと思う。
芸能人のモテそうな乙女座…浜辺美波
蠍座になってくると成熟度が漂ってきますね。
ただ、蠍座の男性性ってあんまイメージ湧かない。
中性感のある人はいても、少年性というワードはそぐわないような。
「どこまでいってもナチュラル」という天然生活みたいな人はいますが、蠍座のモテは「圧倒的な人間性」かなと。
蟹座あたりの「いい人」とはまた違う。
「やたら好かれようとしてない」あたりに魅力がある人ですよね。
そこが男前とも言えそうですが、とにかく嘘や雑さが嫌いなので、そういう人を露骨に切ろうとするとこは信頼性と恐怖感と紙一重ですよね。
芸能人のモテそうな蠍座…みちょぱ、小池栄子
そして山羊座。
サバサバ女子なんじゃないかという疑惑の目を向けていますが、山羊座はとにかく「頑張り屋さん」なとこがモテるんですよ。
「女子なのにあんな仕事まで請け負ってて偉いな」とか、いささかみくびられがちな称賛をちゃんと得たりするあざとさは、確かに山羊座にはある。
ただ「あそこまで頑張れない」と、多くが降参する領域まで努力する人ではあるんですよね。
「かわいいふりしてあの子わりとやるもんだね」というのは、「男の前で根性出しやがって」というひがみの声でもあり、ネガティブな女性性でもって非難されがちな頑張りは、明らかに女子の域を超えた男性的な底力とも思う。
両性具有のパワーは水瓶までいけばカリスマにもなれるのに、山羊座は「土星的」な社会性を人に投影するのかな。
だからモテ要素はすごいある人ですね。
己を勝手に投影してくる長男・教師タイプに「よくやってるぞ」と評価されたりするんでしょうか。
著名人のモテそうな山羊座…佳子さま、吉岡里帆
魚座は序盤の一瞬、激モテになる人が多そうですね。
4月、5月にいきなり交際申し込まれる率は高そう。
子猫をみんなが見に来るようなフィーバーを起こす人ではありますが、「あれ?」という気づきのインパクトが強烈で、その気づきを言語化するのが難しい。
魚座は一見女性性満載の方ですが、人間を知ると「理想を語る」人とわかっていく。
その理想はグレートマザー的でもあり、権威を得たい政治家のようでもある。
しかも俗っぽい大衆性に疎かったり嫌悪してたりもするので、いわゆる恋愛のスケール感があんま普通じゃないかもですね。
人によっては遊びの恋愛と、理想追求の果ての愛と分けてるかもしれなくて、人からは堕落的な一面が切り取られることもあるのかなと。
自分の知ってる魚子はめちゃ女性的だよ、というその魚子は備わってる男性性を隠してるか秘めていて、「まだ本気出してないだけ」と、パートナーなど運命的な何かに出会うまでアイドリング状態の人なんじゃないのかな。
芸能人のモテそうな魚座…松本若菜、生見愛瑠
女性星座のモテを語るのは結構難しい。
女性らしさって男性性にずっと搾取されてきたような被害感を抱いてしまうから。
だから「女性らしくしたほうがいいよ」とはあんま言いたくない。
大抵は備わってるはずだしね。
それを「もっとくれ!」と要求してくる相手はぶった斬っていいと思う。
努力して相手に差し出すもんじゃないと思う。
相手仕様の女性性も少年性も。 -
現実のモテ感
女性のモテには、美しさとか女性らしさ、聞き上手、おしゃれ上手などなど、
巷で言われるモテ要素とは違う「現実のモテ感」というのがある。それは「女性性と男性性のミックス感」と私は思う。
圧倒的な女性らしさは感じるんだけど、圧倒的な男性性も感じる。
特に少年性がポイントと思うんですよね。
太陽が男性星座だとこのミックスの塩梅もよさそうで、特に双子座ですね。
長澤まさみさんとか波瑠さんとか。
ガッキーにしても、外見だけじゃないさっぱり感。
ロングもいいけど、ショートヘアにしたときに抱く倍の感動。
そりゃ芸能人はどんなんでも美しいですが、なんか好感を得やすい独特の中性感にモテの要素は詰まってると感じるのです。
牡羊座女性はもう少しアウトドア、もう少し温度高めな情感ですかね。
また独自性を恐れない意志の強さは「男前」とも言われたりする。
堀田真由さんや小芝風花さんは、一見ふわっとガーリーなんだけど演技にドスが効いてますよね。
双子座がトラブルに冷ややかだとして、牡羊座は露骨にガンを飛ばしたりする。
牡羊は強気なんだけど、100%強いわけじゃないヌケ感がモテるポイントとも思います。
ただ熱量が高いと重さがどうしても溢れがちで、例えば獅子座女性。
昭和生まれにはモテそうですが、なぜか「適当」が通じない迫力がある。
不動宮だからかな。
水川あさみさんとか木南晴香さんとか、モテそうな少年性は漂うっちゃ漂うんだけど、給湯室が似合いそうな湿度の高さも感じざるを得ない。
「サバサバ女子」という人が時々いますね。
全然さっぱりしてない人たち。少年性を装ってる感。
あの人たちは何座っぽいかといえば、上手に演じてくれそうなのはやはり火星座って感じがする。
広瀬アリスさん(射手)とかうまそう。
だけど射手座まじりの山羊座という感じもしなくもないですね。
頑張ってる感、鈍感を装った繊細さ、本当は根暗感。
石原さとみさん(山羊座)は「鈍感そうで可愛い」という役が多めですが、すき家に全力で感動するあたりがサバサバ女子っぽいですかね。
天秤座はいつでもモテの勝者として語られがちですが、少年性が交じってるかといえば微妙。
ただ、「時代が求める女性性」をちゃんと体現する人なんですよ。
松嶋菜々子さん、北川景子さん、永野芽郁さん。
最近だとYOASOBIのikuraちゃんやヒコロヒーが人気でしょうか。
でも女性に「ああなりたい」と思われる対象という気がする。
男性に「ああいうタイプがいいんでしょ?」と聞いても、「そりゃ付き合えたらいいけど、そんなそんな…」というクソつまんない回答をさせるまともさがあり、意外にリアルなモテじゃない気もしますね。
リアルモテなのは同じ天秤だと清野菜名さんとか。
井上咲楽さんも天秤座なんですよね。
それなりに野性的な少年感が漂う人と思う。
射手座はさっき広瀬アリスさんを挙げましたが、あと田中みな実さん。
天秤座と同じく女性人気が高そうです。
どっかやらかしそうなドジ感と、ドジを乗り越えて涙を誘いそうな健気さがあるというか。
そういう人に「君、いいよ!」って上から目線で称賛するのは大泉洋とかリリー・フランキーとかで、やっぱ火星座って昭和なモテ感なんですよね。
星座も後半になってくると「しっとり感」が備わってきます。
水瓶座は少年性というよりおじさんっぽさに独特の「豊かさ」がある。
男性性も後半にいくにつれ、どんどん成長していくんでしょうか。
生田絵梨花さんからだっておじさん感が漂う気がする。
水瓶座はカルチャーとか興味の範囲が広くて、例えば相撲に詳しい、競馬やってた、政治を語れる、などなど。
「かわいい」と一方的に思われることを拒絶するところがあり、それは一見、モテから遠ざかりそう。
でもリアルモテに直結するのは「対等な会話」だと思うんですよね。
「疲れない」「ずっと話せる」
モテの鍵である少年性というのも、結局性差を超えた人間性で語れる何かがあるということじゃないのかな。
ゲームとか漫画とかカルチャー・世の中全般。
もちろん女性星座はモテにくいということではないけど、今回は男性星座のモテ感に注目ということで。
男性性と女性性がバランス良く備わってる人からは、なんとなく依存性の少なそうな自立感と対等さが漂っていて、その「なんとなく」というところが男性からすると、緊張が和らぎそうな気楽さがあって話しやすいんじゃないのかなと。
「男女7人」の話をするなら、神崎桃子は映画の話で良介と盛り上がる。
千明と沖中美樹は仕事が生きがいのサバサバ系。
賀来千香子と手塚理美と岡安さんは圧倒的な女性性で男に求められようとする女(の役)
「東京ラブストーリー」なら、さとみが圧倒的な女性性。
リカはサバサバ系。
取り上げるドラマが古すぎだけど、あのころ真性の中性女子はまだドラマに誕生してないんですよね。
綾瀬はるかさんがわりと境目あたりにいる気がする。女性性で全面覆われてるような人って、ともすれば男性性のほとんどを相手で埋めようとする。
能動性、告白、責任、判断、地位。
現代じゃそれらを一手に引き受けられる男性はそういないし、その埋めたさが重さでもありそう。
だけど男性性全面の人なんて一緒にいて楽しいですかね。
彼らも女性性を相手で埋めようとするのでは。
家事など尽くすこと全般、俺に従う従順さと柔軟さ。
そんな女性があるべき模範みたいに語られた時代もあったけど、それとモテは違うでしょうね。
今でも意思がほとんどなさそうなふにゃふにゃした人は一見モテてるけど、搾取されそうな魔の手が忍び寄ってるように見えたりもする。
男性も、女性性がバランス良く漂う人が今モテると思う。
料理や掃除などでも自分のことは自分でやれたり、つらいことや凶暴性は断固反対という、人として真っ当なフラットさなど。
「俺が守る」なんて豪語する男はハタから見りゃ白けちゃうのに、自分のパートナーにうっかり責任を求めがちなのはなぜなんでしょう。
責任の比重がまだ男性に偏ってる気がするから、「一緒に」というムードになればいいですよね。
通じ合える人と信頼を深めていくには、性差関係のない「まともさ」を見つめる。
結局、バランスの良さなんですかね。
-
恋愛相性 - あまちゃん -
今日の「あまちゃん」見てて、アキちゃんはなぜヒロシを好きになれなかったのかなぁと思った。
だっていい相性に見えたんですよ。
東京に来たアキちゃんが東京に来られなかったユイちゃんを心配して、その兄のヒロシに電話してるとこ。アキ:オラたちは一蓮拓郎だから!
ヒロシ:一蓮托生ね。アキ:オラたちは二束三文でやるべ!
ヒロシ:二人三脚かな?
いいコンビだと思ったんですよ。
アキちゃんを小バカにもせず誠実にフォローするヒロシ。
フォローされてることに気づかず熱く語るアキ。
ヒロシがまた一人のマネージャーとして、一人の男としてアキちゃんを大事にするんだこれが。そんな感慨を抱いた直後、東京でアキと種市先輩が再会!!
しかも安部ちゃんのまめぶ汁屋台で。
郷土愛のある男・種市先輩もやっぱ魅力的なわけで…種市:東京に来たんなら連絡ぐらいしろよ、水くせーな。
アキ:だって…まだ先輩のこと好きだと思われたらしゃくだからな!
なんだか青春ドラマみたいなセリフを言えてる2人もまたまぶしかったわけで…
しかもですよ。種市:メシでも食いに行くか。一応ずぶん社会人だしな。何がいい?
アキ:お寿司!!
なんだかなんだか、イモだった2人はどこへ?というくらい爽やかじゃないですか。
北三陸にいたころよりずっとお似合いに見えた。
何度か書いてることですが、好きな人とか自分にとって特別な感情を抱く相手もつまり「自分」なのかなと思ったりします。
自分の一部を相手に投影して、そこを好きになったり嫌いになったりどうにかしようとする。
最近はドラマ見ててもそういうのを感じるようになりました。映画の「怪物」を見に行きましたが、あの男の子2人は自分が表現できないものを目の前の子が自由に表現してるようにお互い感じてるんじゃないか。
クドカンのネトフリドラマ「離婚しようよ」も見てるけど、目の前の相手に怒りが募るのは、自分が抑えてるものを相手が抑えてない(ように見える)からじゃないか。そうするとアキちゃんと種市先輩はよく似てるように思う。
似てるから投影したり惹かれるというわけでもなく、自分にないものを年上の人に見出して憧れる恋愛パターンもあるとは思うけど、前置き長いけどちょっと星の恋愛相性にも興味持ちました。
ドラマに寄せてまたあれこれ語ってみます。
アキ(のん):太陽蟹座
金星(自分の中の女性性・出会う女性):双子座
アスペクト:火星とスクエア、木星とトライン、ドラゴンテイルと合火星(自分の中の男性性・出会う男性):乙女座
アスペクト:金星とスクエア(天王星・海王星とオーブ広めトライン128度)ドラマでアキちゃんは高校生=金星期となりますが、年齢域の初期ってアスペクトの特徴が噴出しがちで、本人にとって強くて暗いショックとなりやすかったりします。
アキちゃんでいえばテイルと合・火星とスクエアという部分が「地味で暗くて向上心も協調性も存在感も個性も華もないパッとしない子」として表れちゃったんでしょうね。
しかも若い時の双子ってすんごいマニアックで得体の知れない個性を放ちますから。でも双子って環境が変わるだけで潜在性が一気におもしろさとして開花しやすいサインとも思う。
しかも金星ー木星トラインなので、計り知れない潜在性も秘めている。
まさに「北三陸出身の地下アイドル」として人気者になるゆえんとなるわけで。北三陸に来る前は「ヘンな子」が欠点のように、周りからも親からも思われてた。
けど北三陸に来てからは「おもしれぇ童(わらす)」としてみんなから愛され、ウニを取る動画が評判になったりするなど潜在性はあっという間に開花。そんなアキちゃんが北三陸で最初に出会う年頃の男といえばヒロシ。
火星の乙女は、他の惑星の乙女に比べるとこじらせが影を潜め「賢さ」が特徴となります。
確かにヒロシも町おこしに大いに貢献するほどのIT技術と先見性を持っている。
しかしヒロシを好きになれなかったのは、何かが少し足りなかっただけじゃないのかなって。それは外惑星とのオーブ広めトラインから私は勝手に感じてるんだけど、アキちゃんの火星って「誰とも違う器用さが好き(多少ぶっ飛んでても)」という奥底の叫びに思えるんですよね。
種市先輩は「土木潜水」という100mの海にも潜れる特殊技術を持ち、やがて寿司職人を目指す。
あのぶっ飛んだ潜水服姿にアキちゃんの胸は撃ち抜かれた。
それらの潜在性も自分の中に本当はあるもの。
「ある」って自分の奥底でわかってるから、未来の自分みたいに感じられる可能性に惹かれるんじゃないかと、そう見えるんですよね。
ヒロシじゃちょっと地味すぎるわけで…アキちゃんにとってね…
実際、のんちゃんの創作性やセンスもすごいですよね。
誰とも違うことを自分の手で作って自分で愛するという表現は、私も火星牡牛だからかまぶしく映ります。ヒロシ(小池徹平)太陽山羊座
金星(自分の中の女性性・出会う女性):山羊座
アスペクト:太陽・海王星と合、火星・冥王星とセクスタイル火星(自分の中の男性性・出会う男性):蠍座
アスペクト:冥王星と合、太陽・金星とセクスタイルそんなヒロシが好きな女性は山羊座というわけで、いわば「真面目に働く子」「すごく一生懸命な子」「地元で頑張る子」
まだ何も開花してなかったアキちゃんのひたむきさに惹かれるわけがわかります。私は再放送で改めてヒロシの魅力って地味な先見性だなと思ってて、それも金星太陽海王星の合で表されてるような気がします。
あの日海に落ちたアキちゃんにすごい可能性を感じて即惹かれたんじゃないでしょうかね。
しかも金星は「縁のある女性」ということで、思えば妹のユイも、元アナウンサーの母もスター性が備わってる。
だから一見、「事務員」が好きなヒロシではあるけれど、栗原ちゃんとの交際に踏み切れないのもわかる。
だからこそアキちゃんにはいつまでも北三陸にいてほしかったけど、アキちゃんの双子座金星は山羊座という枠には収まらなかったと思うんだな…
しかしヒロシ自身の潜在性もやっぱすごくて、このあともずーっと北三陸の振興・復興にダイレクトに関わるんですよ。自分がまさに「地元で頑張る男」として輝きを放つわけですね。ヒロシとアキちゃんがどうもちぐはぐなのは、ヒロシの蠍火星がモロ恋愛臭を放つからとも思う。
金星双子、火星乙女のアキちゃんの恋愛観はもっと中性的な感じだろうから。種市先輩(福士蒼汰)太陽双子座
金星(自分の中の女性性・出会う女性):牡羊座
アスペクト:水星とセクスタイル、天王星・海王星とスクエア、冥王星と150度火星(自分の中の男性性・出会う男性):獅子座
アスペクト:ノンアスペクトそんな種市先輩の恋愛観は「単純明快ドラマチック」という感じかなと。
女心がまったくわかんない。それがヒロシと大きく違うとこ。
ヒロシは女性に対して常に微細な気遣いがありますから。
ユイはそんなヒロシを兄に持つからか、鈍感な種市先輩に「はぁ〜!?」と怒りを隠さない。
種市先輩がユイと大接近したのは、まさにユイが自分に怒りをぶつけてきた日。
牡羊金星は怒る人を引き寄せるのです。
しかもわりとぶっ飛んだ金星なので、「怒り爆発女子…嫌いじゃない(ポッ)」みたいになるんでしょうね。
思えばアキとの関係が進展するようになったのも、吹っ切れたアキが種市先輩に愚痴ったりアドバイスに怒ったり感情が開いてから。
北三陸時代の「デートしてけろ」ってニヤつく天野はどうもタイプじゃなかったというか。あんなにカッコいい種市先輩がどうもおバカっぽく見えるのは、火星がノンアスペクトだからじゃないだろうか。しかも獅子。
クドカンはそういう男性性を見逃さないと思う。なぜなら宮藤さんも火星獅子だから。
宮藤さんはノンアスじゃないけど獅子座0度の火星。
男性性をコメディーとして描くクセみたいなのがあるんでしょうね。
なんの根拠もなく自信満々な男性がたくさん出てきて、おバカな言動もするけど、明るい方へ向かう馬力みたいのがかっこよく描かれることが多い。
だって種市先輩が寿司職人を目指すって荒唐無稽だろと思うけど、「職人」であればアキちゃんには輝いて映るのかも。
やっぱお似合いですね…ユイ(橋本愛)太陽山羊座
金星(自分の中の女性性・出会う女性):水瓶座
アスペクト:ノンアスペクト火星(自分の中の男性性・出会う男性):水瓶座
アスペクト:水星天王星と合、冥王星とセクスタイル、海王星とオーブ広め合(7度)そんなおバカっぽい先輩を、本来好きになるわけもない山羊座ユイちゃん。
この人は自分にとってどうプラスになるか?という計算が働きそうな賢さと冷静さがある。
しかしそんなユイちゃんの金星はなんと水瓶ノンアスペクト!
金星期のユイちゃんも結構アレなんですよね…
ま、出てくる人全員アレですが、虎視眈々と「東京での成功」を目指すユイちゃんの金星期には定まりにくさがあるというか、むしろ水瓶という不動性に忠実になるしか道がない運命性というか。
誰にも連れ出してもらえない陸の孤島感は確かにあるなぁと感じました。アキちゃんとは太陽がぴったりオポジションなのです。
だからか、アキと出会ってからユイの運命も激しく回り出した。
ミス北鉄になったり、食レポやったり、潮騒のメモリーズで有名人になっちゃって。
でも水瓶ノンアスというのは、「引き離す」という天王星的な要素も強く出ちゃうかもですね。
種市先輩との遠距離恋愛に胸を躍らせたのも、金星獅子の種市先輩がオポジション的に運命を回してくれそうと潜在的に感じたのかもしれない。
それはやっぱ恋愛感情とかじゃなかったんだろうな。
山羊的な計算がどうしても働くから、利用っぽくなっちゃったんじゃないかなと。
勤務地羽田、社員寮お台場。
東京の最もキラキラしたところへ行ける口実!それに火星まで天王星と合なんですよね。
「孤」とか「離」の状態を引き寄せやすい運命性はあると思う。
もちろん水瓶的「仲間活動」に没頭する金星期とも言えるんだけど。
地元から離れて最先端の都市に行きたい!
これがユイちゃんの奥底の叫びとしても、太陽山羊なのでなんだかんだ地元にいる。
また橋本さんの太陽が海王星と合、土星とセクスタイルなのでユイちゃんは地元のカリスマになりやすそうですよね〜。
あのドラマで水口だけがユイちゃんを受け止めてくれそうな冷静さがあった。
松田龍平さんの牡牛太陽は橋本さんの太陽金星とトラインだし、松田さんの金星は橋本さんの木星とオポジション。
東京行き画策が失敗した2人はまるで駆け落ちカップルのようでしたよ。
でも金星が双子/蟹の境目である水口は、わりと俗っぽい個性が好きなんじゃないかと思う。
ユイちゃんがもし東京に来ても、水口じゃうまくプロデュースできなかったんじゃないかなぁって。星の上には自分の運命性があるにはある。
星通りに生きてないってことはなく、なんだかんだ・どうであっても、今も未来も星通り。
それがなんなのかわからなくてもがくとき、胸かき立てられる対象者に自分の何かが投影されてるんじゃないでしょうかね。
自分を無個性と思う自分が、キラキラした人を好きになったとして。
無個性なんかじゃないことを奥底の自分は知っているんだと思う。
自分を「いい人」の部屋に閉じ込めたままにしておけば、その室内で出してほしくて暴れる攻撃性が誰かに投影されるのかもしれない。
「離婚しようよ」は、政治家と俳優夫婦の物語だけど、お互いの立場なりに抑制しなきゃいけないことがすごく多いんですよね。
まだ2話しか見てないけど、その抑制から解き放たれたら元さやになったりするのかな。 -
火星的アプローチ・金星的愛情
今も「ひらり」の再放送を見てますが、姉のみのりは竜太先生と別れて、小林という医者から熱烈アプローチを受けている。
小林は交際すっ飛ばして「わての嫁はんになってくれ。はよ、”うん”と言ってほしい」としつこい。
みのりは「竜太先生は手も握ってくれなかった…」「私に魅力がないんだわ…」と小林の前でもウジウジ。
自分にまっすぐ来てくれる小林となら幸せになれそうと心は揺れるんだけど、やっぱり自分は小林なんて好きじゃないように思ったりする…
恋に悩める女性の永遠のテーマっぽいですが、迫ってくれる男=自分を愛してくれる誠実な男、みたいにみのりが思うのはちょっと危険じゃないかなと思うんですよね。でも強く迫ってほしい願望は今も多くの女性の中にありそう。
好きな人ができたときどんなふうにアプローチするか?というのは、「その人はそういう方法をとる」というだけで、思いの深さとはちょっと違うと思うんですよね。
誠実そうに見えるとしても、「慎重派」という性格的なことだろうし。「好き!」「手に入れたい!」と思ったときの、目的への行動スタイルは火星に表れるんじゃないかなと。
というわけで4区分別に火星的アプローチ法を連ねてみます。
火星座火星(牡羊・獅子・射手)
…とにかく情熱的。牡羊と射手はスピーディー。獅子はムーディー。
下心はあんま隠さない。地星座火星(牡牛・乙女・山羊)
…一見事務的・ビジネス調。牡牛と山羊は地味に強引。乙女は少し卑屈。
下心は戦略的ににじませる。風星座火星(双子・天秤・水瓶)
…限りなく友達的。双子と水瓶はマニアックトーク作戦。天秤はかっこつける。
下心全然ないアピールが必死。水星座火星(蟹・蠍・魚)
…家族的オープンハート。蟹は家や近所に呼ぶ。蠍と魚は距離が激チカ。
下心は可愛らしく出す。
男女どちらにも当てはまるように書いてみましたが、男性から自分に向かってくるその度合いの強弱に悩む女性はとても多そうです。
例えば風星座火星の男性が気になってるとして、「自分のことが好きならもっと情熱的になるはず。男ってそうなはず!」だから脈がないんだ…友達みたいだし…と落ち込むのはもったいない。
火星双子でも「いつ行く?どうする?」って前のめりな人はいるだろうけど、火星座や水星座火星と比べると熱さや密着度がイマイチなんだよなぁぁという分かりにくさはある。逆に火星座と水星座火星は、気持ちがライトな段階でも距離詰めてくるので「私にこんなに本気!?」と思われやすい。
地星座火星はさすが歩みは遅いけど「確かさ」を求めるので、「もしかしてこっち見てた?目が合ったよね?」みたいな分かりやすさはありそうなんですよね。相手をすごく観察してそうだから(極力自分が傷つかないため)
いずれも不動宮はそこまでスピーディーじゃないかもですね。
獅子は情熱的かもだけど、ガンガン詰めるというより状況を温めるのに時間かけそうだし。
蠍はムーディーだけど、即・下心につなげたいわけじゃなく、自分のキャラをさらけ出してから…という順番は大事にしそう。
水瓶は交際まではスピーディーかもですが、結婚となると自分が納得するまで心は動かないでしょうね。だからといって「愛されてない!!」と嘆くのはもったいないし、私もその手の失敗あるなぁ〜。
火星不動宮は「相手次第」とかってならないんですよ。
水星座や柔軟宮みたいに、「いいよ〜」「そだねー」とはなりにくい。
かといって「そだねー」と愛情の濃さは別。
愛情の濃さと「尊重」もちょっと違うかなと。
水星座や牡牛座は「好きだ好きだ好きだ」となりやすいけど、個人的な思いの濃厚さと「相手への愛」は必ずしもイコールにならない。
「愛」は〇〇座では語れないと思うんですよね…
少なくとも、勢いがあって距離が近い=愛が深い、ではない!
さらっとしててわかりにくい=愛が薄い、でもない!
とはいっても、好きじゃない人には距離詰めないでしょうから。
わかりにくいって罪ですよね…ただ、「愛されてるかも?」というのは金星でわかるかもしれない。
金星から「どんなものが好きでどんなふうに愛でるのか?」を見出してみます。火星座金星…自分を明るくしてくれるもの・人が好きで、愛情表現は率直まっすぐ。
地星座金星…自分を安心させてくれるもの・人が好きで、愛情表現は壊れないよう慎重尽くし型。
風星座金星…自分がおもしろいと思えるもの・人が好きで、愛情表現は飽きない程度にさらっと距離感。
水星座金星…自分を癒やしてくれるもの・人が好きで、愛情表現は献身的なミストシャワー。
風星座金星に距離とられてもそんな悲観することはなさそうですが、火星座・水星座金星になんの関心も向けられてない場合、何も始まってないだけかもしれません。
ただ地星座金星は愛情をひた隠しがちなので、わかりにくそう!
でもいきなりお菓子くれるなど「物」でなにがしかアピールしてきたり、「自分役に立ちます」アピールして、なんらかの評価待ちポーズとってくるかもしれません。めんどくせぇ。しかし恋愛が面倒くさいのは、「人としてこうすべきなんでしょ?」というのを太陽で装ったりするところ。
火星金星が濃厚なのに太陽風星座だと、「さらっとしとくのが人間関係なんでしょ?」とかやりやすい。
そのくせ染み付いた「べき」は月だったりもして。
物分かり良さそうな太陽・金星なのに、月が山羊だと自分ルールが確固としてたりとか。
愛情深そうな火星金星なのに、月が双子や水瓶だと濃厚時期も一瞬で終わりそう。あとずっと放置。熱さとかクールさで一喜一憂する恋愛って、楽しいかもだけどもったいないってやっぱ思う。
恋人だろうが家族だろうが、「愛」には同じものが通底する。
それは飼い猫も同じで、絶対傷つけないように心から配慮したり、怒らせるようなことなんてやったりしない。嫌がるならだっこもしない。
友達も同じ。恋愛も実家の家族も同じなのに、時代やカルチャーでへんにドラマチックに描かれすぎて、私も「この人は自分を好きなのか?」「もっと愛情表現してくれないのか?」ってことばかりが頭を占めた時間は長かった。
相手が自分を好きかどうか知るのは、実はそんな難しくないらしい。
もしかしたら、自分の愛情表現は相手に伝わってるか?最大限尊重できてるかってことをチェック&補正してみるだけでも、状況好転できるのかもしれません。
例えば地星座金星なら、あなたから安心感得られてますよ…って感謝表現できてるかな、とか。
金星乙女の自分はこの表現がとにかく苦手。でもそれじゃいけないんだってさ。 -
頑張れない恋愛
「頑張る/頑張れない」についてここんとこずっと書いてますね。
2023年の私のテーマだな。「あまちゃん」再放送見てると、アキちゃんの「何をどう頑張っていいかわからない」姿がすごくまぶしい。
とにかく頑張りたいんだよ、アキちゃんは。
でもどこにそのエネルギーを注げばいいかわからない。
わかるのはもう少し先。
潜水土木科の種市先輩と出会って、これだ!と。
海女も恋も頑張る道。
そのあとは東京でアイドルを頑張る道。
頑張りたくてしょうがない時期って、いいよね…10代、20代は誰しも何かしらを頑張りたい時期なのかな。
ただ小さい時から習い事とか親の期待に沿う頑張りをしてきた人は、20代ですでに燃え尽きるってこともありそう。
そういう人は30代で能動エネルギーがまた満ちるのかもしれない。
ずーーっと頑張ってきた自覚がある人だって、30代とか40後半でがくっときそう。
とりわけ火星期から木星期への移行時には(45歳ごろ)体力の変化もあるでしょうから。
でもそれは悪いことじゃない。「お疲れ様」のサインでもあると思う。しかし人がなぜ頑張るかというと、「その先の安定」を目標にするからじゃないかと思う。
「ここで頑張っとけばあと楽だから」というのをどこか体感で知って、あとは人生その繰り返し。
でも何度も頑張りたくないから、若くて体力あるうちにエネルギーをフルに使って、あとは細く長く惰性で生きていきたい。
もしくは燃え尽きない程度に細く長く頑張る。長距離走者のように。ここんとこ少子化の問題がメディアで大きく取り上げられてて、それ以前に非婚化をどうすべきかという論争にもなっている。
非正規社員がこれだけ増えちゃうと、結婚・子育てどころか自分1人が生きていくので精一杯。そんな若者が多い現状をどうしていきましょうかと。「早く結婚したい女性」「それどころじゃない男性」がいつでも象徴的に言われるけど、今読んでる1970年代の漫画「同棲時代」の今日子と次郎もそんな感じ。
令和に特徴的な男女というわけじゃない。私はね、女性がすぐ結婚を意識するのは「頑張る状況」から早く脱したいからじゃないかなって。
恋愛ってむちゃくちゃエネルギーを使う。
女ばっか頑張ってるわけじゃないだろうけど、でも女は出産や子育てを想定したり、プラスそれなりの家事&仕事両立というヘビーな頑張り期が控えてるので、恋愛ミッションなんて早くクリアしちゃいたいんですよ。一刻も早く。
結婚はゴールじゃないと言われて頭じゃわかってるつもりだけど、少なくとも「選ばれるためのエネルギー」からは解放される。
結婚しちゃえばこっちのもん。だって離婚にはもっとエネルギー使うから。・・なんて、結婚も離婚もわたしゃ知らんけど、女は人生のどこにどれくらいエネルギー費やすかを潜在的にわかっているんだと思う。
しかも今は誰しもがあんま頑張りたくない倍速時代なので、早く!とっとと!という気持ちとマッチングアプリがマッチするのも、なんかわかるな。
だけどマッチしたらしたで、自分のためにどれだけ頑張ってくれるか?を愛情のバロメーターにしたりする。それは違うんでない?と中年は思う。だってみんな疲れきっている。
恋愛だって楽にできたなら…。そんな双方の願望が非頑張り主導権争いに発展したりもする。最近よく見る記事で、「女子アナがプロ野球選手を選ばなくなったワケ」というのがあるけど、今じゃ女子アナも頑張りたくないんだと思う。
自分の人生頑張るので精一杯で、夫の選手活動や休息タイムなどを全面的にサポートするなんて「もう時代じゃねぇよ」という声が聞こえるような聞こえないような。
一般男性という名の富豪と結婚した方が絶対楽だよね・・男性だって恋愛という金のかかる時代をさっさと終えたいはず。
そんで仕事だけに邁進して、帰ったら整った部屋で家族とあったかい鍋なんてつついたあと満たされた夜を過ごしたいだろうけど、今じゃそうはいかない。
そうはいかないってこともないかもだけど、今じゃ同じくらい疲れてる妻が料理もして部屋も整えて、夜も甘く過ごす、わきゃないんじゃないの?疲れてんだから。
こういうミスマッチも非婚化とつながってたりするのかな。まぁ、頑張らなくても癒やしのあるカップルもたくさんいるでしょうね。
とはいっても頑張り屋はこの世にとても多い。
でも人ってそんな頑張り続けられるもんじゃないと思う。「私はもう頑張れない」ということを、無理する前に訴えられる相手がいて、その人が「おうよ」と受け入れてくれるポーズに身を委ねられる関係性ならどんなにいいでしょうね。
今の・2023年の私は、頑張りを要求してくる相手からは離れた方がいい、とすら思ってる。
それは恋人だけじゃなく、家族とかそれなりに親しい間柄全般。
しかし!!
頑張り無くして関係の安定や継続なんてことありうるんだろうか・・結婚してない私の素朴な疑問。
「いや、やっぱ頑張りは必要なんスよ…」ってことなら、結婚したくない人は増えていくと思う。
時代や政治が大きく影響していると思うけど、とにかく現代人は恋愛にたどり着く以前に頑張りすぎちゃってるんじゃないだろか。勉強・運動・内申点、学歴のこと、人間関係、容姿。
頑張ってるのに増えないお金、親からの期待。
夢に近づくための頑張り。自分の頑張りが足りないからと思っちゃう頑張り。
そんな自分を見出して認めて支えてもらいたい恋愛。
選ばれたくて支払い。
働かなきゃならない暮らし。何より自分が恋愛すら頑張りたくない人間なのかもしれない。
この人を笑わせるために、この人から面白いことを引き出すために、ある日の自分はすごく頑張った。
家に着いたらその疲労度はすさまじく、あれ、恋愛ってこんなんだっけかなと。
手応えとも関係してると思う。
自分が納得いく手応えを感じるまでどうしても頑張ってしまうから。
ぐったり疲れきった湯船の中、脳裏に相手の笑顔がいくつも浮かんだ時、ああ自分は引き出せてた…よくやったなと思うけど、幸福感と同じくらいすりきれてる何か。
もう頑張れない。そう思ったら、もうやめるしかないんだろうか。
そんなとき、前だったら結婚が頭をよぎっていた。
まったく現実味のない、ただ結婚というワードに込められた冷凍保存的に偉大な安定性への期待ゆえ。
相手と現実的にどうとかでもない、ただ逃げ場所設定に近い。
逃げたって頑張りから解放されるわけじゃないだろうけど、ひたすら安住の地を私はいつまで求めるだろうね。「私、結婚したらもっと頑張るよ」って言っちゃう人の行く先はデスロードじゃないかい。
「ひらり」のみのりが今そんな感じ。折れるからやめとけって。
昔の私もそんなんだった。
今は、頑張りたくないなら結婚はやめとけと思う。
でも頑張らなくていい恋愛・結婚・愛の構築ができたら、いいよね・・私の周りは頑張ってる人が多くて。
だって自分さえ我慢すれば円満だからと。
この「自分さえ我慢すれば」を聞くたびに、涙が出そうにつらくなる。
命に直結する部分の摩耗を勝手に感じ取ってしまうから。
それをいつまで続けるの?とはとても問えない。「頑張らない関係性構築法」をあんま頑張らずに模索してみようかな。暇だし。
頑張らなくても最大限の尊重でもって楽に付き合える相手。
でもそれって結局ともだちなんかなぁ。
-
ホロスコープから浮かぶ恋愛
なんと!!
みのり姉ちゃんが竜太先生と付き合うことになりましたね!!朝ドラ再放送「ひらり」の話。
驚いた…
片思いをこじらせまくった挙句、トンデモ行動で竜太先生に迫ったみのりの成就は私も諦めてたから…ひらりに「私も竜太先生が好き!」と堂々打ち明けたみのりには泣けてくるほどでしたが、その後お互いけん制し合いつつ、勝負に出たのはみのりのほう。
家族には「1週間の研修合宿」と偽って竜太先生の診療所に押しかけ、「私と一緒に暮らしてください!それまで帰りません!」と抱きつき、告白・プロポーズ・抱いて宣言という体当たり行動。竜太先生もびっくりして「バカな女が俺は嫌いだ!バカなことをするな!」と強い口調で激怒。
「勝手にしろ!」と診療所を後にしてもみのりは本当に診療所に泊まり込み、程なく力士の急患でひらりに見つかってしまう。それどころか町じゅうの噂に。
父親にも「なんて恥さらしで非礼なことをしたんだ!」と激怒され、みのりも「この町にもう居られない…町を出るわ…」と一人暮らしの決意。しかし、みのりの一連の行動は恥どころか「てぇしたもんだ」と下町人情を突き動かし、みのりと竜太先生を何とかくっつけてやろう!という応援団までできるわ、竜太先生もみのりの決意に揺り動かされ、「俺と付き合わないか?」とまさかの交際申し込みとっ!
その夜のみのり、めちゃきれいでしたよねぇ、ドラマとはいえ、幸せオーラがすごかった。と、興奮のままにあらすじを書き立ててしまいました。
河合隼雄先生の本を読んだり夢分析を続けているうちに、出会う人は自分の内側の投影なのかなと思うようになった。
自分で自分と向き合うより相手に投影した方がずっと簡単で、すごく好きになったり嫌いになったりする感情も、本当は全部自分に放たれてるものじゃないかと。とはいっても恋愛はやはり特別で、「占星術において男女関係は宇宙が生み出した効率的なエネルギー交換システム」ということを松村潔先生もおっしゃってます。
「男性性、女性性という根源的な宇宙原理が働く恋愛は、太陽系のエネルギー運行システムにおいてなくてはならないもの」と!ということで、「ひらり」を例に、投影を意識して星を読んでみます。
ドラマの話だけど、不思議に役者の「らしさ」や運勢とのリンクを感じるんですよね。
もちろんドラマなのでかなり「寄せて」読むことになります。まず、みのりこと鍵本景子さん(1992年当時23歳・金星期)
恋愛を見るときの星を抜き出してみます。金星(自分の女性性・恋愛中の自分):魚座
アスペクト:火星とトライン、海王星とスクエア火星(自分の中の男性性・出会う男性):蠍座
アスペクト:金星とトライン、水星とスクエア金星を見て「みのりっぽい」と思ったのはやっぱ海王星とのスクエアですよね。
魚座だけで夢見がち傾向なのに、海王星とスクエアとは!
妄想がすごい。
太陽ー土星スクエアもあるので、良い妄想もネガティブな妄想も、ジェットコースターのように激しい。
でもなんたって魚座金星の子です。美しさが備わってる。
外見だけじゃなく、醸し出す女性としての説得力があるはずで、ちょっとめかし込めば「女優さんみたい」と言われるみのり。火星とトラインというのは、「恋愛がうまくいきやすい」というざっくりした読みをされがちですが、「身の丈に合った男性と恋愛関係になる」とかじゃないかなと思ったりします。あと恋愛関係がそんな刺激的じゃない。自分にさほど刺激をもたらさない相手。
次、火星。みのりの中の男性性や出会う男性像は蠍的な人。
渡辺いっけいさんがまさに太陽蠍座なんですよね。
みのりも竜太先生を諦めないしつこさとか粘り強さ、押しかけ女房作戦とか、いざとなると戦闘態勢な恋愛スタイルは蠍っぽいと言えるのかもです。
好きになる男性タイプもまた、「身の丈感」がある人と思いますよ。またこの火星は水瓶水星とスクエアで、なかなか口撃性がある。
本当はみのりの中にこういうキツさがあるはずだけど、外に投影するほどに本当にグサリ言われたりする。
「バカな女は嫌いだ!」と言われたみのりですが、そういうキツい言葉を言わせたのはみのりなんですよ。
そういう言葉を引き出す行動をしてしまいがちということ。次にみのりの結婚観を見てみます。
太陽(夫像・父親像):山羊座
アスペクト:牡羊土星とスクエア月(結婚した後の自分・母親像):獅子か乙女
アスペクト:土星とトライン、海王星とスクエアみのりの特徴的なエピソードとして、高校生のときから10年ずーっと父親と朝、家を出ると。
お父さんっ子ともいえます。
伊武雅刀さん演じるお父さんがまた山羊っぽいし土星スクエアっぽい。
堅物な銀行マンだし、いかにもな昭和の父親でよく怒鳴ってます。
でもみのりも、結婚とはそういう真面目な人と真面目な生活をするものと思ってる。
そんでまた、いっけいさんも太陽ー土星スクエアなんですよ。だから父親と重ねてる面もあるでしょうね。みのりは月も海王星とスクエアでしたか!
土星とトラインなので「あたし、尽くす妻に向いてると思うのよ」という自信は確かだと思う。
家事とか料理とか得意らしい。
でもやっぱ夢見がちなんかなぁ。夢見のスケールがちょっとでかそう。
あのこじらせを思うと月は乙女っぽいけど、獅子だったら「自分」にすごく焦点を当てるため、お姫様願望という理想と現実にがっかりすることはありそうです。
みのりは、「相手にどう思われるか?」ということばかり考えるとこが、相手となかなか足並み揃えられないちぐはぐ感と思うんですよね…だから獅子っぽい気もします。でもなんたって土星トラインなので、夢を見てても「なんだかんだこんなもんよね」という日常に戻る。
これはまんま、みのりの母親像です。
みのりの母も「退屈な日々」から脱したくて、実はワンルームマンションでこっそり一人暮らし中。
あの部屋で過ごす少女のような伊東ゆかりさんも可愛らしい。この放送時、鍵本さんのプログレス月が蟹座を運行中でした。
これはやっぱ結婚したくなりますよね・・
自分には穏やかなアスペクトしかないと思ってても、トランジットに火をつけられれば「以前の自分じゃない」ような感情が湧いたり突飛な行動をしたりするのです。次にひらり・石田ひかりさんを読んでみます。
1992年当時20歳・金星期金星(自分の女性性・恋愛中の自分):蟹座
アスペクト:月とトライン、火星とコンジャンクション、木星とオポジション、冥王星とオーブ広めスクエア火星(自分の中の男性性・出会う男性):蟹座
アスペクト:月とトライン、金星とコンジャンクション、木星とオポジション、冥王星とオーブ広めスクエアひらりは金星と火星がくっついてますが、一応女性性としてまず金星を読むと、納得!と思ったのがやっぱ木星とのオポジション。
なんたってポジティブ!負ける気がしない。ひらりはそういうキャラです。
ここが自己肯定感の低いみのりとの大きな違い。ただ金星期でもある石田さん。
25歳までは、そんな明るさに横槍を入れようとする強烈冥王星的キャラと対峙することも避けられないのでは?と。
金星を「仕事」として見るならすみれさんの存在にも思えます。
あと、おかみも母親も銀ちゃんまで、みんなみのりの恋を応援しているややこしい事態も金星ー冥王星スクエアっぽい。自分じゃどうにもできない運命性。ただそういうクラッシュ体験を経てこそ、火星的な男性性が芽生えるのかもしれません。
ドラマでもしょっちゅう「竜太先生に助けてもらおーっと!」とちゃっかり言ってますね。
「俺は助けない。自分でやれ」とか言われてひらりの木星オポな目論見はあっさりつぶされますが、でもギリギリのギリギリですくい上げてくれるような「真に信じられる」人が理想のタイプでもあり、ひらり自身がそういう人でもあるし、出会った男性によって大きく変容する体験はありそうです。
もうできなーい!とかサジ投げる言動は多いけど、なんだかんだ夢を叶えそうな底力は感じられますよね。次、結婚観。
太陽(夫像・父親像):双子座
アスペクト:土星とコンジャンクション、海王星とオポジション、冥王星とトライン月(結婚した後の自分・母親像):天秤か蠍
アスペクト:金星火星とトライン、木星とセクスタイルひらりも太陽と土星にアスペクトがあるので、なんだかんだ地に足ついた父親みたいな人を夫にしたいんでしょうね。竜太先生も10歳上だし。
でも海王星や冥王星という外惑星と強いアスペクトがあるので、力士みたいに戦いながら上り詰めていく人もよさそう。
ひらりは自分がこうでありたい像を力士に投影しながら、毎朝稽古を見に行くのかもしれません。女は力士になれないしね・・
ってか結婚したら夫は成功者になるのかも。
ちなみに石田さんの夫は「あまちゃん」プロデューサーの方です。ひらりはまた結婚してもポジティブで楽しそう。たくさんの人と明るく関わっていくんでしょうね。
まさに相撲部屋のおかみみたい。
池内淳子さん演じるおかみは「もう1人の母親」と言われてますが、伊東四朗さんとの夫婦像もひらりの理想でもありそう。この2人から愛される渡辺いっけいさんのホロもライトに読んでみます。
1992年当時30歳・太陽期金星(自分の女性性・恋愛中の自分):蠍座
アスペクト:木星とスクエア火星(自分の中の男性性・出会う男性):獅子座
アスペクト:太陽海王星とスクエア、土星とオポジション、ヘッドとコンジャンクションリアルタイムで「ひらり」を見ていた高校時代、いっけいさんはすごくおじさんに見えたんですよね。30歳だったのに。
なぜこの人を姉妹で取り合うのかとんと理解できなかったあのころですが、今見ると魅力的ですね!
適度に挫折感のあるお医者さん。そんな竜太先生は「いい女と付き合いたい」と言う。ずいぶんざっくりしてます。
そこは金星ー木星スクエアっぽくもあり、しかも女を語るときなぜか上から目線なとこも「っぽい」んですよね。
そしたら火星も獅子と。
アスペクトも豊富だし、竜太先生の謎の自信満々さにも納得です。
土星とオポなので基本努力家とは思うし、海王星とのスクエアやヘッドの影響ででもともとすごい存在感もありそう。フェアなオレ様という感じがします。結婚観です。
太陽(結婚した後の自分・父親像):蠍座
アスペクト:火星とスクエア、木星とトライン、土星とスクエア、天王星とセクスタイル、海王星とオーブ広めコンジャンクション月(妻像・母親像):天秤
アスペクト:水星とコンジャンクション自信満々なオレのはずなのに、土星にへし折られる。
竜太先生のストーリーはそういうとこから始まってます。
大学病院に残りたかったのに、下町の診療所を託された挫折感と怒り。
しかしその土星的ストーリーがまんまと土星姉妹に火をつけたわけで。
最初やる気なかったけど、徐々に真剣になり町の信頼を得る。
時には朝稽古に力士の無茶を監視しに来る。この入り込み方も蠍座っぽいです。そんな竜太先生は恋愛観はざっくりしてても、嫁にしたいタイプは細かいのです。
「オレに尽くす女がいい」「でも、ただ尽くすだけじゃダメ」「おもしろい話題ができる女がい」「結果的にオレを転がしてほしい」
うるせーなって話ですが、みのりは必死にそれらをメモる。
ただ、月のアスペクトはあっさりなんですよね。
天秤座だし、恋人も嫁もざっくり「いい女」ってことで。
竜太先生はおかみのことを「いい女」とよく言ってますが、水星とくっついてるので教え子みたいに若い子と確かに縁がありそう。それってひらりじゃん!と。
しかもよくしゃべる女性を妻にすると思いますよ。
実際、いっけいさんの奥様は声優のお仕事をされていたそうです。竜太先生とみのりが成就して、私がちょっと残念に思ったのは一人暮らしを撤回したこと。
しかも40万の前金を支払い済みだったのに。
お父さんは激怒。そりゃそうだ!
お母さんは「これで竜太先生と順調に行くなら安いもんよ」と。
住む予定だった物件は大田区なので、両国からだと遠いけどさ。
やっぱ時代だよな〜と思った。バブル直後ならではの。
40万を「投資」と思えちゃうなんてさ。
そういえば、ほぼ専業主婦のお母さんもワンルーム借りれるほどのお金があるんだから、贅沢な時代だったんだ。でも仕事まで辞めると言っていたみのり。
すべてを刷新して新しく始める!と意気込んでたなら、引っ越しか転職どっちかは果たしてほしかった。
なんか、そんなんでいいのかよ!って思っちゃって。男に選ばれてめでたしめでたし…ってさぁ。
たぶん、月ー海王星スクエアのみのりは潜在的に「自分には何か大きな可能性がある」ことを感じてるんだと思う。
でもあの時代の社会性じゃ自分への焦点の当て方がわからない。
「医者と結婚」、しかも「妹から奪う!」という激しい可能性に身を投じたい!と焦る気持ちを思うと泣けてきます。何かしたいけど何ができそうかわからないんだよ。
このあとみのりが自分で大きな可能性を選択できれば何よりです。少し前のひらりとみのりの立場はまるで逆転し、ひらりはお姉ちゃんを応援せざるを得なくなって苦しみが募る。
その上これからは、少し遅く帰ってくるお姉ちゃん、幸せそうなお姉ちゃんをすぐ近くで見るんでしょうよ。
早速1回目のデート前に下着を新調してたからな、みのり!
「さすがに1回目はないと思うよ・・」というひらりの苦言に、「で、でも!3回までにキスもなかったらその男とは別れた方がいいんだって!」って、また何のマニュアル・・早速不穏なものが漂います。相性を簡単に見るには女性の金星と男性の火星。
みのりの金星は魚で夢みがち、竜太先生の火星はエネルギッシュで忙しそう。
あなたの夢を応援したいわって歩み寄るみのりとしても、獅子の火星はあんま足並み揃えない。キミは?というより自分を熱く語る。
みのりも聞き上手だろうけど、海王星とのスクエアで期待が膨らみすぎ、あたしなんて…と思ってしまうかも。魚座と獅子座、それぞれの視線がちぐはぐで、それをほかの星でカバーできるとこがあればいいですけどね。みのりの火星は水星スクエアはあるけど金星トラインを思うと、基本、わかりやすい人が合うんだとは思う。
ひらりの男性観には「んもぅ!」というがっかり感が内包されつつ、男には大きな夢を追ってほしい人でもありそうなので、男の勝手さに耐性があるホロには見えるんですよね。恋愛は金星・火星、太陽・月だけじゃなく、もっと全体を見てわかるものもたくさんあります。
翌日の放送では、みのりの同僚が「付き合うのやめたら?」と進言してた。
なぜ!!わかるけど…
あの時代、こういう余計なノイズに本当に悩まされました。
みのりの土星的ネガティブな予感が同僚に投影されたということでもあるでしょうか。
母親にも同僚にも「取り立てておもしろくない女」と言われてたし。どんだけ…
このへんを克服しないとみのりは真に幸せになれないのかな。
私も太陽土星だから、わかるわかる…と思うとこがたくさんある。「ひらり」は放送時間変わりましたね。どのくらいの人が見てるんでしょう・・
今、フジでは「眠れる森」も再放送されてます。
昔のドラマの方がワクワクした気持ちになれるんですよね。