安室奈美恵「告白」
NHK放送の 安室奈美恵「告白」見ました。
本当にドラマティックな人生ですね、安室ちゃん。
今聴く「Don't wanna cry」とか、涙が出るほどのドラマティックさ!!
小室哲哉プロデュースが終わったころの安室ちゃん。
人気もずいぶん落ち着いてきてしまい、これからどうしよう…って悩んでた日々。
こうすべきか、どうすべきか、べきべき…。
「SUITE CHIC」という、安室奈美恵という名前を前面に出さずに、いろんな人と音楽を作るその作業から思い出された「楽しむということ」
そこから迷いが取り払われて、「こうやりたい!」がどんどん湧いてきて、それが結果的に今の人気確立につながる新しいドアが開いた。
そこでインタビュアー・秀島史香さんの問い。
秀:でもその新しいドアは自分で真っ暗な中探しに行って、これじゃないか?って開けに行ったドアなわけですよね?
安:いや・・開けに行ったドアはことごとく外れだったんですよ。
どこ開けても当たりはなかった、その時は。
この返しの謙虚さ!っていうのにも感動したけど、「ことごとく外れだった」ってその時の自身の選択をそう捉えていたこと。
その勇気というのか、「ダメだったんですよ」って認めることのむしろ強さというか。
安室ちゃんってやっぱりすごいんだって泣けてきました。
そのあと流れた「Baby Don't Cry」!!
そうだからBaby悲しまないで
考えても分んない時もあるって
散々でも前に続く道のどこかに
望みはあるから
雨の朝でも
(Baby don't cry)
愛が消えそうでも
(Baby don't cry)
一人になんてしないから
愛が消えそうでも・・・
安室ちゃんの愛もまた、見つめてきたよなぁ。
だからこそ感じる詞の切なさ。
40歳にもなれば、もう本当にいろんな悲しみ。
安室ちゃんの「心」がこもってるってすごく感じる。
そして安室ちゃんのまじめさがひしひし伝わったとこも。
「目の前にある単純なことを分厚い高い壁にしてしまうという難儀な性格だなって思いながら…」
「(MCをしなくなったのは)20公演とか毎年ある中で、今年はこの地域のこと、何食べたとかどう話そう?自分のエピソードにしたって20個もネタがない…」
秀島さんも「安室さん、まじめ~!」って言ってた。
安室ちゃんのホロスコープ

安室ちゃんは金星と土星がコンジャンクションなのですね。
土星は高い壁を作るんですよ…。
金星期(16~25歳ごろ)、遊びたい年頃に安室ちゃんは、険しい道を歩むってことを腹に決めたのかな。
誰よりも自分が軽さを許せないだろうから。
ファンのことを語る安室ちゃんは、大きなお母さんのようでした。
現在火星期のその火星が蟹座だからかなぁ。
その火星が木星とコンジャンクション。
しかも天秤冥王星ドラゴンヘッドとスクエア。
「ファン」ったってただのファンじゃない。
そのチケットを取りたくたって取れない人も膨大にいるファンの数。
意識はいつでも膨大な人に向いていた、そんな人生だった安室ちゃん。
だけどもしかしたら、安室ちゃんもファンのこと「大いなる何か」みたいに大きく感じてくれてるのかもしれない。
デビュー20周年のあとに決めたのは「25周年での引退」。
そこからは、「引退に向けての5年」として見据えて企画したパフォーマンスだった。
1年40都市100公演にして、できるだけ多くの日本のファンに楽しんでもらう・お礼を言いに行く。
傷ついてつらかったときに支えてくれたのはファンだから。
私はSNSとか自分で発信したりしないのに、何も言わない私に対して
「あたしたちここにいるから、あんたはステージで頑張んなさい」
ってファンが言ってくれてるのを感じたんですよ。
何も言わない私に対して…
泣ける・・
ファンは不思議とわかるのですよね。
受け止めてくれてるってこと。
安室ちゃんは若い頃から「いつか引退する」ってことをわりとシビアに考えてたようで。
「一生やる仕事ではないなと」
乙女座の安室ちゃん。
入社前から「手に職」とか資格のこと考える手堅いOLみたいでもあった。
だからなのか、自分の未来はこれからまだまだ明るく続いていくよ!って先ももう見えてそう。
それがとてもよかったです。
悲壮感の安室ちゃんでは全然なかった。
思った以上に明るくて頼もしい。
「楽しむ」「好きなことやってたらもうワクワクして!」
自分にとってのヒントでもあったんです。
「MCやんなくてもいいよね?」
ウフフ・・・って感じの安室ちゃん、めちゃ可愛かったですね。
心にひっかかるものはいっそのこと取り除いて。
好きなことだらけにしてみたら、そっちのほうがとってもいいみたい!!
っていう成功体験を、安室ちゃんから学んだ気がした。
スターでありながら、どこかほっとするような地道な生き方とか、ずーっとフルで感動・胸いっぱいの安室ちゃん「告白」でした。

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